2022年10月に一部改良が加えられた新型ハリアーが発表されました。
同月30日に新しく追加された「新型ハリアーPHEV」が発売されています。
新型ハリアーPHEVは、「プリウス」「RAV4」に続くPHEVモデルの第3弾として注目を集めています。
今回は、新型ハリアーPHEVのメリットとデメリットを元自動車営業マンの目線で勝手に語ってみたいと思います。
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新型ハリアーPHEVのメリット
トヨタ新型ハリアーPHEVのメリットを元自動車営業マンの目線で考えていました。
画像引用元：トヨタ自動車「ハリアー」
最大93kmのEV走行
新型ハリアーPHEVを購入するメリットの一つとして最大93kmのEV走行が可能である点は外せないでしょう。
新型ハリアーPHEVであれば、電気自動車のように自宅で充電した電気によって、1滴のガソリンも使用することなく移動が可能になります。
日々の買い物や送り迎え、さらには、片道20km程度の通勤であればガソリンスタンドに立ち寄ることすらなくなることでしょう。
「そう言えば、ガソリンスタンドってあったなぁ」なんて懐かしがることがあるかもしれません。
世界は自動車の電動化に大きく舵を切り、多くの自動車メーカーから電気自動車の開発と発表が行われています。
日本でも高速道路のPAや商業施設などで急速充電器を見かけたり、自宅にも普通充電器を設置できるようにしているところが増えているのも事実です。
少しずつではありますが、電気自動車に興味を持つユーザーさんも増えていると思います。
同時に、充電インフラやバッテリーの航続可能距離を懸念し、電気自動車に手を出せないユーザさんも多いことでしょう。
新型ハリアーPHEVであれば、自宅に設置した普通充電器を使用して電気自動車のようなガソリンとは無縁の生活をすることも可能です。
充電が無くなればガソリンエンジンによる稼働が可能なので、充電インフラや航続可能距離を心配せず好きな場所に行くことも出来ます。
電気自動車に興味があるけど、完全な電気自動車に心配なユーザーさんには新型ハリアーPHEVはおススメの1台だと思います。
圧倒的パワー
新型ハリアーPHEVを購入するメリットのは、ガソリンモデルには再現不可能な圧倒的パワーにあります。
新型ハリアーPHEVに採用されているエンジンは、最高出力177馬力と最大トルク219Nmを発生させる2.5ℓ直列4気筒レギュラーガソリンエンジンです。
このエンジンに組み合わされるのは、フロントに最高出力182馬力と最大トルク270Nmを発生させるモーターが1基。
そして、リアには最高出力54馬力と最大トルク121Nmを発生するモーターの1基から構成される「エンジン+2モーター」が採用されています。
これによりシステム最高出力は306馬力というパワフルなユニットに仕上がっています。
0-100kmの加速も6秒台で完了できるスポーツカー並みの俊足を実現しています。
燃費が良く、スポーツカー並みのパワーと加速力を両立する新型ハリアーPHEVはとても魅力的な車ではないでしょうか。
新型ハリアーPHEVのデメリット
トヨタ新型ハリアーPHEVのデメリットを元自動車営業マンの目線で考えてみました。
やはり販売価格が高い
新型ハリアーPHEVを購入するデメリットは、620万円という販売価格の高さではないでしょうか。
新型ハリアーのガソリンモデルの販売価格は321万円～、ハイブリッドモデルでも371万円～であることを考えると、新型ハリアーPHEVの価格はやはり高額な設定だと思います。
ちなみに、新型ハリアーPHEVと同じプラットフォームとパワーユニットを共有するRAV4 PHEVの販売価格は563万円です。
高級SUVをコンセプトとしているハリアーのブランド価値を考えれば、当然RAV4よりも高額な設定なるのは理解できますが、せめて600万円以下にして欲しかったというのが本音です。
正直なところ予算が620万円もあるなら、プレミアムブランドであるレクサスやメルセデスベンツ、BMWやアウディだって候補になる価格帯です。
新型ハリアーPHEVが620万円という高価格帯を超える性能と所有感をもたらしてくれることを期待しましょう。
車両重量が重い
新型ハリアーPHEVを購入するデメリットとして、車両重量が重いことを気にしています。
新型ハリアーPHEVの車両重量は2225kgという輸入車のフルサイズSUV並みの重量になっています。
車を構成するユニットで最も重い「エンジン」と「バッテリー」の両方を搭載しているのだから当然なんですけどね。
車両重量が重いことで懸念されるのはタイヤへの負担です。
車は「走る」「曲がる」「止まる」を行うことでタイヤに負担がかかります。
車の重さが重ければ重いほど、タイヤへの負担は大きくなります。
輸入車のアッパーミドルサイズSUVのほとんどが約1900～2000kgの重さなのですが、20000km前後の走行でタイヤの溝が心もとなくなってきます。
そして、25000km前後で交換が必要になるほどタイヤを酷使して走行しているのです。
つまり、車両重量が2225kgある新型ハリアーPHEVも25000km前後でタイヤ交換が必要になる可能性が極めて高いと思われます。
おそらく1回目の車検時にほとんどのユーザーさんがタイヤ交換を勧められることでしょう。
「PHEV＝エコ」であることは間違いありませんが、PHEVであるが故にタイヤ交換の周期が早まることも知っておいた方がよいでしょう。
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新型ハリアーPHEVって魅力的
自動車営業マンの目線で新型ハリアーPHEVのメリットとデメリットを考えてみましたが、新型ハリアーPHEVって魅力的な車であることは間違いありません。
トヨタ新型ハリアーの知性と品格を感じさせる研ぎ澄まされたエクステリアは、多くの人の目を釘付けにします。
新型ハリアーPHEVはトヨタの人気SUV「ハリアーシリーズ」の頂点に君臨するトップグレードです。
新型ハリアーPHEVオーナーは羨望の眼差しで見られることになるでしょうね。
新型ハリアーPHEVはRAV4 PHEVのプラットフォームとパワーユニットを共有していますが、同時に「レクサスRX PHEV」とも共有します。
日本のみならず世界中のセレブから注目を浴びている「レクサスRX PHEV」と同じ思うと、ほんの少しですがお得な気がしてきます。
新型ハリアーPHEVは、「電気自動車のメリット」と「ガソリンエンジンのメリット」の両方を兼ね備えた最新SUVモデルです。
ぜひ新型ハリアーPHEVのメリットとデメリットを加味してご検討下さい。
あなたの車選びの参考にしていただければ幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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新車の生産遅延により中古車の買取価格が高騰！
画像引用元：carscoops
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