日本を代表する自動車メーカーであるトヨタ自動車が半導体不足を理由に日本での新車生産計画の減産を発表しました。
トヨタが減産を行う時期は2022年4月~7月の間とのことです。
トヨタのスポークスマンの発表によると、トヨタは半導体不足を考慮した下方修正計画を組んでいました。
しかし、思うように半導体不足が解消されないため、4月に20%、5月に10%、そして6月に5%の更なる減産を計画するようです。
トヨタは半導体の供給が続く限り生産を続けることで、2022年に1100万台の生産を見込んでいます。
とは言え、半導体の供給量は今後も回復の見込みはなく、むしろ悪化する可能性も示唆されています。
今回は、トヨタ自動車が日本でも行うことになった新車生産の減産が引き起こす原因となった半導体不足が悪化する理由と、更なる納車遅延が引き起こす今後の日本の自動車市場について考えてみます。
トヨタの電気自動車「bZ4X」リコールにより一時的に販売停止!納期は未定?
トヨタの新車生産遅延で受注停止になる車種も続出!
トヨタは半導体部品供給不足により、著しい新車の生産遅延が発生しており、受注停止になる車種が出ています。
TwitterなどのSNSを見てみると、当初の納車予定から大きな乖離が発生していることが確認できます。
しかも度重なる納車延期や急な受注停止の発表によって、注文しているユーザーは勿論のこと、販売店の営業スタッフもメーカーに対して不満の声を上げているようです。
2021年8月に14年ぶりにフルモデルチェンジを果たした「ランドクルーザー」の納期はあっと言う間に4年以上になり、現在は生産の目途が立たないため受注停止となっています。
超人気ミニバン「アルファード」では、納期が2023年5月に予定しているフルモデルチェンジの発表時期を超える恐れがあるため、急遽受注停止となってしまいました。
トヨタの代名詞ともいえるカローラから派生したSUVモデル「カローラクロス」、特にハイブリッドモデルに関しては、生産の目途が立たないため2023年9月以降まで受注出来ない状況になっています。
満を持して発表した電気自動車「bZ4X」はリコールが判明し、原因究明と改善対策のため現在は受注停止されています。
最早、納期云々ではなく、そもそも注文できない車が次々と増えている印象です。
さらに、人気SUVモデル「ハリアー」は、今後一部マイナーチェンジが入るため、現在のバックオーダー分の生産を全てキャンセルし、全て改良モデルの生産開始待ちとなりました。
よって、「ハリアー」の納期は、改良新型モデルの生産が開始されてからとなるため、今注文しても納期は少なくとも6カ月以上~1年程度必要になるとこと。
さらに、改良新型「ハリアー」では価格改定による値上がりが発生するため、契約時の価格よりも高い価格になるようです。
販売店の営業スタッフも急にメーカーから受注停止や納期不回答などの回答が下りてくるため、戦々恐々としている様子が見られます。
2022年7月15日に大々的に発表された新型「クラウンシリーズ」ですが、生産は2022年秋以降から開始されるとアナウンスされています。
しかしながら、2022年中にどのくらいの生産台数を予定しているのかはまったく不明な状況です。
実際に販売店の営業スタッフも新型クラウンが本当に10月から生産されるのか怪しい。納期は不明です。と話していました。
もちろんトヨタも好きで減産しているわけではないし、新型車の発表は大いに結構です。
しかしながら、まずは現在抱えている莫大なバックオーダーを解決することにも一生懸命取り組んでもらいと思います。
【2022年7月最新】トヨタ車の新車納期の目途はどのくらい?
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トヨタを減産に追い込んだ半導体不足が悪化する理由
画像引用元:carscoops
そもそもトヨタを新車減産に追い込んだ理由は、日本や東南アジアにおいてコロナ禍による経済活動の停止や出勤制限による部品供給不足です。
そこにさらに追い打ちをかける様に、ネオンガスの供給不足による更なる半導体部品の不足に陥る可能性が出てきました。
ネオンガスは半導体製造に使用されるレーザーに必要なガスなのですが、そのネオンガスの世界供給量の約70%はウクライナとロシアなのです。
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻によって、ウクライナは通常の生活すらままならない状態が続いています。
ロシアに関しては、世界中からの経済制裁や企業撤退など経済生活が危ない状態になります。
そんなウクライナとロシアがネオンガスを供給し続けるのは難しいと言わざるを得ないでしょう。
当然ながら、半導体製造に欠かせないレーザーに使用するネオンガスが手に入らなければ、半導体の製造は出来ません。
よって、自動車製造に欠かせない半導体不足は悪化の一途を辿る可能性が高いというわけです。
車の制御の要となるECUをはじめ、ナビゲーションシステムや様々なコンピューターデバイスは半導体の製造が出来なければ作ることも出来ません。
ようやくコロナ禍による半導体不足が解消されようとしているタイミングで、半導体製造に必要なガスの70%を供給する重要国に争いが生じてしまいました。
今後、半導体製造は通常時の7割も減少することになるので、更なる生産遅延に拍車がかかるかもしれません。
トヨタ自動車が国内7工場11ラインの稼働一時停止を発表!遅延するモデルは何?
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新車の生産遅延により中古車の買取価格が高騰!
画像引用元:carscoops
メーカーによる新車減産と大幅な遅延により、日本の自動車市場では中古車の価格高騰が発生しています。
更なる半導体不足によって新車が生産されない状態は2025年頃まで続くと予想されています。
そうなれば、注目されるのはもうすでに走っている中古車ですよね。
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日本の自動車市場は中古車の売買が活発になっていることから、愛車の高額査定を獲得するチャンスと言えます。
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