メルセデスベンツから新しい電気自動車EQSSUVが発表されました。
EQSSUVは、一足早く発表されたメルセデスベンツの電気自動車フラッグシップモデルである「EQS」のSUVモデルです。
メルセデスベンツの電気自動車戦略におけるフラッグシップモデルモデルという事もあり、メーカーの力の入れようは相当なものです。
今回は、メルセデスベンツの新型電気自動車EQSSUVの日本発売時期と販売価格を予想します。
画像引用元:carscoops
メルセデスベンツ新型SUV「EQSSUV」日本発売はいつ?
メルセデスベンツ新型SUV「EQSSUV」の日本発売は、2023年3月頃と予想します。
2022年4月19日に発表された新型電気自動車EQSSUVですが、すでにアメリカにあるタスカルーサ工場で生産が開始されることが決まっています。
遅くても2022年10月までにはEQSSUVの製造が開始され、欧州から順に納車が開始されるとみられています。
通常通りであれば、2022年7月頃から製造が開始され、9月頃から欧州で納車が始まるでしょう。
よって、新型電気自動車EQSSUVの日本発売時期は、欧州での納車開始から半年後となる2023年3月前後になると予想しました。
しかしながら、メルセデスベンツは半導体不足の影響で生産遅延が発生していることをホームページで公表しています。
つまり、新型電気自動車EQSSUVも例外なく生産遅延の影響を少なからず受ける可能性が非常に高いと言わざるを得ないでしょう。
メルセデスベンツとしても、注目度の高い新型電気自動車EQSSUVを一刻も早く日本市場に投入したいと考えているはずです。
一日でも早く半導体不足をはじめとする問題の解決が望まれます。
とにかく、メルセデスベンツ新型SUV「EQSSUV」の日本発売は、早くても2023年3月以降になると思っておいた方が良いでしょう。
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メルセデスベンツ新型SUV「EQSSUV」販売価格はいくら?
メルセデスベンツ新型SUV「EQSSUV」の販売価格は、1560~1580万円になると予想します。
すでに日本でも販売されている「EQC」の価格は、960万円です。
そして、同じセグメントになる「GLC」の販売価格は731万円となっています。
電気自動車である「EQC」と内燃機関である「GLC」の価格の違いは、約23%電気自動車「EQC」が割高に設定されています。
今後日本で発売される「EQA」の販売価格も検証してみないといけませんが、現時点では同じセグメントでも電気自動車のほうが20%ほど割高になることが確認できます。
つまり、「EQSSUV」の販売価格は、同じセグメントにあたる「GLS」の販売価格は1318万円の20%割高となる1580万円前後で設定されるという仮説を立てました。
ちなみに、ドイツ本国ですでに発売されているEQSSUVのベースとなるEQSの価格は、97.806,10€(約1360万円)となっています。
EQSSUVはEQSのSUVモデルとなるので、EQSの販売価格から100万円前後割高になると予想します。
さらに、日本の輸入元であるメルセデスベンツ日本は、各種モデルに便利オプションを追加して日本仕様として豪華に仕上げてきます。
つまり、欧州での販売価格よりも、日本仕様の販売価格の方が高額に設定されることがほどんどです。
日本仕様の価格に輸送費も計上されるので、欧州価格からさらに100万円は高くなると思われます。
よって、新型電気自動車EQSSUVの日本販売価格は、1360万円(欧州価格)+100万円(SUV)+100万円(日本仕様)=1560万円前後になると思います。
以上のことから、新型EQSSUVの日本販売価格は、1560~1580万円に設定されると予想しました。
やはりメルセデスベンツの電気自動車フラッグシップSUVモデルといった価格設定です。
EQSSUVにもハイパフォーマンスモデルとなる「メルセデスAMG」と、超ラグジュアリーモデルである「メルセデスマイバッハ」も設定されるでしょう。
この2モデルとなれば軽く2000万円を超える価格設定なることは容易に想像できます。
メルセデスベンツの電気自動車ラインアップのハイエンドモデルと考えれば1580万円という価格は妥当だと思います。
あくまでエントリーモデルの価格設定なので、より上級モデルになると2000万円を優に超える価格設定なると予想します。
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メルセデスベンツ新型SUV「EQSSUV」最新情報
メルセデスベンツ新型SUV「EQSSUV」の最新情報を紹介します。
メルセデスベンツ新型EQSSUVの公式動画です。
画像引用元:carscoops
メルセデスベンツ新型SUV「EQSSUV」エクステリア
メルセデスベンツ新型SUV「EQSSUV」のフロントマスクです。
EQSSUVのエクステリアの印象ですが、兄弟車となる「EQS」と「EQE」にも採用されているメルセデスベンツ最新の電気自動車デザインが確認できます。
フロントマスクには機能的なグリルはなく、全体的にゴチャゴチャしたデザインは無く、シンプルな印象を受けます。
ボンネットにはエアロダイナミクスを考慮されたと思われる4本のプレスラインが確認できます。
EQSSUVのヘッドライトユニットはシンプルでありながら、多機能性を物語るレイアウトになっています。
アウディやBMWでも採用されているプロジェクターシステムを搭載した最新のヘッドライトユニットになると予想されます。
