前輪駆動と後輪駆動の違いは?後輪駆動のメリットとデメリットを紹介!

当ページのリンクには広告が含まれています。

どうも、Mです。

今回は「前輪駆動」と「後輪駆動」の違いと「前輪駆動」のメリットとデメリットについて記事を書いてみたいと思います。

車が好きな方からすると「常識」であっても、自動車を運転するほとんどの方は知らない、というか、気にしないことなんです。

「軽自動車」「コンパクトカー」「コンパクトSUV」「ハイブリッドカー」「ミニバン」など、今や日本で走っているほとんどの車には「前輪駆動」が採用されています。

一方で、いわゆる高級車と呼ばれる車をはじめ、速さを競うレーシングカーには「後輪駆動」が採用されています。

「前輪駆動と後輪駆動って何が違うの?」

この記事に辿り着いたあなたは少なくともその疑問を解決したいはずです。

ということで、前輪駆動と後輪駆動の違いと「後輪駆動」のメリットとデメリットを紹介したいと思います。

[getpost id=”3099″]

目次

前輪駆動と後輪駆動の違い

前輪駆動と後輪駆動の違いは「前輪が加速させる」か「後輪が加速させる」かという単純な違いなのですが、これがまた奥が深いから車は魅力的なのですね。

まず、「前輪駆動」と「後輪駆動」の違いとしては、前輪駆動の車で加速すると「前から引っ張られる感覚」があり、後輪駆動の車の場合「後ろから押される感覚」があるという違いがあります。

また、車のブレーキシステムは前輪後輪どちらにも付いていますが、一般的に「後輪」に強い制御力が働いてしまうと車はスピンして危険なので、「前輪」に強い制御力が発生する構造となっています。

さらに、ハンドルを動かして車の行き先を決める「舵」をつかさどるのも「前輪」となるため、「舵」と「減速」共に「前輪」で行っていると言っても過言ではありません。

つまり、「前輪駆動」の場合は「舵」「減速」「加速」を「前輪」で行い、「後輪駆動」の場合は「舵」と「減速」を「前輪」で、「加速」を「後輪」で行っているわけですね。

この様に見てみると「前輪駆動」より「後輪駆動」の方がバランス良く車の運行が出来そうです。

これが高級車やスポーツカーに「後輪駆動」が採用されている理由でもあります。

それでは「後輪駆動」のメリットとデメリットを見てみましょう。

後輪駆動

「後輪駆動」と言っても、レーシングカーのようにエンジンを車両の中心に配置した「MR」、ポルシェに採用されているエンジンを後ろに配置した「RR」がありますが、今回はエンジンをフロントに配置した「Front engine Rear wheel drive(FR)」のメリットとデメリットを紹介たいと思います。

メリット

スムーズなハンドリング

「後輪駆動」を採用した場合、「操舵」と「減速」は前輪で行い、「加速」を後輪で行うことが出来る為、 「前輪駆動」で起こるステアリングへの振動が皆無です。

つまり、とてもスムーズなハンドリングが可能となります。

これは一度「後輪駆動」の車に乗ってみれば分かると思いますが、とにかく「軽い」「ブレない」「スムーズ」なんですよ。

そもそも「後輪駆動」を採用している車が「高級セダン車」と言うこともあるのでしょうが、とにかくハンドリングに雑味が無く、まるで氷の上を滑っているような感覚でした。

もちろんスポーツカーであれば、しっかりと接地感はありますが、「雑味の無いハンドリング」は健在です。

やはり「走る」「曲がる」「止まる」と言った車の基本動作を「前輪」と「後輪」で分担しているからこそのメリットだと思います。

小回りが利く

「後輪駆動」の場合、前輪には車の方向を決める「操舵装置」のみが連結されているので、ドライブシャフトが必要な「前輪駆動」の車と比べても、ハンドルが切れるので必然的に小回りが利きます。

そのため「後輪駆動」はトラックなど大型の車両にも採用されています。

小回りが利くと言えばコンパクトカーですが、コンパクトカーに「後輪駆動」を採用すればもっと小回りが利くようになるということです。

加速性に優れている

急加速を行うと車の荷重は後ろへと移動し、前輪が浮くような姿勢になります。

つまり、加速時は後輪に荷重がかかるので、タイヤと路面がしっかり噛み合う「後輪駆動」の方が駆動力を損なうことなく路面へ伝えることが出来るのです。

この加速性能に優れている点がレーシングカーに「後輪駆動」が採用されている理由の一つです。

零コンマ何秒というタイムを競うレースでは、いかに無駄なくエンジンパワーを路面に伝えるかが重要となってきますからね。

また、加速性能が優れている「後輪駆動」を採用することで、高出力高トルクの高性能エンジンを搭載することも出来るわけです。

今ではより高いグリップ力のある「四輪駆動」が主流となりましたが、ちょっと前まで高性能エンジンを搭載した輸入車のほとんどが「後輪駆動」を採用していたのも頷けますね。

