

ホンダが全く新しいスモールスポーツ電気自動車(EV)を開発しているようです。
ホンダが2022年4月に開催した「四輪電動ビジネス説明会」にて、三部敏宏社長の口から『「スペシャルティ』と「フラッグシップ」、2つのスポーツモデルをグローバルで投入』という発表があったのは記憶に新しいです。
現在開発が進められているというEVはそれとは全く別の新型モデルになりそうです。
ホンダ「S660」の後継モデルか?
画像引用元:ホンダS660
ホンダが本気で開発を行っている新型スモールスポーツEVは「S660」の後継モデルではないかと噂されています。
ホンダ「S660」は2022年3月に販売が終了した軽自動車規格の2人乗りオープンスポーツカーです。
「S660」のパワートレインには、人気軽自動車「N-BOX」に採用されているエンジンに新設計のターボチャージャーを組み合わせるというホンダの拘りが詰まっていました。
アクセルオフで「プシュッ」と音を立てるブローオフバルブの演出も加えられており、スポーツカーを操る楽しさを教えてくれる車です。
ホンダが掲げたカーボンニュートラルの推進と自動車の電動化計画に伴い、惜しまれつつも「S660」は生産終了を迎えました。
ホンダはそんな「S660」の後継モデルを開発しているのかもしれません。
ホンダ新型スモールスポーツEVの情報を一早く報じた「ベストカーWeb」によると、「(新型スモールスポーツEVは、S660のような小型の2シータースポーツではないか」とのこと。
情報提供者の憶測ではありますが、もしそうだとしたらホンダのスモールスポーツカーのファンにとって朗報であることに間違いありません。
もちろんグローバルモデルとしての展開を考えているので軽自動車規格のサイズではないかもしれませんが、世界から見たスモールスポーツEVになると思っておいた方が良さそうです。
ちなみに、ホンダは「NSX」(2022年10月販売終了)と「S2000」(2009年6月販売終了)の後継モデルと思われるティザーの公開を行ったうえで、「BEVのスポーツカーを必ず作る!」と公言しています。
新型スモールスポーツEVも気になりますが、「NSX」と「S2000」の後継モデルにも注目が集まりそうです。
ホンダの新型スモールスポーツEVのパワートレインは?
画像引用元:ホンダe:Nシリーズ
ホンダの新型スモールスポーツEVのパワートレインについてはまだ何もわかっていません。
ただ新型スモールスポーツEVが「S660」の後継モデルという前提で推測すると「リア駆動」になる可能性は極めて高いと思います。
さらに、ホンダが日本で現在販売している唯一のEV「ホンダe」も154馬力と315Nmのトルクを発生するリアモーターによるリア駆動(RR)が採用されています。
物凄く強力なモーターユニットではないですが、315Nmのトルクがあればそこそこ面白い走りをすることが想像できます。
「ホンダe」のプラットフォームとパワーユニットをそのまま採用する事で、新型スモールスポーツEVの開発期間を大きく短縮することが出来るでしょうね。
ホンダですが、GM(アメリカ)と次世代燃料電池システムや水素貯蔵技術の共同開発を行うなどの協業関係を結んでいます。
もしかすると、GMのEV技術のノウハウを取り入れた高性能モーターが搭載される可能性も考えられます。
200馬力&400Nmのパワーユニットが採用されるようなことがあれば、間違いなく運転していて楽しいスモールスポーツEVになるでしょう。
ホンダの新型スモールスポーツEVは2025年頃に発表?
ホンダの新型スモールスポーツEVですが、早ければ2025年中に発表されるかもしれません。
「ホンダe」のプラットフォームを共有すれば、新型スモールスポーツEVは比較的早い段階で市販化される可能性があります。
さらにGMとの協業などホンダはEVを開発する環境をすでに整えていると考えて良いでしょう。
ホンダとしても早い段階で「ホンダe」以外のEVを市場に投入したいと考えていると思います。
トヨタ自動車も2026年までに新型EVを10モデル投入するという大胆な発表を行ったことでホンダのEV開発はもっと加速するはずです。
よって、ホンダの新型スモールスポーツEVの発表は2025~2026年に発表される可能性が高いと予想されています。
ホンダの新型スモールスポーツEVがどんな車になるのか期待が膨らみます。