フォルクスワーゲン(以下:VW)が人気のビッグSUVモデル「トゥアレグ」のデビュー20周年を記念した「エディション20」を欧州で発表しました。
3代目トゥアレグの新しいスペシャルエディションとなる「エディション20」にはVWの特別な思いが詰まっているようです。
今回は、VWが発表したトゥアレグのデビュー20周年を記念するモデル「エディション20」について紹介します。
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VWトゥアレグ「エディション20」ってどんな車?
画像引用元:carscoops
VWトゥアレグの20周年記念モデル「エディション20」のフロントエクステリアです。
ボディはSUVにありがちな上下で色が分かれている2トーンではなく、モノトーンで構成されており、都会的なイメージを受けます。
グロスブラックで塗装されたグリルには、ブラックアウトされた「R」のロゴがあしらわれています。
足元にはグロスブラックに塗装された20インチのアルミホイールが装着され、全体的に塊感のある印象を受けます。
「エディション20」には、チェリーレッドのLEDリアテールライトとプライバシーガラスが装着されています。
ドアモールはシルバーではなく、グロスブラック塗装が施されていますね。
今流行りのブラックスタイリングかと思いきや、VWのロゴやサイドプレート、そして、テールパイプなどはシルバーのままです。
あえてすべてをブラックにせず、シルバーパーツを残すことで高級感と存在感を演出しているのでしょう。
「エディション20」のBピラー(フロントドアとリアドアの間)には、「エディション20」のロゴが装着され、特別感を感じることが出来る仕様になっています。
「エディション20」のインテリアもレッドのアクセントを用いた特別仕様になっています。
シートはサヴォーナレザーにレッドステッチが使用され、スポーティさと高級感を感じることが出来ます。
インテリアパネルにはアルミとグロスブラックトリムを使用したメリハリの利いたデザインになっています。
シフトレバーに打刻された「エディション20」のロゴが特別仕様であることを物語っています。
スイッチ類もしっかりと高級感のあるアルミとグロスブラックで塗装されていて、VWのフラッグシップSUVモデルに相応しい印象を受けます。
「エディション20」のダッシュボードトリムにもレッドアクセントが採用され、助手席側には「エディション20」のロゴがあしらわれています。
ダッシュボード中央に設置された15インチの大型インフォテイメントディスプレイの存在感は所有感を満たしてくれるものになるでしょう。
VWトゥアレグ「エディション20」に用意されるパワートレインは4つ。
3.0ℓV6にディーゼルエンジンには、230馬力・500Nmと290馬力・600Nmを発生させる2種類のエンジンから選択できます。
3.0ℓV6ターボガソリンエンジンでは、340馬力・450Nmを発生するパワーユニットのみとなります。
そして最後が、「eHybrid」と呼ばれる380馬力・600Nmと発生するプラグインハイブリッドユニットです。
VWトゥアレグ「エディション20」販売価格はいくら?
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VWトゥアレグ「エディション20」の販売価格ですが、エントリーモデルであるV6ディーゼルエンジンモデルで77,530ユーロ(約1055万円)で販売されます。
すでに予約注文を受け付けているようですが、昨今の半導体不足などの影響を受けて製造が著しく遅延していることが予想されます。
注文したからと言ってすぐ生産されて納車されるわけではないかもしれません。
VWトゥアレグ「エディション20」のプラグインハイブリッドモデルは日本でも売れそうですが、そもそも日本にはトゥアレグが導入されていません。
トゥアレグは、フォルクスワーゲングループのアウディ「Q7」、ポルシェ「カイエン」、ベントレー「ベンテイガ」、そしてランボルギーニ「ウルス」とプラットフォームを共有するモデルです。
比較的高価なビッグSUVは高級車部門に任せてしまおうという戦略なのかもしれませんね。