タイヤを効率よく使える

前輪で「操舵」と「減速(強)」を行い、後輪で「減速(弱)」と「加速」を行うのでタイヤを効率よく使うことが出来る為、「前輪駆動」に比べてタイヤの寿命が長い傾向があります。

さらに、タイヤが効率よく使えるということは「タイヤの寿命」だけではなく、走行性能も向上すると言うことです。

フロントタイヤは「操舵」と「減速(強)」に徹して、リアタイヤは「減速(弱)」と「加速」に徹することでタイヤのグリップに余裕が生まれる為、より高い走行性能を得ることが出来るというわけです。

もちろん、タイヤのキャパを超える走行を行うと一発でスピンアウトしてしまいますけどね。

ドリフト走行が出来る

これはメリットというか、ドリフトは「後輪駆動」の代名詞と言っても過言ではない特技です。

ドリフトとは簡単に言うと「タイヤを横滑りさせながらカーブを曲がるテクニック」です。

ドリフト走行で一世を風靡した漫画「イニシャルD」を読んだことがある人なら一度は「後輪駆動」の車に憧れたのではないでしょうか。

後輪をホイルスピンさせて、車がスピンする手前でコントロールしコーナーを曲がっていくドリフト走行は、日本のみならず海外でも高いに人気を得ています。

世界中でヒットした「ワイルドスピードシリーズ」の3作目「Tokyo Drift」でドリフト走行がフォーカスを浴びたことを皮切りに、様々なアクション映画でもその派手なコーナリングが登場していますよね。

そんな「ドリフト」は「後輪駆動」の車の特権ですので、メリットとして紹介します。

デメリット

室内が狭くなる

フロントにエンジンを搭載した後輪駆動車の場合、どうしてもセンターコンソールの下に「トランスミッション」と、前から後ろに駆動力を伝達する「プロペラシャフト」を車両の下に通す必要があります。

その為、特に「プロペラシャフト」と「リアデファレンシャル」のある後部座席のフロアスペースが犠牲になるというわけです。

狭くなると言っても「前輪駆動」と比べてですけどね。

しかし、最近は軽自動車でも想像以上に広いので、それから比べると「狭い」と言わざるを得ないかもしれません。

室内の広さを重視するのであれば「後輪駆動」はデメリットとなるでしょう。

足回りのコストが割高

一般的に車は「押す(後輪駆動)」よりも「引っ張る(前輪駆動)」方が直進安定性があります。

これを補うために「後輪駆動」の車にはあらゆる方向からの力の入力に柔軟に対応する「アーム」「サスペンション」「ダンパー」を開発、および装備しなければならない為、生産コストが割高になってしますわけです。

言い換えれば、スポーツ走行に適した足回りにしたり、快適な乗り心地を追求した足回りに出来るなど「自由度」は高くなります。

その分値段も高くなってしまうんですけどね。

だからこそ「後輪駆動」が「高級車」や「スポーツカー」に適用されている要因の一つなのでしょう。

雪道に弱い

これは「駆動輪」にかかる荷重の問題です。

「後輪駆動」の場合、急加速を行うと荷重が前から後ろに移り、後輪が路面に押し付けられることで強いグリップを生み出しますが、雪や凍結した路面では急加速は出来ないので後輪への荷重移動が出来ないのです。

エンジンとトランスミッションを前方に搭載する「FR」の場合、基本的に荷重は重いものがある「前輪」にかかっています。

この状態で「後輪」を駆動させても十分な荷重を得ていない場合、当然のことながら「後輪は空転」します。

つまり、前に進むことが出来なくなるということです。

これは「雪の上」に限ったことではなく、雨が降った後の芝生や土の駐車場などにも注意が必要です。

スピンしやすい

「後輪駆動」の最大のメリット(特技)でありデメリットと言えるかもしれませんが、アクセルを必要以上に踏み過ぎると車がスピンしてしまいます。

これは後輪駆動のメリットにもある「ドリフト走行が出来る」に通じることですが、後輪をホイルスピンさせることでタイヤと路面との摩擦が軽減し「滑る」つまり「スピン」に陥るということです。

「前輪駆動」の場合、「操舵」と「加速(駆動)」を前輪のみで行うため、アクセルを抜く(アクセルOFF)で比較的簡単にトラクション(駆動力を路面に伝達すること)を回復することが出来ますが、「後輪駆動」の場合、一旦姿勢を崩してしまうと立て直しはプロでも難しい為、敢えて360°スピンさせて仕切りなおすという高度な技術を要します。

特に雨が降って路面が濡れている「ウェット」であれば、いたずらにアクセルを踏み込むと「スピン」もしくは「制御不能」に陥る可能性があります。

車の特性を十分に理解している人が乗れば問題ないと思いますが、「駆動方式なんてどうでもいい」と思っている人はぜひ「前輪駆動」に乗って欲しいと思います。

まとめ

「前輪駆動」と「後輪駆動」の違いと「後輪駆動」のメリットとデメリットについて紹介しました。

今やほとんどの車が「前輪駆動」を採用しています。

確かに「前輪駆動」の方が誰でも簡単に車の運転が出来ますからね。

では「後輪駆動」はいらないのでしょうか?

