トヨタ新型「タコマ」北米で発売開始!8つのグレードの価格と違いは?

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トヨタ新型「タコマ」

トヨタ「タコマ」はトヨタの海外専用車なので多くの日本人にはあまり知られていない中型ピックアップトラックです。

トヨタ「タコマ」は北米の中型ピックアップトラック市場において絶大な人気を誇っています。

そんな「タコマ」が次世代モデルへと進化したことにより、「ランドクルーザー300」と同じプラットフォームとなる「TNGA-F」が採用され注目が集まっています。

この記事では、北米で販売が開始された新型「タコマ」の8つのグレード構成と販売価格、そして、それぞれの違いを調べてみました。

画像引用元&ソース:トヨタUSA

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目次

トヨタ新型「タコマ」8つのグレードの新車価格

トヨタ新型タコマ8つのグレード画像引用元:米国トヨタ

トヨタ新型「タコマ」は「SR」「SR5」「TRD PreRunner」「TRD Sport」「TRD Off-Road」「Limited」「Trailhunter」「TRD Pro」の8つのグレードで構成されています。

全8グレードの新車価格は次の通りです。(1ドル=145円で計算)

グレード 販売価格 日本円
SR 31,500ドル 約456万円
SR5 36,200ドル 約525万円
TRD PreRunner 38,100ドル 約552万円
TRD Sport 39,400ドル 約571万円
TRD Off-road 41,800ドル 約606万円
Limited 52,100ドル 約755万円
Trailhunter Coming Soon
TRD Pro Coming Soon

トヨタ新型「タコマ」の新車価格は日本円で約456万円~約755万円で設定されています。

2023年12月時点では「Trailhunter」と「TRD Pro」の価格は公表されていませんが、約800万円前後になると予想されます。

紹介したトヨタ新型「タコマ」の新車価格は、オプションを含まない車両本体価格として参考にしてください。

ちなみに、日本で唯一販売されているピックアップトラックであるトヨタ「ハイラックス」の価格は約407万円~です。

トヨタ新型「タコマ」のエントリーモデル「SR」の価格が約456万円なので、やはり割高な価格設定となっています。

トヨタ新型「タコマ」のサイズは、全長541cm(213インチ)×全幅195cm(76.9インチ)×全高187cm(73.9インチ)なので、「ハイラック」よりも全長が5cm長く、全幅が10cm広く、全高が7cm高いサイズとなります。

「ハイラックス」よりも大きい車が好きなユーザーからすると魅力的な大きさでしょう。

残念ながら、2023年12月現在ではトヨタ新型「タコマ」の日本導入に関しては一切アナウンスされていません。

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トヨタ新型「タコマ」8つのグレードの違い

トヨタ新型「タコマ」にラインアップされている8つのグレードの違いを見てみましょう。

グレードは「SR」「SR5」「TRD PreRunner」「TRD Sport」「TRD Off-Road」「Limited」「Trailhunter」「TRD Pro」の順番に紹介します。

「SR」

トヨタ新型タコマSR

トヨタ新型「タコマ」のエントリーモデル「SR」です。

新型「タコマ」のエクステリアデザインは、フラッグシップモデルである「タンドラ」に準ずる最新のデザイン意匠が採用されています。

「SR」はエントリーモデルでありながらフェンダーはボディ同色に塗装されているので、仕事車という印象はあまり受けません。

しかし、ロアグリル周辺は未塗装の樹脂パーツのオンパレードであり、デイタイムランニングライトなどの素敵な装備は採用されていません。

パワートレインは、2.4ℓ直列4気筒ターボガソリンエンジンとダブルキャブにi-FORCE2.4ℓ直列4気筒ターボガソリンエンジンが採用されています。

トランスミッションは8速オートマなのですが、6速マニュアルトランスミッションも選択可能です。

インテリアには8インチマルチメディアディスプレイが標準装備されます。

SR5

トヨタ新型タコマSR5

トヨタ新型「タコマ」の「SR5」です。

「SR5」はエントリーモデル「SR」をベースに、デイライトをはじめ、メッキや塗装パーツを増やしたモデルになります。

リアサスペンションは「SR」のリーフスプリング式サスペンションに代わり、マルチリンクリアサスペンション(ダブルキャブ)が採用されるなど乗り心地の向上が図られています。

パワートレインは、278馬力を発生するi-FORCE2.4ℓ直列4気筒ターボガソリンエンジンが採用されています。

もし日本で新型「タコマ」が導入されるのであれば、「SR5」がエントリーモデルになると思います。

TRD PreRunner

トヨタ新型タコマTRDPreRunner

トヨタ新型「タコマ」の「TRD PreRunner」です。

2ドア2シーター仕様の玄人向けのモデルとなります。

「SR」と「SR5」とは打って変わり、急にオフロード要素が強くなった印象を受けます。

まず、グリルにはスポーティなハニカムメッシュデザインが採用されています。

前後に採用されたブラックのフェンダーカバーによって、新型「タコマ」の無骨な力強さを感じさせてくれるデザインとなっています。

ブラックに塗装された専用17インチアルミホイールも似合っています。

「TRD PreRunner」には電子ロック式リアディファレンシャルが採用されているので、本格的な悪路走行にも対応できる仕様となっています。

ちなみに、「PreRunner(プレランナー)」とは、ラリーやオフロードで使用される路面を試合前に走るテスト車両に用いられている名称です。

過酷な路面状況でも安定した走りを提供するという強い意志が込められたグレードかもしれません。

TRD Sport

トヨタ新型タコマTRDSport

トヨタ新型「タコマ」の「TRD Sport」です。

「PreRunner」にも採用されているハニカムメッシュグリルが採用されています。

ボンネットには空気を取り入れるダクトが追加されたことで、力強さを演出しています。

パワートレインはi-FORCE2.4ℓ直列4気筒ターボガソリンエンジンのほかに、トヨタ次世代パワートレインとなるi-FORCE MAX 2.4L 4気筒ターボガソリンエンジンも用意されています。

