アウディのフラッグシップSUVモデルである「アウディQ8」に試乗しました!
今回試乗したのは、アウディQ8にスポーティな要素を組み込んだグレード「アウディ Q8 55TFSISline(Sライン)」です。
アウディQ8 55TFSI Sラインに搭載されるパワートレインは、3.0ℓV6ツインスクロールドターボエンジンに48Vマイルドハイブリッドシステムが組み合わせれています。
最高出力340馬力と最大トルク500Nmというパワフルなユニットを搭載しています。
ちなみに、アウディQ8「Sライン」には、「Sライン専用のエクステリア」「Sライン専用22インチアルミホイール」「Sライン専用サスペンション」「Sライン専用のインテリア」等、スポーティ要素が強い「Sライン」専用の装備が備わります。
今回は、アウディQ8の3.0ℓV6ツインターボエンジンに48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載する「55TFSI」の試乗インプレと3つの気なる点を紹介します。
激速電気自動車「RSe-tronGT」試乗レビュー⇒【試乗レビュー】アウディRSe-tronGTインプレ&評価!5つの気になる点とは?
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アウディQ8「インプレッション」
アウディQ8「Sライン」の試乗インプレッションです。
第一印象は、とにかく「デカい!」この一言に尽きます。
アウディQ8はクーペSUVと言われていますが、はっきり言ってクーペという印象はありません。
クーペというより、カッコいいSUVという印象を受けました。
アウディQ8の中でスポーティな味付けがされた「Sライン」というグレードということもあり、速そうだなぁと思いました。
アウディQ8「Sライン」には、標準で22インチという巨大なアルミホイールを装備しています。
見た目から察すると、このモデルはとんでもなく速いモデルなのではないかと思ってしまうほどのエクステリアです。
改良新型アウディQ8「一般道試乗」
アウディQ8のアクセルを踏み込むと、3.0ℓツインターボのエンジンと48Vマイルドハイブリッドシステムが同時に稼働します。
アウディQ8の2.5トンに迫る巨体を、最高出力340馬力と最大トルク500Nmのパワートレインがスムーズに加速させていきます。
V6エンジンの音も静かで、レスポンスも良く、そして、トルクフルなエンジンという印象を受けました。
乗り心地が硬いなぁと思っていたら、アウディQ8のサスペンションが「Dynamic(スポーツモード)」になっていてことに気付きます。
ドライブセレクト(シャシーコントロール)で「コンフォート(快適)」を選択すると、小刻みにガタガタとなる感じは収まりました。
とりあえず「コンフォート」のまま試乗を続けます。
ブレーキフィーリングは、手前から効いてくるので踏みすぎに注意が必要ですが、制動力は抜群ですね。
アウディQ8に試乗して思ったことですが、アウディQ8は決して速いスポーツSUVではありません。
アウディQ8の見た目はクーペSUVなので速そうな印象があるかもしれませんが、暴力的な加速力もなければ、軽快なフットワークも感じませんでした。
アウディQ8は、クルーザーのようにゆったり乗るスタイリッシュSUVという印象が強く残りましたね。
もちろんアウディQ8はスタイリッシュで見た目もかっこいいし、十分トルクフルな走りが可能です。
アウディQ8を普段使いするなら全く気にもならないと思います。
改良新型アウディQ8「3つの気になる点とは?」
改良新型アウディQ2に試乗して私が気になった点が3つあります。
小さなことかもしれませんが、車は安い買い物ではないのであえて厳しめにジャッジしました。
気になる点①決して速いSUVではない
アウディQ8は速いスポーツSUVではありません。
クーペSUVというと、ポルシェ「カイエンクーペ」やランボルギーニ「ウルス」などのスポーツSUVを連想しがちです。
アウディQ8は確かにスポーティな印象のあるクーペSUVですが、めちゃめちゃ速い車ではないのです。
アウディQ8に乗ったら分かると思いますが、かなり重厚感があります。
悪い言い方をすると重たいです。
340馬力のエンジンを搭載していますが、やはり2.5トンに迫ろうかという重量の車にはそのくらいのスペックがあって当然といった印象です。
もしあなたがアウディQ8に速さを求めているのであれば、迷わずアウディQ8の高性能モデル「RSQ8」を検討することをお勧めします。
⇒【アウディRSQ8】600馬力のスーパーSUVの日本発売日はいつ?価格はいくら?
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気になる点②「Sライン」の乗り心地が硬すぎる
アウディQ8の乗り心地が硬すぎるような気がしました。
私が試乗したQ8のグレードが「Sライン」だったこともあると思いますが、結構ガタガタと盛大に車体が揺れます。
乗り心地が快適なはずの「コンフォート(快適)」モードにしてもあまり改善しませんでした。
カタログを見ると、「Sライン」には「アダプティブエアサスペンションスポーツ」という記載があります。
アウディQ8「Sライン」が硬めの味付けになっているのは分かりましたが、スタイリッシュで優雅なクーペSUVにしては振動が気になります。
22インチアルミホイールに285/40R22のタイヤを履かせているので、むしろこのくらいの振動に抑えているだけ優秀なのかもしれませんが・・・・。
それにしても、結構気になる振動が車内に響いてきます。
出来れば「スーパーコンフォート(超快適)」というモードを追加してもらえるとありがたいです。
気になる点③マフラーエンドがダミー
アウディQ8のマフラーエンドはマフラーエンドであらず!
リアバンパーからマフラーエンドを出さないのが今のトレンドであることは分かっていますが、アウディQ8がせっかくカッコいいクーペSUVと思うと残念です。
出来るだけ本物のマフラーエンドに見えるように頑張ってデザインしているところがせめてもの救いですね。
ただ、アウディQ8「Sライン」がスポーティでカッコいいだけに、やはりダミーマフラーは気になる存在でした。
「スポーツカーもスポーツSUVもリアビューがカッコよくあるべきだ!」というのが私の持論なので、あえて気になる点に挙げさせていただきます。
本当に穴が空けられていてそこから小さな本物のマフラーが見えていた方がショックですからね。
正直、性能には何の影響もないので、マフラーエンドなんてどうでもいいなら無視して大丈夫です。
ダミーマフラーってダサい?⇒ダミーマフラーはダサい?新型車にフェイクマフラーが採用される理由とは?
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改良新型アウディQ8「評価」
アウディQ8を評価してみましょう!
アウディQ8は、アウディのSUVモデルにおいて間違いなくフラッグシップモデルです。
アウディQ8の実車を見たら分かりますが、その堂々とした佇まいはさすがと言う他ありません。
アウディでありながら、アウディらしからぬアウディQ8の独創的なエクステリアは、人の目を釘付けにします。
試乗したモデルがスポーティな特徴を持つ「Sライン」だったこともあり、存在感は1割り増しだった気がします。
運転した感じは、重厚感があり、余裕のあるトルクフルなエンジンアによって、まさにクルーザーに乗っていることを連想させるものでした。
全幅199cmというほぼ2mの幅も気にすることなく運転出来ました。
エンジンはトルクフルではありますが、決して速いわけではなく、本当にジェントルな味付けです。
「Sライン」ならではの硬めのサスペンションは人によって好みが分かれるところでしょう。
マフラーエンドがダミーなのは個人的には頂けませんでしたが、これも時代の流れということで諦めました。
以上、アウディQ8を試乗した評価は、アウディQ8は陸のクルーザーであるということです。
ぜひアウディQ8を検討する際に当ブログの試乗レビューを参考にしていただけたらありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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