ホンダは2023年12月に新型SUVモデルとなる「WR-V」を日本で正式発表する予定です。
ホンダ「WR-V」は完全新型モデルというわけではなく、すでにインドネシアで販売されている車名です。
なので、てっきりインドネシアで販売されている「WR-V」が逆輸入されるのかと思いきや、なんと2023年6月にインドで発表した「エベレイト」という車を「WR-V」として日本で発売するというトリッキーなことになっています。
今回はホンダが2023年12月に新たに日本への導入が発表された新型SUV逆輸入車「WR-V」をまとめてみました。
画像引用元:ホンダ「WR-V」
ホンダ新型「WR-V」サイズ
ホンダ新型「WR-V」のサイズを見てみましょう。
ホンダ新型「WR-V」サイズ | |
全長 | 4325mm |
全幅 | 1790mm |
全高 | 1650mm |
ホイールベース (WB) | 2650mm |
新型「WR-V」の全幅は179cmあるので日本では「3ナンバー」、つまり「普通車」になります。
『コンパクトSUVと言う割には「3ナンバー」ってコンパクトじゃないじゃないか!』と思うかもしれませんが、新型「WR-V」の全長は432cmに留められています。
新型「WR-V」のサイズをホンダのSUVモデルと比較してみましょう。
WR-V | ヴェゼル | ZR-V | |
全長 | 4325mm | 4330mm | 4570mm |
全幅 | 1790mm | 1790mm | 1840mm |
全高 | 1650mm | 1580mm | 1620mm |
WB | 2650mm | 2610mm | 2655mm |
新型「WR-V」の全幅と全長は「ヴェゼル」とほぼ同じサイズに設定されています。
「ZR-V」と比べると245mm短く設定されているので、取り回しは良さそうです。
新型「WR-V」のサイズをホンダを代表する「5ナンバー」コンパクトカーとも比較してみましょう。
WR-V | フィット | フリード | |
全長 | 4325mm | 3995mm | 4265mm |
全幅 | 1790mm | 1695mm | 1695mm |
全高 | 1650mm | 1515mm | 1710mm |
WB | 2650mm | 2530mm | 2740mm |
新型「WR-V」の全長は「フィット」よりも330mm長く、「フリード」よりも60mm長く設定してあります。
新型「WR-V」のホイールベースは「フィット」よりも120mmも広いということにちょっと驚きました。
ホンダ新型「WR-V」エンジンスペック
ホンダの発表によると、新型SUV「WR-V」のパワートレインは、1.5ℓの自然吸気ガソリンエンジンのみです。
i-VTEC技術を搭載したノンターボエンジンを採用するところがエンジン屋として名高いホンダらしいこだわりかも知れません。
日本仕様のスペックは公表されていませんが、インドで販売されている「エレベイト」のスペックは121馬力と145Nmのトルクを発生するようです。
燃費はCVTモデルで16.92km/リットルなので、飛びぬけて燃費が良いというわけではありませんね。
ちなみにホンダが「WR-V」にハイブリッドモデルを採用しない理由については、250万円以下の市場では7割超がガソリンモデルとなっており、ガソリンモデル拡販の余地があるからとのこと。
2023年11月16日に突如新型SUV「WR-V」が発表されて時を同じくして、ホンダの人気SUV「ヴェゼル」のガソリン(2WDのみ)の販売中止も明らかになりました。
「ヴェゼル」ガソリンモデル(4WD)の販売は継続しますが、ホンダは1.5ℓガソリンモデル(2WD)を「WR-V」に集約する方針を選びました。
そして、ガソリン(4WD)とハイブリッドモデルは「ヴェゼル」と「ZR-V」に任せることで棲み分けを行います。
ホンダ新型「WR-V」の価格は200万円前半!
2023年12月11日から先行予約が開始される新型「WR-V」のグレード構成と価格は以下の通りです。
新型「WR-V」グレード構成と車両本体価格(税込) | |
X | 2,098,800円 |
Z | 2,349,600円 |
Z+ | 2,489,300円 |
全てのグレードにおいて2WD(前輪駆動)のみのラインアップとなります。
新型「WR-V」よりも上位モデルである「ヴェゼル」の販売価格が300万円前後であることから、棲み分けはしっかりされている印象です。
ホンダ新型「WR-V」の最大のライバルとなるトヨタ「ヤリスクロス」の販売価格が200万円前後であることを考慮すると妥当な価格設定だと思います。
ホンダの新型コンパクトSUVである「WR-V」の発売により、「トヨタ・ヤリスクロス」「日産・キックス」「マツダ・CX-3」「スズキ・クロスビー」の熾烈は争いに一石を投じる存在になるかもしれません。
2023年12月20日にダイハツ工業株式会社による不正が発覚し国内外の全モデルの出荷停止が発表しました。
ダイハツの人気SUV「ロッキー」とトヨタ「ライズ」が事実上の販売停止となったことで、ホンダ新型SUV「WR-V」に乗り換えるユーザーが増えると予想しています。
ホンダ新型「WR-V」の日本発売は2023年12月、発売は2024年3月になる予定です。
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