トヨタ自動車が本格的にバッテリー電気自動車(BEV)へ参入します。
BEV参入への足掛かりとして世に放たれるモデルはSUVの車体を与えられた「bZ4X」です。
トヨタ「bZ4X」は、スバルのBEV「ソルテラ」とプラットフォームを共有する兄弟車となることからも分かる通り、スバルと共同開発された電気自動車です。
「bZ4X」の「bZ」は「beyond Zero」の略、「4」はサイズ、そして「X」はクロスオーバーを意味します。
これまでBEV参入には慎重な姿勢を見せていたトヨタでしたが、突然BEV参入を発表したかと思ったら早々に第一弾を打ってきました。
今回はそんなトヨタのBEV参入第一弾となる「bZ4X」の日本発売日と販売価格を予想します。
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画像引用元:トヨタ自動車
トヨタ「bZ4X」の日本発売日は、2022年5月12日です。
トヨタ「bZ4X」の先行予約は2022年5月12日から開始されますが、初回限定5000台のみの案内となるようです。
さらに、購入方法は、トヨタのサブスクリプションサービスのKINTO(キント)、もしくは、リースのみ利用可能となっています。
ちなみに、トヨタ「bZ4X」の日本での一般販売は2023年3月頃になると予想します。
欧州などに比べて、日本での一般販売が先送りされたのはただの出し惜しみではありません。
充電設備のインフラ不足の問題や、メカニックの育成などの課題にもう少し時間がかかると判断したと思われます。
まぁ、トヨタ「bZ4X」はまだ買うことはできないけど、乗る(借りる)ことは出来るということなので一歩前進したと言えるでしょう。
ちなみに、兄弟車となるスバル「ソルテラ」の販売方法については、購入可能なのかリースのみなのかはまだ分かっていません。
トヨタの言う「当面の間」がどのくらいの期間なのかは不明ですが、当初の発売日より1年くらい後ろ倒しになる可能性が高いと思います。
よって、トヨタ新型電気自動車「bZ4X」の一般販売の開始は2023年3月頃と予想します。
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トヨタの電気自動車「bZ4X」日本販売価格はいくら?
画像引用元:トヨタ自動車
トヨタ「bZ4X」の日本販売価格は、FWDが600万円~、4WDが650万円~に設定されます。
トヨタ自動車は「bZ4X」の説明において、「一番望まれているサイズと価格で提供する」と語っていました。
「bZ4X」のサイズは全長469cm×全幅186cm×165cmとRAV4と同サイズに設定されています。
「望まれている価格=手の届く価格」で提供すると語っているのに、FWDでも600万円って高い気がします。
そこで経済産業省の電気自動車補助金が登場します。
トヨタ「bZ4X」は完全電気自動車であり、災害時などには「bZ4X」のバッテリーから電気供給できる給電機も備わっています。
つまり、電気自動車補助金の満額である80万円が適用される可能性が高いのです。
もしトヨタ「bZ4X」に補助金80万円が適用されれば、600万円ー80万円=520万円が実質上の車両本体価格になるわけです。
520万円でBEVが買える!それだけでも話題になる価格帯だと思います。
さらに、ライバルとなる日産「アリア」の販売価格は539万円なので、「アリア」よりも高価格帯での発表となりましたが、トヨタがBEVに参入する以上、トヨタは国内シェアNo.1を掲げているはずです。
とにかく、トヨタ「bZ4X」の販売価格は最低でも600万円~となりました。
この価格を高いと感じるか安いと感じるかはあなた次第です。
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トヨタの電気自動車「bZ4X」最新情報
トヨタ「bZ4X」の最新情報を紹介します。
トヨタの電気自動車「bZ4X」エクステリア
画像引用元:トヨタ自動車
トヨタ「bZ4X」のエクステリア、まずはフロントマスクです。
パッと見た感じカローラクロスに見えたのは私だけでしょうか?
