トヨタが2つの新型エンジンの開発に着手した理由とは?次期「セリカ」への搭載に期待!

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豊田章男会長「新型エンジン開発」

トヨタの前社長であり、現会長である豊田章男氏は2024年1月12日~15日に開催された「東京オートサロン2024」で「新年のあいさつ」を行いました。

登壇した豊田会長は、トヨタ自動車の代表取締役会長ではなく、レーサーネームである「モリゾウ」として登壇しまし、クルマに対する熱い胸の内を語っています。

豊田会長はトヨタが2つの全く新しい新型エンジンの開発プロジェクトを発足し、実用化に向けて着手することを発表しました。

世界が電気自動車(EV)へのシフトを行っている中で、新型EVではなく、新型エンジンの開発を表明したことに誰もが驚いたことでしょう。

豊田会長がなぜこのタイミングで2つの新型エンジンの開発に着手したのでしょうか?

また、2つの新型エンジンはどのようなエンジンなのでしょうか?

撮影:三橋仁明/N-RAK PHOTO AGENCY(出典:トヨタ

目次

新型エンジン開発の理由は「未来のために仲間を守る」

豊田章男会長「新型エンジン開発」
撮影:三橋仁明/N-RAK PHOTO AGENCY(出典:トヨタ

トヨタが電動化が進められているこのタイミングで全く新しいエンジンの開発に着手する理由は、未来のためにクルマを動かす頼もしい仲間を守るためです。

登壇した豊田会長は、今の日本にはクルマを動かす逞(たくま)しい550万人(車の製造に関わっている)現場があるが、エンジンに必要な部品の製造に携わっている人々の中には、銀行からお金を借りられないこともあり、そんなことはあってはならないと強い口調で話していました。

なぜトヨタが水素燃料(次世代燃料も含む)エンジンの開発に力を注いできた理由を「仲間と一緒じゃないと未来を救っていけないから」とも言っています。

豊田会長はカーボンニュートラル(温室効果ガスの排出ゼロ)は「EV化が唯一の方法ではない」と提唱し続けている人物としても知られています。

この豊田会長の考えが発端となり、「トヨタはEV化に消極的だ」「トヨタはEV化に反対だ」「トヨタはEV化の技術がない」「トヨタは終わった」と批判されました。

しかし、2024年時点で豊田会長の考えに賛同する自動車メーカーや有識者が増えてきており、これからも豊田会長の主張を支持する人は増えると思います。

そして豊田会長は「仲間」を守るために、トヨタに究極のエンジン開発のプロジェクトの発足を懇願し、そのプロジェクトが動き始めたことを発表しました。

新型エンジンの開発はトヨタのためだけではなく、エンジン製造に関わる逞しい仲間を守ることにもつながり、それはユーザーの満足にもつながります。

豊田会長のクルマ業界とクルマづくりに対する熱い思いを応援します。

新型の低燃費エンジンと高性能エンジンを開発予定!

撮影:三橋仁明/N-RAK PHOTO AGENCY(出典:トヨタ

トヨタが開発しようとしている新型エンジンは、「低燃費エンジン」「高性能エンジン」になる予定です。

1つ目の「低燃費エンジン」は、内燃機関を徹底的に効率化して最小量の燃料で最大の航続距離を突き詰めたエンジン開発を目指します。

ある意味内燃機関の限界に挑戦するような過酷な開発となりますが、トヨタとして本気で開発に取り組む姿勢のようです。

2つ目の「高性能エンジン」は、レースにも耐えうるストイックなパワートレインの開発となります。

燃焼効率を最大化するシステムを追求しつつ、カーボンニュートラルの実現にも近づけるという難しい開発になることは間違いありません。

豊田会長はトヨタは大企業なので、新型エンジンの開発には時間がかかるが、期待して待っていてほしいと語りました。

新開発されるエンジンの燃料はガソリンではなく、次世代燃料として注目されている「合成燃料(e-fuel)」を使用したものになる可能性が高そうです。

「合成燃料(e-fuel)」は工場から排出される二酸化炭素はもちろん、大気中の二酸化炭素と水素を使用して製造される環境に優しい次世代燃料のことです。

「EVだけがカーボンニュートラルの答えじゃない!」

豊田会長にはそのことをぜひ証明してほしいと思っています。

次期「セリカ」への搭載に期待

トヨタ「FT-Se」コンセプト

新しく開発がスタートする新型エンジンは次期「セリカ」に搭載されるかもしれません。

豊田会長が「セリカ」の復活を願い、佐藤社長も「新型セリカを見るのが夢」と語ったことで、復活の可能性が噂されている次期「セリカ」。

次期「セリカ」はEVモデルになるという情報もありましたが、2024年1月にはエンジンもEVも採用可能なプラットフォームが開発され採用される可能性が出てきているようです。

豊田会長の願いで開発される次期「セリカ」と会長の仲間を守りたい一心で開発がスタートする「次世代エンジン」が一緒になることで、次期「セリカ」はトヨタにとっても特別なクルマになることでしょうね。

次期「セリカ」の復活に関してトヨタによる正式なアナウンスはありませんが、多くのファンがその復活に期待しています。

「モリゾウからの新年のご挨拶」

トヨタが公開している豊田章男会長のプレゼンテーション動画です。

とても素晴らしいプレゼンテーションなので、ぜひ閲覧ください。

開始は「30:00」に設定していますので、動画は全部で20分弱で見終わります。

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この記事を書いた人

クルマ好きが高じて自動車業界に就職。国産ディーラーと高級輸入車ディーラーの営業マンとして15年以上従事し、合計1000台以上の新車・中古車の販売に携わりました。クルマが大好きな自動車営業マンが大好きな自動車に関するのお役立ち情報や最新モデルの情報を独自の観点から発信しています。

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