2023年8月にワールドプレミアされ、世界中で話題となった新型「ランクル250」の発売が始まろうとしています。
世界各国で順次発売が発表されている新型「ランクル250」ですが、日本では2024年前半とアナウンスされており、首を長くして待っている方も多いことでしょう。
そんな注目度と人気の高い新型「ランクル250」の購入方法に関しては、様々な憶測が流れています。
今回は、新型「ランクル250」の購入方法について考えてみました。
新型「ランクル250」の購入方法はローンとリースのみ！
新型「ランクル250」の購入方法は自動車ローンの利用した販売に限定される可能性が極めて高いと予想します。
つまり、現金一括購入が出来ない可能性があるということです。
新型「ランクル250」の購入方法を自動車ローンとリースに限定する理由は「所有権留保」による転売対策に他ありません。
自動車の購入方法は大きく分けて「自動車ローン」「リース契約」、そして「現金一括」の3つがあります。
「自動車ローン」の場合は「所有権留保」といって、車検証の所有者は「ローン会社」もしくは「販売会社」となります。
これは自動車ローンで車両を担保にお金を借りている状態にある為、ローンが全額完済（返済）されない限りは自由に車の売り買い（名義変更）出来なくするというものです。
「リース契約」の場合はお金ではなく車を借りていることになるので車検証の所有者は「リース会社」となり、「自動車ローン」と同様に車両を自由に売り買いすることは出来きません。
新型「ランクル250」の購入方法に関しても、この「所有権留保」による制限が必須になる可能性が高いと思います。
一方で、「現金一括」の場合は車検証の所有者は購入者本人の名義になるため、いつ手放そうが誰も文句も言いません。
新型「ランクル300」の現金購入者に対して、「1年以内に転売しませんという誓約書」を取り交わしていました。
残念ながらその効果は十分ではなかったようで、新型「ランクル300」の発売直後にもかかわらず、中古車市場において新車価格2倍以上の金額で売買されていた事実があります。
現在は一時期よりは落ち着いたとはいえ、それでも新車価格（510～800万円）よりも高い価格（950～1270万円）で販売されています。
誓約書に話を戻すと、誓約書は販売店と購入者の間で取り交わされるものなのです。
たとえ違反したとしても、今後購入した販売店から車を購入できない（出禁）をくらう程度の罰になると思われます。
普通だと困りますが、そもそも転売目的の購入者からするれば出禁なんて取るに足らないことでしょうね。
トヨタの販売店としても新型「ランクル250」が発売されれば、新型「ランクル300」以上に転売による利益を得ようとする購入者に対処する必要があります。
だからこそ、新型「ランクル250」の最も効果的な転売防止対策として、自由に売買できないようにするために「ローン」や「リース」を利用した「所有権留保」という苦肉の策を行うと予想します。
トヨタ自動車は新型「ランクル250」が不当な転売行為による過剰な受注と価格破壊が起こらないように、全国のトヨタの販売店に抑止努力を強いていると思います。
よって販売店によっては、新型「ランクル250」の購入方法は様々な対応がとられると思います。
販売店によっては、新型「ランクル250」の現金一括購入できるかもしれません。
しかしながら、販売会社の「所有権留保」が最低1年、もしくは、3年という条件付きでの販売となる可能性もあります。
もしかすると誓約書で購入可能な販売店もあるかもしれませんが、ほとんどの販売店では「ローン」もしくは「リース」の利用をお願いされると思っておいた方が良いでしょう。
厳重な転売防止対策を敢行！
新型「ランクル250」の購入に関して、トヨタ（販売店）が購入方法を限定しなければならない理由は転売問題に他ありません。
転売し大儲けしようとする心無きユーザーがいることが問題になっています。
有名な話でいくと、新車価格800万円の新型「ランクル300」が2000万円で買い取られ、中古車として2950万円で売られていたことがありました。
新型「アルファード」でも新車価格850万円の車がオークションで2300万円で落札されたという話も聞いたことがあります。
転売し大儲けする購入者と、新車価格の2～3倍の金額を払って中古車店から購入するユーザーという異常な状態となっています。
まぁ、新車価格の何倍も支払ってもすぐ乗れるから幸せと思うユーザーもいるかもしれませんが、決して健全な買い方ではありません。
このように新車を転売目的で購入する人の抑止の為に仕方なく行われる厳重な転売防止対策が「ローンとリースによる所有権留保」というわけです。
これまで自動車を現金一括で買い続けてきたオーナーは自分の車の名義が他人になっていることに納得できないことかもしれません。
しかし、これも悪質な転売を防ぐためと思ってぜひ前向きに協力してください。
新型「ランクル250」は兄貴分である「ランクル300」の発表時よりもすでに注目が集まっています。
実際に筆者もトヨタ販売店に勤める知人に新型「ランクル250」の購入を打診したのですが、一切コネは通じないと一蹴されました。
すでに多数の保有客から問い合わせを受けているようで、一見さんに販売している枠の余裕なんてないのかもしれません。
新型「ランクル250」のような注目度の高い人気車になれば、速攻で大量のバックオーダー（生産待ち）を抱えて、納期が長期化することが簡単に予想できます。
新型「ランクル250」の発売後に大手中古車検索サイトに法外な価格で売られている新型「ランクル250」が掲載されていないことを切に願っています。
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