ドイツのフォルクスワーゲン(以下:VW)が大衆車メーカーから高級車メーカーへ移行するようです。
2022年4月6日、ロイターによって行われたVW最高財務責任者であるアルノ・アントリッツ氏へのインタビューで、VWは高級車へ専念する方針を示したと報じています。
VWは、日本で高級車として定着しているドイツ車の中では比較的手の届きやすい価格設定になっていることから、最初のドイツ車として購入するユーザーが多いことでも知られています。
そんなドイツ車の登竜門ともいえるVWが大衆車ではなく、高級車メーカーへの移行を計画している理由とは?
フォルクスワーゲンが大衆車から高級車メーカーになる理由とは?
画像引用元:フォルクスワーゲンジャパン
VWが大衆車を廃止し、高級車へ専念する理由は利益率の追求です。
VWには、「up!」や「Polo」といったコンパクトで安価なモデルを販売していますが、価格が安い分、当然ながら利益率も低くなっています。
特に内燃機関(エンジン)においては、年々排ガス規制の基準が高くなっています。
それに伴い莫大な開発費用を投じて新型エンジンを開発しなければなりません。
小型の高性能エンジンほどコストが掛かりますが、販売価格を上げると販売台数の検証に繋がります。
つまり、VWにとって、コンパクトな安価モデルを発売するという事は、自分で自分の首を絞めているようなものなのです。
VWは2030年までに、ほとんどの内燃機関(エンジン)モデルを廃止し、電気自動車の販売に注力します。
それと同時に、数多くあるモデルも絞っていく方針も示しています。
VWのモデル編成に伴い、VWは利益率の高い高級車と投入し、大衆車メーカーから高級車メーカーへと移行する計画のようです。
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フォルクスワーゲンの良さがなくなってしまうのでは?
画像引用元:フォルクスワーゲンジャパン
イギリスのビジネス誌「フィナンシャル・タイムズ」のインタビューで、VW最高財務責任者は「重要な目標は成長ではない。量と市場シェアよりも質と利益率に専念する」と発言しています。
経営者として会社の利益を追求するのは当然です。
しかし、利益率を追求するあまり、フォルクスワーゲンが高級車メーカーになるのは気になります。
フォルクスワーゲンという社名は、ドイツ語で「Volks(人々)」「Wagen(車)」という意味です。
VolksWagen(フォルクスワーゲン)は「人々の車」を意味し、多くの人に乗ってもらえる大衆車こそフォルクスワーゲンの真骨頂であるような気がします。
もちろん会社はボランティアではなく、利益を出し続けることで社会貢献する使命があります。
しかしながら、フォルクスワーゲンが高級車メーカーになってしまったら、他の高級ドイツ車と同じになってしまいます。
憧れのドイツ輸入車を手の届く価格で提供するフォルクスワーゲンの良さが無くなってしまうのではないかと思っています。
フォルクスワーゲンには、全てのモデルとまでは言いませんが、せめて手の届く価格で輸入車を販売し続けてもらいたいものです。
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新車の生産遅延による今後の日本の自動車市場は?
画像引用元:carscoops
メーカーによる新車減産と大幅な遅延により、今後の日本の自動車市場では中古車の価格高騰が発生しています。
更なる半導体不足によって新車が生産されない状態は2025年頃まで続くと予想されています。
そうなれば、注目されるのはもうすでに走っている中古車ですよね。
現在、中古車の査定・買取額が大幅に上昇しています。
日本の自動車市場は中古車の売買が活発になっていることから、今乗っている車を手放そうと思っている人には高額査定を獲得するチャンスと言えます。
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