トヨタ自動車は新型コロナ感染の拡大により生じた世界的な半導体部品不足により、大幅に新車の生産が遅れていることを発表しています。
新車生産の遅延により、すでにトヨタ車の注文をしたユーザーはもちろんのこと、これから購入を考えているユーザーにとっても先行きが見えない不安な気持ちになることでしょう。
私も新車営業マンを経験しているので、昨今の新車生産遅延問題の動向を気にしています。
今回は、トヨタ車を注文した、もしくは、これから検討するユーザーの参考になればと思い、２０２４年２月現在の納期情報を調べてみました。
トヨタ車の納期情報【２０２４年２月更新】
| トヨタ車種別納期一覧 | ||
| モデル | エンジンタイプ | 納期 |
| アクア | HV | マイナーチェンジ予定 （受注停止中） |
| アルファード | ガソリン | 受注停止 （１２カ月以上） |
| HV | 受注停止 （１２カ月以上） | |
| ヴェルファイア | ガソリン | 受注停止 （１２カ月以上） |
| HV | 受注停止 （１２カ月以上） | |
| ヴォクシー | ガソリン | ６カ月以上 |
| HV | 受注停止中 | |
| カローラ | ガソリン | 受注停止中 |
| HV | 受注停止中 | |
| カローラアクシオ | ガソリン | ２～３カ月程度 |
| HV | ２～３カ月程度 | |
| カローラクロス | ガソリン | ６～９か月程度 |
| HV | 6～９カ月程度 | |
| カローラスポーツ | ガソリン | 受注停止中 |
| HV | 受注停止中 | |
| カローラツーリング | ガソリン | 受注停止中 |
| HV | 受注停止中 | |
| カローラフィールダー | ガソリン | 受注停止中 |
| HV | 受注停止中 | |
| クラウン | HV | 受注停止中 |
| クラウン | FCEV | ４～５ヶ月程度 |
| クラウン クロスオーバー | HV | 2.4L：受注停止中 2.5L：４カ月程度 |
| クラウン スポーツ | HV | 受注停止中 |
| PHEV | ６カ月以上 | |
| グランエース | ガソリン | ３カ月程度 |
| コペン GR SPORT | ガソリン | 受注停止中 |
| シエンタ | ガソリン | 受注停止中 |
| HV | 受注停止中 | |
| GRスープラ | ガソリン | ６カ月以上 |
| センチュリー | ガソリン | １年程度 |
| センチュリー SUV | HV | ６カ月以上 |
| ノア | ガソリン | ７カ月以上 |
| HV | 受注停止中 | |
| ハイエースバン | ガソリン | ５～６カ月程度 （出荷停止） |
| ハイエースワゴン | ガソリン | ６カ月以上 （出荷停止） |
| ハイラックス | ガソリン | ６か月以上 （出荷停止） |
| パッソ | ガソリン | 2023年9月生産終了 |
| ハリアー | ガソリン | ５～６カ月程度 |
| HV | ５～６か月程度 | |
| PHEV | ５～６ヶ月程度 | |
| ピクシス エポック | ガソリン | ４～５ヶ月程度 |
| ピクシス ジョイ | ガソリン | 2023年6月 生産終了 |
プリウス | HV | ６カ月以上 （Uグレードは４カ月程度） |
| PHEV | ３カ月程度 | |
ヤリス | ガソリン | ２～３カ月程度 |
| HV | ６ヶ月以上 | |
ヤリスクロス | ガソリン | ６カ月程度 |
| HV | ６カ月以上 | |
| ライズ | ガソリン | 受注停止中 |
| HV | 受注停止中 | |
| ランドクルーザー300 | ガソリン ディーゼル | 受注停止 （2024年夏頃に受注再開？） |
| ランドクルーザー250 | ガソリン ディーゼル | 2024年3月 発売予定 |
| ランドクルーザープラド | ガソリン ディーゼル | 生産終了 |
| ランドクルーザー70 | ディーゼル | 受注停止中 （納期：２年以上） |
| ルーミー | ガソリン | 受注停止中 |
| GR86 | ガソリン | 3カ月程度 |
| GRヤリス | ガソリン | 2024年春頃 受注開始 |
| GRカローラ | ガソリン | 1年以上 |
| MIRAI | EV | 3カ月程度 |
RAV4 | ガソリン | 受注停止中 |
