トヨタは海外専用の大型SUVである「4Runner(以下:4ランナー)」のフルモデルチェンジを予定しています。
トヨタ「4ランナー」は日本ではあまりなじみのないクルマかもしれませんが、世界中で大変人気のあるトヨタ車の一つです。
トヨタ「4ランナー」は日本で「ハイラックスサーフ」という名称で2009年8月まで発売されていました。
日本では最後のモデルとなった4代目「ハイラックスサーフ」は、超人気SUV「ランドクルーザープラド」と同じプラットフォームを使用した兄弟車でした。
5代目に進化する際に「4ランナー」と名称を新たに海外専用モデルになりました。
そんな海外専用の大型SUV「4ランナー」がフルモデルチェンジの情報と日本発売(再導入)の可能性について考えてみましょう。
トヨタ新型「4ランナー」の発表は2024年5月頃?
トヨタ新型「4ランナー」のワールドプレミア(世界初公開)は2024年5月頃になると予想されています。
現行モデルである5代目「4ランナー」は軽度なマイナーチェンジを積み重ねてはいるものの、2009年の誕生以降ほとんどその姿を変えていません。
2023年現在ですでに14年という年月が経過している息の長いモデルとなっています。
海外の自動車メディア「carscoops」でも新型「4ランナー」のフルモデルチェンジ情報をつかんでおり、発表はほぼ確実視されているようです。
また、米国トヨタの関係者が新型「4ランナー」の生産は早ければ2024年7月から開始する計画を立てているという情報があると報じています。
必然的に、トヨタ新型「4ランナー」の発表は、生産予定の2024年7月より前となる2024年5月頃に行われ、2024年後半~2025年初旬に発売されると予想されています。
トヨタ新型「4ランナー」予想CG
画像引用元:4runner6g.com
海外の4ランナー専用サイト「4runner6g.com」によって作成された新型「4ランナー」の完成予想CGです。(トヨタによる公式なものではありません)
米国トヨタの関係者の証言に基づいて作成された新型「4ランナー」完成予想CGですが、トヨタ「タコマ」からインスパイアされたデザインとなっています。
トヨタ「タコマ」は北米で販売されている人気のピックアップトラックです。
新型「4ランナー」には「タコマ」に採用された最新の意匠と機能を取り入れて進化するという情報があるようです。
ワイド+ハニカムパターンのグリルとヘッドライトの下に垂直に伸びるバンパーインテイクデザインなどが力強さとワイルド感を演出しています。
新型「4ランナー」のプラットフォームには米国トヨタの最上級SUVである「セコイア」、そして新型「ランクル250」にも使用している「TNGA-Fアーキテクチャ(ラダーフレームシャシー」が採用される可能性が高いとみられています。
そのせいかどうかはわかりませんが、角張ったボクシーなフォルムと筋肉質なフェンダーアーチが印象的な仕上がりになっています。
トヨタ新型「4ランナー」完成予想CGのリアですが、レクサス新型「GX」に引っ張られたデザインが表現されています。
世界的に左右が繋がった横一文字のテールライトデザインが主流になっているので、新型「4ランナー」にも横長のテールライトデザインが採用される可能性はあると思います。
トヨタ新型「4ランナー」日本発売の可能性は?
トヨタ新型「4ランナー」の日本発売の可能性は極めて低いと思われます。
トヨタが日本市場に導入、及び、今後導入予定のSUVのラインアップを確認しましょう。
トヨタのSUVラインアップ |
センチュリーSUV (2023年9月発売) |
ランドクルーザー300 |
ランドクルーザー250 (2024年3月発売) |
ランドクルーザープラド |
クラウンスポーツ (2023年11月発売) |
クラウンエステート (2024年2月発売) |
ハリアー |
RAV4 |
カローラクロス |
ヤリスクロス |
ライズ |
参照元:トヨタSUV
トヨタのラインアップを確認しても新型「4ランナー」が入る隙がないと思います。
唯一可能だとすれば「ランドクルーザープラド」の枠ですが、新型「4ランナー」のボディサイズを考慮しても難しいでしょう。
残念ですが、新型「4ランナー」を日本で乗りたい場合には、引き続き並行輸入車として購入する方法しかないかもしれません。
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