トヨタのSUVがどんどん似通ったデザインになってきていますね。
話を元に戻しましょう。
トヨタ「bZ4X」には大型なグリルは見当たらず、電気自動車を象徴するグリルレスデザインになっています。
フロントバンパーのサイドには縦にデザインされたエアインレットが設置され、風を横方向に流すことでエアロダイナミクスを向上させています。
冷却システムへの空気導入口はロアグリルからのみとなります。
スバル「ソルテラ」にはダミーですがヘキサゴングリルが採用されていたのですが、個人的にはトヨタ「bZ4X」のフロントマスクの方が好みです。
画像引用元:トヨタ自動車
トヨタ「bZ4X」のサイドビューです。
トヨタのホームページに開設された「bZ4X」の特設ページにある画像では、この画像のようにフロントフェンダーは艶のあるグロスブラック、もしくは、ダークグレーで塗装されているように見えます。
しかし、実際に販売される「bZ4X」のフロントフェンダーには、未塗装の樹脂パーツが採用されています。
画像引用元:LOVECARS!TV!
正直なところ、この未塗装樹脂フェンダーはダメじゃないかと個人的には思っています。
だって、未塗装樹脂パーツって見た目が安っぽくないですか?
500万円前後(私の予想ですが)となる車のフロントフェンダーが未塗装の樹脂パーツって、「営業車ですか?コノヤロー!!」と叫びたくなります。
実際にトヨタの人が「ボディがSUVタイプなのでラフロードの走行を視野に入れて樹脂パーツを採用しました!」と説明していました。
そもそも、電気自動車でラフロード走る人なんて滅多にいないと思うんですけどね。
一刻も早く改善してもらいたいところです。
サイドパネルには直線的なプレスラインによって多面的なポリゴンデザインが採用されています。
直線的で無機質なデザインにより、電気自動車の近未来感と先進性を表現しているようです。
画像引用元:トヨタ自動車
トヨタ「bZ4X」のリアビューです。
バックドアは寝かせられており、SUVというよりクーペSUVといった印象を受けます。
テールライトは、トレンドである横一文字に光るグラフィックを採用しているようです。
トヨタのデザインに多用されている縦方向に展開するライトデザインも健在のようです。
リアフェンダーにも未塗装の樹脂パーツが採用されていますが、フロントフェンダーほどは目立ちませんね。
しかし、ちょっと大きすぎる気がするので、タイヤハウスちょっと覆うくらいにしてもらえると良いなと思います。
バックドア上部に設置されたリアスポイラーは2分割されており、とてもユニークなデザインが採用されていますね。
リアバンパー下部には大型のディフューザーがデザインされているので、「bZ4X」を後ろから見るとスポーツカーのような印象を受けます。
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トヨタの電気自動車「bZ4X」インテリア
画像引用元:トヨタ自動車
トヨタ「bZ4X」のインテリアです。
12.3インチのタッチパネル式ディスプレイを中心に直線的に仕上げられたインテリアはBEVという車の表現しているようです。
コックピットにはまるで戦闘機のヘッドアップディスプレイのようなデジタルメーターが採用されています。
センターコンソールには最小限の物理ボタンが設置されているので、スッキリとした印象です。
画像引用元:トヨタ自動車
センターコンソールは上段と下段が設けられており、収納性もしっかりと確保されています。
ピアノブラックパネルが採用されていることで、インテリアの直線と相まって上品なイメージに仕上がっています。
トヨタ「bZ4X」のインテリアにおいては、これまでのトヨタ車のどの車にもないデザインを思い切って投入してきたなぁといった印象を受けました。
一切その他モデルのデザインの使いまわしがないところを見ると、トヨタの「bZ」シリーズに対する本気度が伺えますね。
ついにトヨタが本気になった!そんなところでしょう。
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トヨタの電気自動車「bZ4X」パワートレイン
画像引用元:トヨタ自動車
トヨタ「bZ4X」のパワートレインは、2タイプ用意されます。
1つは「前輪駆動」モデルで、最高出力150kWを発生するモーターを前輪に1基だけ搭載したモデルになります。
ハイエンドモデルとなる「四輪駆動」モデルでは、最高出力80kWのモーターを前後に1基ずつ、合計2基搭載したタイプになります。
トヨタの公式アナウンスによると、「前輪駆動」モデルの巡航可能距離は500km前後で、0-100km/h加速タイムは8.4秒です。
ハイエンドモデルの「四輪駆動」モデルの巡航可能距離は460km前後で、0-100km/h加速タイムは7.7秒となっています。
トヨタ「bZ4X」とスバル「ソルテラ」は兄弟車になりますが、おそらく全く違った乗り心地や味付けが行われていると思います。
「トヨタ「bZ4X」とスバル「ソルテラ」はどっちも同じだから、みんなと違うスバル「ソルテラ」買おうかな。」なんて思わない方がいいですよ!
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