いいえ、そんなことはありません。

確かに「後輪駆動」を運転するにあたりある程度の「知識」は必要です。

しかしながら、タイヤマネージメントの観点から見ると「後輪駆動」ほど効率的なものはありません。

「スムーズなステアリング」「優れた加速性能」「旋回能力」そして車のキャラクターに応じた「乗り心地」と「操作性」も「後輪駆動」ならではの特徴ではないでしょうか。

私が購入した「Audi A3Sportback 1.4TFSI S-line」は「前輪駆動」を採用していますが、正直「後輪駆動」に乗ってみたい気持ちがあるのも事実です。

[getpost id=”777″]

とは言え、200PSを超えるパワートレインを搭載した「後輪駆動」を乗りこなす自信はないですけどね。

とにかく、「後輪駆動」にするメリットとデメリットを紹介しましたが、それがあなたにとってのメリットとデメリットではないかもせれません。

この記事を読んでも尚、「後輪駆動」に魅力を感じるのであれば、あなたは「ドリフトキング」かもしれません。

[getpost id=”3099″]

車の購入をご検討のあなたへ

突然ですが、ディーラーの営業マンが言うのもなんですが、ディーラー査定より「買取一括査定」の金額の方が上回っているケースが多いです。

むしろ、ディーラー査定でも、自動車業者用の入札システムを採用した査定システムを導入しているくらいです。

しかし、その「買取一括査定」のシステムは非常に面倒です。

私も利用しましたが、一斉に「実際に車が見たいので、いつ伺っていいですか?」と電話がかかってきます。

その結果、あなたの大切な休日が査定業者の査定訪問で丸一日潰れます!

私の感想ですけど、正直、マジで、面倒くせ~というのが本音です。

しかし、「買取一括査定」がディーラーよりも高額で買い取っていくケースが多いのも事実!!

そんな嫌な経験をした私だからこそ少しでも愛車を高く売りたいあなたにお勧めする「高額買取一括査定」は、

最大10社をWEBだけで比較【”いつのまにか査定”のUllo(ウーロ)】です。

「WEBだけで」というだけあって、営業の電話など一切なく、あなたの大事な愛車の「査定」がいつのまにか終わっているのです。

あなたの売りたい車の情報を登録し、あなたの車を買いたい業者」が査定額を提示します。

あなたに直接値段を提示する「業者」のは、中古車販売店です。

だからこそ、「オークション」「下取相場」といった「平均」に囚われることなく、あなたの愛車の最高値を提示出来るのです。

しかも、「査定がしたい」などという口実の電話は一切ありません。

まずは、最大10社があなたの入力した情報を元に査定金額をサイトの管理画面に提示します。

そして、「高値を付けた買取業者のみに査定をお願いする」ことが出来ます。

つまり、あなたの車を「出品」して、買いたいお店が入札し、一番高い値を付けたお店とだけ交渉し、最高値で売ることが可能と言うわけです。

まさに「あなた主体の査定システム」ですね。

登録したからと言って必ず売る必要はありません。

提示された最高価格に納得がいけば売ればいい話です。

ちなみに、私はこのサービスを利用することで、下取価格を35万円upすることが出来ました!

[getpost id=”764″]

もちろん登録は無料です。

査定料も無料!

面倒くさい手続きは一切不要!

しつこい営業電話も一切ありません。

電話の査定もたった1回だけ!

しかも、あなたが一番高く査定してくれる業者を選び、その業者だけが査定に伺うシステムなのであなたの貴重な時間を無駄にはしません!

もちろん、金額に納得いかなければ売る必要はありません。

断ったからと言って費用も一切かかりませんので安心して依頼して下さい。

あなたの愛車の相場が今どれくらいか知りたい程度でも全然大丈夫です。

登録無料、査定無料、簡単査定、迷惑電話一切なし!

さぁ、あなたの愛車の査定はいくらでしょう?

詳しくはUlloリンクをご覧ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

クルマ好きが高じて自動車業界に就職。国産ディーラーと高級輸入車ディーラーの営業マンとして15年以上従事し、合計1000台以上の新車・中古車の販売に携わりました。クルマが大好きな自動車営業マンが大好きな自動車に関するのお役立ち情報や最新モデルの情報を独自の観点から発信しています。

目次