

アメリカに本社を置く「テスラモーター(以下:テスラ)」は、韓国の最大手電子メーカー「サムスン電子(以下:サムスン)」とテスラ車用のカメラユニットの供給契約を締結したと発表しました。
その契約額は40億ドル、日本円(1ドル=134円)で約5360億円と言われています。
サムスンから供給を受けるカメラユニットは、テスラ車の自動運転システムに採用される重要部品です。
サムスンのカメラユニットにすることでテスラ車はどう変わるのか考えてみました。
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サムスンのカメラユニットで画質が4倍に?
テスラ車には車の周りを囲うように8台のカメラユニットが装備されています。
現在テスラ車に採用されているカメラユニットは、韓国のLGインテック社のカメラの画素数は推定120万ピクセル。
そして今後新たにサムスンから供給を受けるカメラユニットの画素数は、最大で500万ピクセルに達成する可能性があるようです。
4倍の高画質化が達成されれば、さらに精度の高い自動運転システムの構築が可能となることは言うまでもありません。
テスラの自動運転システムは、基本的にカメラからの情報を基に構築されます。
よって、高性能カメラの存在はテスラにとって必要不可欠です。
そんなテスラの自動運転システムの要ともいえるカメラの画素数が4倍になるのであれば、テスラにとってこれほどうれしいことは無いでしょう。
実は、テスラとサムスンが手を組むのは初めてではありません。
2021年9月、サムスンはテスラの次世代のフル自動運転4.0チップの供給のための契約を結んでいます。
テスラの良くも悪くも自社開発商品の採用に拘らない姿勢は、より良いものをより良いところから引っ張ってくることが出来ます。
テスラはフットワークの軽さを武器に、他の自動車メーカーの追従を許さない勢いでこれからもまだまだ成長しそうです。
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ソニーとホンダに続く一致団結が必要!
画像引用元:ホンダ技研工業株式会社
テスラのように適材適所で供給契約を結ぶことは必要です。
最近では「ソニー」と「ホンダ」が電気自動車分野において提携に向けて合意したと発表しました。
そして2022年中の新会社設立を目指します。
ソニーは「ビジョン」というコンセプト電気自動車を発表するなど、電気自動車市場への参入に積極的です。
プラットフォーム開発は「ソニー」が行い、製造を「ホンダ」が行うようなイメージのようです。
今こそ「ソニー」と「ホンダ」に続く、日本企業の一致団結が必要な気がします。
ただでさえ、日本の電気自動車普及率は先進国で最低となっています。
正直、個々の自動車メーカーが努力しても、限界があるでしょう。
もし、日本の自動車メーカーが手を組めば技術力はもとより、圧倒的な資金と開発力を手に入れることが出来ます。
日本で電気自動車が普及するまでという期限付きでもいいので、手を組んだら面白いことになるでしょうね。
新車の生産遅延による今後の日本の自動車市場は?
画像引用元:carscoops
メーカーによる新車減産と大幅な遅延により、今後の日本の自動車市場では中古車が中心となる可能性があります。
更なる半導体不足によって新車が生産されない状態が続くと、当然注目されるのはもうすでに走っている中古車ですよね。
実際に中古車の査定・買取額が大幅に上昇しているケースが見受けられるようです。
最早、新車を買える人は複数台の車を所有する資金力といつまでも待てる時間がある人に限られてくるでしょう。
今の状態が快方に向かうまでに少なくとも1~2年ほどかかるとみられます。
つまり、当面の間では日本の自動車市場は中古車の売買が活発になると予想されます。
今乗っている車を手放そうと思っている人には逆にチャンスと言えます。
通常時なら買取額が良くても5万円の車が、今なら10万円、もしくは、15万円の値が付くかもしれません。
もしあなたが今乗っている車を手放そうかどうか悩んでいるのであれば一度あなたの愛車の査定をすることをお勧めします。
査定結果を見て、納得すれば手放して現金化すればいいし、納得しなければ乗り続ければいいだけです。
今は買取相場が上がっているので、あなたが想像している以上の買取額が提示されるかもしれませんよ。
買取査定レビューしているのでぜひ参考にしてください。