トヨタが「ヤリスクロス」サイズの新型EVを発表!2024年前半に欧州市場で発売予定!

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トヨタ新型EV「アーバンSUVコンセプト」

トヨタ自動車は2023年12月4日に2台の新型電気自動車(EV)のコンセプトモデルを公表し、欧州市場で発売する計画であることを発表しました。

公開された2台のコンセプトモデルは「アーバンSUVコンセプト」と「スポーツクロスオーバーコンセプト」は2025年までに市場導入する予定とのこと。

今回は「アーバンSUVコンセプト」について紹介します。

画像引用元&ソース:Toyota Europe

目次

「ヤリスクロス」サイズの新型EV

トヨタ新型EV「アーバンSUVコンセプト」

Toyota Europe Newroomによると「アーバンSUVコンセプト」のサイズは全長4300mm×全幅1820mm×全高1620mmと発表されています。

「アーバンSUVコンセプト」サイズ比較
参照元:トヨタ
モデルヤリスクロスカローラクロス
全長4185mm4490mm
全幅1765mm1825mm
全長1580mm1620mm

「アーバンSUVコンセプト」のサイズ感はトヨタの人気SUV「ヤリスクロス」より少し大きく、「カローラクロス」よりも少しコンパクトという魅力的なサイズとなっています。

BEV専用プラットフォームの採用で、「アーバンSUVコンセプト」の室内の広さは「カローラクロス」を上回るとみられています。

トヨタの製品責任者であるアンドレア・カルッチ氏がAutocarに語ったことによると、「アーバンSUVコンセプト」に採用されるモーター出力などは非公開だが、前輪駆動モデルと四輪駆動モデルが用意されるということです。

さらにバッテリーも2タイプ用意される予定であり、ロングレンジモデルの最大巡航可能距離は約400km程度を目指していると言っています。

「ヤリスクロス」のEVモデルという位置づけとなるかもしれない新型EV「アーバンSUVコンセプト」ですが、当然ながら「ヤリスクロス」よりは高額になるようです。

アンドレア・カルッチ氏によると、「アーバンSUVコンセプト」の販売価格は30,000£(約560万円)からになる可能性があると述べています。

「アーバンSUVコンセプト」は2024年前半に発売開始

トヨタ新型EV「アーバンSUVコンセプト」

トヨタ新型EV「アーバンSUVコンセプト」は2024年前半に欧州で発売が開始される予定です。

トヨタ自動車は2026年までに6車種のEV専用モデルを導入する計画を明らかにしており、新型EV「アーバンSUVコンセプト」はその計画の第一弾モデルとなることになります。