i-FORCE MAXは、エンジンとトランスミッションの間に48馬力のモーターを採用したトヨタの次世代ハイブリッドシステムです。

システム最高出力は326馬力にも達するパワフルなユニットが選択可能です。

「TRD Sport」という名称なだけあって、足回りにはTRDがチューニングしたツインチューブショックが採用されています。

ピックアップトラックである程度のスポーツ走行を楽しみたいユーザーには嬉しいグレードとなります。

TRD Off-Road

トヨタ新型タコマTRDOffRoad

トヨタ新型「タコマ」の「TRD Off-Road」です。

「TRD Sport」をベースに悪路走破性に特化したチューニングが施されたグレードになります。

エクステリアデザインに関しては、ハニカムメッシュグリルやデイライトの装備はもちろんのこと、フロントバンパー下に配置されていたカバーが撤去されています。

これにより、最低地上高とアプローチアングル(進入角度)に余裕が生まれるため、悪路走行に特化した実力を発揮します。

走行状況に応じて、左右のスタビライザーを切り離すことが可能な「電子制御スタビライザー」が搭載されています。

圧倒的なトラクションの高さによる悪路走破性の高さは「Off-Road」という名称通りのグレードです。

搭載されるパワートレインは、i-FORCE2.4ℓ直列4気筒ターボガソリンエンジンと次世代ハイブリッドシステムであるi-FORCE MAXが選択です。

ちなみに、6速マニュアルトランスミッションも選択可能なので、腕に覚えがあるユーザーには喉から手が出るほど魅力的なモデルになるかもしれません。

Limited

トヨタ新型タコマTRDLimited

トヨタ新型「タコマ」の「Limited」です。

「Limited」になると、グリルやロアバンパー、ドアミラーカバーにドアハンドルなどにクロームパーツが増えます。

トラックに高級感を求めるのもどうかと思いますが、アメリカでは重要なファクターになっています。

「Limited」に採用されているアルミホイールは18インチへとインチアップされ、テールゲートも挟み込み防止機構が付いた電動ゲートが採用されています。

パワートレインは「TRD Off-road」と同様に、i-FORCEとi-FORCE MAXが選択可能となっています。

もし日本で新型「タコマ」が発売されるとしたら「Limited」が導入される可能性が高いと思います。

Trailhunter

トヨタ新型タコマTrailhunter

トヨタ新型「タコマ」の「Trailhunter」です。

「Trailhunter」は、人の手が加わっていない荒野や山などで道や手がかりを意味する「Trail」と、狩人を意味する「hunter」を組み合わせた名称です。

まさに「道なき道を進むことが出来るモデル」ということですね。

「TRD Off-Road」のエクステリアに似ていますが、エンブレムとアルミホイールにはブロンズカラー採用され、差別化が図られています。

グリル中央にはLEDユニットで構成されたオレンジのデイライトが採用されています。

水深のある水たまりや川を走行するためのハイマウントエアインテークが標準で装備されているのも魅力的です。

荷台にはボディ剛性を向上させるロックレールが装備されており、本格的な悪路走破性が楽しめるヘビーデューティー仕様となっています。

パワートレインは、最高出力326馬力と630Nmの最大トルクを発生するトヨタの次世代パワートレイン「i-FORCE MAX」が搭載されます。

実際に道なき道を行くことはないかもしれませんが、無骨で力強い「Trailhunter」のデザインは大好きです。

TRD Pro

トヨタ新型タコマTRDPro

トヨタ新型「タコマ」の「TRD Pro」です。

「Pro」という名称通りに「TRD」によるフルコンプリートカーとなります。

グロスブラック18インチTRDホイールをはじめ、グロスブラックのフェンダーカバーやルーフなどの特別な仕様となっています。

グリル中央にはLEDユニットで構成されたデイライトが採用されています。

トヨタ新型タコマTRDPro

サスペンションにはTRD鍛造アルミアッパーコントロールアームが採用され、高い悪路走破性も兼ね備えています。

ボンネットにはスポーツカーさながらのダクトを備え、サイドには「TRD Pro」専用のプレートが装着されています。

赤い「TRD」ロゴが素敵なスキッドガードが、グロスブラックに塗装されたグリルやフェンダーと相まって魅力的なデザインとなっています。

「TRD Pro」に搭載されるパワートレインは、もちろん最高出力326馬力と630Nmの最大トルクを発生するトヨタの次世代パワートレイン「i-FORCE MAX」となります。

まさに「TRD Pro」はターマック(舗装道路)とグラベル(未舗装道路)を両立するわがまま仕様となっています。

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この記事を書いた人

クルマ好きが高じて自動車業界に就職。国産ディーラーと高級輸入車ディーラーの営業マンとして15年以上従事し、合計1000台以上の新車・中古車の販売に携わりました。クルマが大好きな自動車営業マンが大好きな自動車に関するのお役立ち情報や最新モデルの情報を独自の観点から発信しています。

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