2022年12月6日の午後、アメリカのシカゴで18歳の中古車営業マンが運転する車が民家に突っ込む事故が発生したと「CBSシカゴ」が報道しました。
18歳の中古車営業マンが運転していたのは、SUVの形をしたスポーツカーとして知られている2012年式のBMW「X6 M」でした。
事故で大破したBMW「X6 M」の購入を検討していたであろう2人のお客さんも同乗しており、病院に運ばれましたが軽傷だということです。
BMW「X6 M」を運転していた18歳の中古車営業マンは、無謀な運転をしたということで逮捕されています。
事故った2012年式BMW「X6 M」
こちらが18歳の中古車営業マンが運転していたBMW「X6 M」です。
ご覧の通り、フロントガラスは粉々になり、車の左フロントは大破していることが分かります。
左フロントを激しくぶつけたことを物語るように、左フロントタイヤもどこかへ飛んでいっています。
BMW「X6 M」は猛スピードで民家のガレージに衝突した後、弾き飛ばされて後ろのフェンスでようやく止まった様子が伺えます。
事故を起こしたBMW「X6 M」に乗っていた2人の同乗者は軽傷で済んだと報道されていますが、よく軽傷で済んだなぁというのが正直な感想です。
やはりドイツ車のモノコックって相当頑丈に出来ていると思い知らされるような事故です。
18歳の中古車営業マンがどのようにして事故を起こしたのかは不明ですが、少なくとも法定速度を超えるスピードが出ていたことは想像に難くありません。
おそらく、BMW「X6 M」の加速力を試すために、アクセルを全開にしたところコントロール不能に陥ったと思われます。
BMW「X6 M」に突っ込まれた民家の住人には幸いケガはなかったようですが、衝突した場所からわずか10フィート(約3m)のところにいたと証言しています。
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2012年式BMW「X6 M」ってどんな車?
2012年式BMW「X6 M」という車がどんな車か紹介します。
BMW「X6 M」は、BMWが2008年に発表したSUVとクーペを融合したような特徴的なエクステリアが話題となったクーペSUVモデル「X6」の高性能モデルです。
BMWのレーシング部門「M社」によってチューニングされた4.4ℓV8ツインターボのS63型エンジンの最高出力は555馬力、最大トルクは680Nmにも達します。
BMW「X6 M」は、経験の浅い新米ドライバーや腕に覚えのない素人が面白半分でアクセルをベタ踏みしていい車ではないのです。
さらに、BMW 「X6 M」は全長4875mm×全幅1985mm×全高1675mm、車両重量も2360kgというビッグ&ヘビーSUVモデルです。
そんな巨漢が猛スピードで突っ込んできたら家だって一溜まりもありませんよね。
今回の事故で特にショッキングだったのは「営業マンが試乗中にお客さんを乗せて事故を起こした」という点でした。
私は自動車営業マン経験者ですが、試乗するときは細心の注意を払っていました。
基本的に購入を検討しているお客様が運転をするので、スピードの出し過ぎはもちろん、事故の多い交差点や巻き込み確認など注意喚起を行いながらやってました。
時には、運転に自信がないという方や後ろの席の乗り心地を体感してもらうために、営業マンが試乗車を運転することもありました。
事故を未然に防ぐことに努めるべき自動車営業マンが、試乗中に無謀な運転をして事故を起こすということはあってはならないことです。
今回はアメリカの18歳の中古車営業マンが起こした事故ですが、同じような事故が日本で起こってもおかしくありません。
自動車営業マンはもちろんのことですが、車のステアリングを握るのであれば安全運転を心がけましょう。
参照元:carscoops
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