2024年前半に市場投入ということは、「アーバンSUVコンセプト」の市販モデルの開発はすでに大詰めを迎えている段階に入っていると思って間違いないでしょう。

つまり、トヨタ自動車が今回公表した「アーバンSUVコンセプト」のデザインは市販モデルにかなり近い可能性があります。

2024年に日本でも人気のあるコンパクトSUV「ヤリスクロス」のマイナーチェンジが予定されていますが、デザイン変更は軽微なものに留められています。

正直なところ次期新型「ヤリスクロス」は、「アーバンSUVコンセプト」のようなデザインにして欲しいと思いました。

トヨタが新たに市場に投入する新型EV「アーバンSUVコンセプト」ですが、残念ながら2024年に発売されるのは欧州市場のみとアナウンスされています。

いつか日本でも発売されると思いますが、どんなに早くとも「アーバンSUVコンセプト」の市販モデルの日本導入は2025年以降になることは覚悟した方が良いですね。

「アーバンSUVコンセプト」デザイン

トヨタ新型EV「アーバンSUVコンセプト」

トヨタ自動車が公開した新型EV「アーバンSUVコンセプト」のデザインを詳しく見てみましょう。

新型「プリウス」をはじめ、新型「クラウン」などにも採用されているトヨタの新しいデザイン意匠である「ハンマーヘッドデザイン」が採用されています。

強烈なインパクトを放つ「ハンマーヘッドデザイン」に負けない力強いプレスラインがボディ全体に採用されていることも分かります。

また、EVの特徴である「グリルレス(グリルが無い)」デザインも新鮮です。

トヨタ新型EV「アーバンSUVコンセプト」

自慢の「ハンマーヘッドデザイン」には複数セグメントのLEDがデザインされています。

複数セグメントのLEDはおそらくウインカーをシーケンシャルにするために採用された可能性があります。

グラフィックの真下に配置されたヘッドライトユニットは新型「プリウス」のような単眼ではなく、3眼ユニットが確認できます。

トヨタ新型EV「アーバンSUVコンセプト」

フロントバンパーの左右にデザインされた縦スリットの中にもLEDが採用されています。

真横に力強く伸びるグラフィックと合わさることでスポーツカー並みのワイド感とSUVの高さを表現したと思われます。

シンプルでありながら、強い存在感を演出しているデザインです。

「アーバンSUVコンセプト」のサイドデザインは、

タイヤアーチやサイドシルのデザイン、リアフェンダーの上がり方やバックドアの面積と角度に至るまで、「ヤリスクロス」を連想させるデザインになっているような気がします。

日本仕様の「ヤリスクロス」のデザインを「アーバンSUVコンセプト」のデザインに統一してもいいのではないかと思うレベルです。

「アーバンSUVコンセプト」のフロントドアグリップはフラッシュサーフェイス化され、リアドアグリップはサッシに配置されているなど、空気抵抗を考慮したデザインとなっています。

リアフェンダーに採用されたオーバーフェンダー風の力強いデザインが目を引きますね。

トヨタ新型EV「アーバンSUVコンセプト」

「アーバンSUVコンセプト」のリアデザインでは、トレンドである「横一文字テールライト」が採用されています。

SUVとは思えないような大型ディフューザーがデザインされているので、とてもスポーティな印象を受けます。

ここでもリアフェンダーのエッジの利いたプレスラインがいい仕事をしています。

トヨタ新型EV「アーバンSUVコンセプト」

「アーバンSUVコンセプト」のテールライトグラフィックはヘッドライトユニットにもあった複数セグメントのLEDと統一されたデザインが採用されています。

テールライトの外側には光ファイバーで構成されたユニークなデザインが新型「アーバンSUVコンセプト」のアイデンティティになっています。

テールライトユニットにウインカーとバックライトが見当たらないので、別の場所に配置されているのか、色を変化させて点灯させるのか興味をそそりますね。

今回トヨタ自動車が公開した新型EV「アーバンSUVコンセプト」はあくまでもコンパクトモデルなので、市販モデルでは様々な変更が加えられることでしょう。

「ハンマーヘッドデザイン」をはじめ、ボディ形状やプレスラインは概ねそのまま採用されると思われます。

複数セグメントLEDユニットはもしかすると見直され、新型「プリウス」のユニットを共有するなどして、量産モデルへと仕上げられる可能性もあります。

トヨタ自動車は電気自動車の開発と販売にはあまり力を入れていないように見えましたが、全くそんなことはありませんでしたね。

2024年以降、トヨタ自動車は積極的なEV開発と発表を行っていくことが確認されました。

今回の「アーバンSUVコンセプト」は欧州市場で発売となるため、日本ではしばらくの間見ることは出来ません。

日本でも「bZ4X」に続くトヨタの電気自動車が走る姿を見れるようになることを願っています。

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この記事を書いた人

クルマ好きが高じて自動車業界に就職。国産ディーラーと高級輸入車ディーラーの営業マンとして15年以上従事し、合計1000台以上の新車・中古車の販売に携わりました。クルマが大好きな自動車営業マンが大好きな自動車に関するのお役立ち情報や最新モデルの情報を独自の観点から発信しています。

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