EQSSUVのサイドビューですが、サイドパネルには目立ったプレスラインやキャラクターラインは見当たりません。
ドアのアウターハンドルはSクラスのようにフラッシュサーフェイス化されたことで、高級感と近未来感を演出しています。
Aピラーの付け根に「EQS」のロゴがあしらわれており、EQSSUVがフラッグシップモデルであることを強調しているようです。
メルセデスベンツ新型SUV「EQSSUV」はフルサイズSUVサイズになるので、実車を見るとかなり大きい車になると思います。
EQSSUVのリアビューですが、非常にシンプルです。
全体的に段差などなく、フラットな印象ですが、唯一無二の存在感を漂わせています。
テールライトグラフィックはシンプルでありながら、光ファイバーを立体的にデザインすることで奥行きを演出しています。
トレンドの横一文字形状のテールライトになっていますが、これまでにないグラフィックを採用することでEQSSUVの存在感を際立たせているようです。
電気自動車なのでマフラーエンドは採用されていません。
メルセデスベンツ新型SUV「EQSSUV」インテリア
メルセデスベンツ新型SUV「EQSSUV」のインテリアですが、「EQS」と「EQE」のインテリアとほぼ同じデザインになっています。
さすがメルセデスベンツと言わんばかりのビッカビカに光りまくるインテリアは好き嫌いが分かれるところかもしれませんが、個人的には大歓迎です。
メルセデスベンツのインテリアは光らせすぎていることもありますが、装飾の見せ方が基本的に上手ですね。
誰が見ても高級感があると分かるインテリアデザインを積極的に採用するのが良いです。
EQSSUVには、ドライバー用に12.3インチ、センターに12.8インチ、そして助手席に11.6インチのモニターを採用しています。
ちなみに、このほぼ液晶パネルで構成されたダッシュボードは「MBUXハイパースクリーンデジタルダッシュ」と呼ばれています。
デジタルクラスター、センダーディスプレイ、ダッシュボードディスプレイの3つの合計は、なんと56インチにもなる超大型デジタルディスプレイ群です。
メルセデスベンツ新型SUV「EQSSUV」では、車が移動中にテレビや映画といった映像コンテンツが見れるようになっているようです。
しかしながら、ドライバーが見ようとするとスクリーンが暗転(ブラックアウト)する機能が搭載されています。
ドライバーをモニターしているカメラが顔の向きを判別して、ドライバーが映像を見ていると判断したら映像が見れないように暗くするシステムになっています。
子供がテレビを見ている時にちょっと気になって見て画面が暗転してたら「お父さんが見たせいで見れなくなった!」と泣かれるようなことがあるかもしれませんね。
EQSSUVのセンターコンソールには指紋スキャナーが装備されており、最大で7つのユーザー設定が可能となっています。
運転者の指紋をスキャンすることで、シートポジションをはじめ、エクステリアミラーの角度、メータークラスターの表示内容などの個別設定が瞬時に切り替えられるというわけです。
EQSSUVのセカンドシートにはモニターの設定が可能となっています。
おそらくオプションになると思いますが、このクラスの車を買うユーザーなら迷わず選ぶオプションになると思います。
シートも厚みがあり座り心地は良さそうですね。
EQSSUVには3列目の設定も可能となっています。
ちなみに、3列目シートはオプションになると思いますが、選ぶ人は半々と言った印象です。
画像で見る限り、EQSSUVの3列目シートのヘッドクリアランスと足元の狭さを見ると3列目シートは無くても良いという判断になりそうです。
子供が多い家族であれば、迷わず3列目シートを選ぶでしょうね。
EQSSUVには最新の運転支援システムの導入も期待されています。
もしかするとレベル3に迫るシステムが日本仕様にも搭載される可能性があるかもしれません。
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メルセデスベンツ新型SUV「EQSSUV」パワートレイン
メルセデスベンツ新型SUV「EQSSUV」のパワートレインですが、後輪駆動のシングルモーターと四輪駆動のツインモーターが用意されます。
後輪駆動モデルとなる「450+」には、最高出力355馬力と最大トルク567Nmを発生させる同期式シングルモーターが採用されます。
四輪駆動モデルとなる「580 4MATIC」には、合計で最高出力536馬力と最大トルク858Nmという高性能スペックを発生するツインモーターが採用されています。
メルセデスベンツの発表によるとEQSSUVの巡航可能距離は770kmとなっています。
といっても、急速充電ではバッテリーの80%までしか充電できないし、電費もカタログ値の80%と仮定すると、770km×80%×80%=492.8kmが実走行距離と思われます。
EQSSUVにはシャシーコントロール対応のエアサスペンションが採用されているので、走行シーンに応じた車高と乗り心地を再現することが出来ます。
さらに、リアタイヤを最大10°切ることができるので、低速時の旋回性能や高速走行時の車線変更などのアシストが可能です。
ちなみに、「EQSSUV」にもメルセデスベンツの高性能スポーツグレード「メルセデスAMG」では715馬力以上が設定される予定です。
さらに、2021年のミュンヘンモーターショーで発表された「メルセデス・マイバッハEQSコンセプト」も気になるところですね。
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