| HV | ３～４ヶ月程度 | |
| PHEV | ２～３カ月程度 | |
| bZ4X | BEV | ３～４カ月程度 |
トヨタ自動車のホームページ、及び、全国のトヨタ販売店やtwitterなどから情報を集めています。
トヨタ車の新車納期を保証するものではありませんので、予めご了承ください。
半導体部品をはじめとする部品供給不足による生産制限は続いているものの、改善に向かっていることは間違いないようです。
トヨタ車の納期の遅延が深刻！
トヨタの人気モデルの納期は軒並み長期化、もしくは、受注停止などが目立っている印象です。
やはり、ガソリンモデルよりも電気モーターとバッテリーを必要とするハイブリッドシステムを搭載したモデルの生産遅延が目立っている印象を受けます。
日本製用モデルからグローバルモデルへと変貌を遂げた新型クラウンクロスオーバーの初期配車の納車が始まっていますが、納車は６カ月程度必要になっています。
新型クラウンシリーズは「スポーツ」「セダン」を次々と発表しましたが、予想通り注文殺到による納期の長期化が発生しています。
とにかく受注停止が目立つ！
トヨタの受注停止が目立ってきました。
トヨタの営業マンは売る車が無いと嘆いていることでしょう。
お客様からの納期確認や車両の問い合わせで携帯電話が鳴り止まない日々を過ごしていることでしょうね。（ガクブル）
ちなみに、2023年のトヨタ自動車の世界販売台数が4年連続１位だったことが発表されていました。
これだけ受注停止があるのに世界１位になったということは、日本工場で生産した車をほとんど海外に輸出していたのではと思われても仕方ないです。
是非、日本市場のオーナーにも一日も早く新車を届けて頂ける様にお願いします。
2024年1月29日にトヨタ自動車はディーゼルエンジンの認証を委託していた豊田自動織機が認証不正を行っていたことを公表しました。
これにより認証不正対象エンジンを搭載してる「ランクル300」「ハイエース」「ハイラックス」の出荷停止を発表しています。
「ランクル70」の２年分の生産枠が完売！
日本市場で再々販売された新型「ランクル70」の2年分の生産枠がすでに完売しています。
そもそもの生産台数が少なかったこともあり、新型「ランクル70」の購入倍率は30倍とも40倍とも言われる熾烈な争いとなりました。
今回の事を受けてメーカーが2025年以降の「ランクル70」の生産台数を増やすようなことがあれば、多少早くなる可能性があります。
新型「ランクル70」は台数限定ではなく、カタログモデルとして復活しているので、いつか普通に購入できる日が来るのを信じて待ち続けるのもいいかもしれません。
新型「ランクル250」の発売は3月が濃厚！
新型「ランクル250」の日本発売は2024年3月になる可能性が濃厚のようです。
トヨタの販売店にいる友人に聞いたところ、「確定ではないが、2024年3月に発売される可能性があると聞いている」という答えを得ました。
とはいえ、かなり強い箝口令が引かれているようで、店長にすら新型「ランクル250」の関する情報は一切降りてこないとのこと。
販売法人のお偉いさん方には年間計画台数などが通達されている可能性があるようですが、いづれにしても詳しい情報は発売ギリギリにしか分からないようです。
ちなみに、2024年2月に営業マン向けの研修が予定されているようなので、日本市場への「First Editon（ファーストエディション）」の有無やグレード構成などが明らかになる可能性があります。
下取車があるならまず査定をしよう！
元自動車営業マンである私がお勧めするのは、お目当ての車が決まったらまずは査定をすることです。
査定をする理由は、今のあなたの愛車の適正価値（査定価格）を知ることができるからです。
新車の納期が延びたことにより、ディーラーでは数カ月後の納車まで査定価格を保証して契約を行うケースが増えています。
査定価格を保証してくれるのはとてもありがたいことですが、その査定額が「高い」のか「安い」のか、あなたは分かりますか？
元自動車営業マンからすると、保証されている査定価格は「数カ月後に予想される最低限の査定価格」である可能性もあると思います。
つまり「このくらいの価格なら間違いないだろう」という価格かもしれないのです。
もちろん、あなたがその査定額に満足し、納得するのであれば問題ありません。
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