どうも、Mです。
立体駐車場に納まるコンパクトな輸入車のSUVとして、都会で人気を博しているアウディのQ2シリーズから、シリーズ最速モデル、「SQ2」の受注が2018年12月13日より欧州で開始されました!
アウディQ2の日本でのエンジンラインアップは、街乗りに最適な112PSの1.0リッターターボエンジンと、高速道路の巡航向きの150PSの1.4リッターシリンダーオンデマンドの2タイプです。
もともとコンパクトSUVというカテゴリーということもあり、日本で売れているほとんどのQ2が1.0リッターエンジンなのではないでしょうか。
しかし、そんなコンパクトなアウディQ2には、アウディの4WDシステムである「quattro」がラインアップしていません。
アウディのコンパクトSUVということもあり、4WDを期待していたユーザーにとって前輪駆動しかラインアップに無いというのは、いささか酷な話でした。
ということで、今回アウディQ2にSQ2が加わったことは、そんなコンパクトな4WDのSUVを望んでいるユーザーには朗報ということですね。
それでは、早速、新しくラインアップに加わるアウディSQ2を見ていきましょう。
アウディSQ2の日本発売時期は?
一番最初に気になるのは、アウディSQ2の日本での発売時期ではないでしょうか?
せっかくいい車がドイツ本国で出るのに日本で発売されなきゃ意味ありませんからね。
まず、アウディSQ2の日本での発売の有無ですが、かなり高い確率で発売されるようです。
「かなり高い確率」としたのは、アウディはアウディRS3の日本導入において大幅な販売遅延という前科があります。
アウディRS3を日本で発表したのに、RS3の認可が下りないとして、販売が見送られる事態に!一時「このまま発売されなくなるのでは?」との噂が出るほどでしたが、当初の計画から約半年後にようやく日本導入となった経緯があるのです。
もしかするとアウディSQ2もアウディRS3のように、認可承認の遅延、最悪、導入見送りとなるかも?
と、無駄に心配してみましたが、ほぼ間違いなくアウディSQ2の日本に投入は行われると思います。
欧州では2018年12月13日よりSQ2の受注が開始され、デリバリーは2019年初めとアナウンスされています。
アウディのライバルであるメルセデスベンツやBMWを例にとってみると、メルセデスベンツ新型Aクラスは本国発売より半年で日本導入、BMWの新型5シリーズも約半年で日本導入となっているので、普通に考えれば日本導入は2019年6月という見方ができるのですが、アウディの新型A8とA7では本国発売から日本導入まで10ヶ月も要するなど、アウディはちょっと動きが遅い傾向があります。
よって、少し時間に余裕を持たせて考えてみると、アウディSQ2の日本発売時期は2019年9月頃と思われます。
毎年9月がイヤーモデルの切り替え時期でもあるので、新型車投入のタイミングとしては、あり得る時期です。
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アウディSQ2の見た目は?
アウディSQ2のエクステリアです。
アウディQ2から大幅な変更はないようですが、まずグリルが横基調ではなく、縦基調になっていることが確認できます。
丈夫な鉄格子のようになったシングルフレームグリルが、アウディSQ2のアイデンティティになるようです。
グリルには「SQ2」のロゴが与えられています。
フロントバンパーには、アウディQ2より大型のエアインテイクとアンダースポイラーが採用されていて、スポーティな印象を与えてくれます。
アウディQ2の可愛らしい感じが無くなり、ちょっと大人なやんちゃさが顔を出していますね。
サイドバンパー(ストーンガード)もアウディQ2より幅広くなっていて、ドアパネルには「quattro」のロゴがブラックリボンにホワイトレターであしらわれています。
このワンポイントがあることで、SUVならではのバルキーなボディを、クーペのようなスリムな雰囲気になっているように見えます。
アウディSQ2のリヤビューです。
大型化されたリアスポイラーが装備され、ルーフラインがまるでクーペのようなシルエットになっています。
リアバンパーには「Sシリーズ」と言えばこれ!「クワッドエキゾーストシステム」が採用され、だれが見ても「S」とわかる力強さが出ています。
リアパネルにも「SQ2」のロゴが与えられます。
アウディSQ2のアルミホイールには標準で18インチのアルミホイールと245/45のタイヤが装備されます。
オプションで19インチアルミホイールと235/40のタイヤを選ぶことも可能なようです。
ちなみに、写真のSQ2は「エクステンション・パッケージ」という特別仕様のようで、ドアにある「quattro」のロゴはこの車にしかないようです。
日本でもこの仕様が発売されるかは不明です。
車高はアウディQ2より20mm低く設定されていて、装着されるブレーキディスクはフロント340mm、リアが310mmと大型化され制動力も申し分無さそうです。
SQ2のインテリアです。
ステアリングはフラットボトムステアリングが採用され、まるでアウディTTのようなスポーツカーのようなインテリアになっています。
メーターナセル内には「アウディバーチャルコックピット」が納められ、「Sシリーズ」専用の単眼メーターが確認できます。
一部情報によると、「アウディバーチャルコックピット」に3種類のモードが用意されているようですが、詳細はまだ不明です。
ドアグリップ、センターコンソール、エアコンのエアベント、デコラティブパネル、そして、ステッチには、アクティブな「赤」が装飾されていて、ドライバーの気持ちを高めてくれそうです。
ペダルもアルミ製のものに変更されていることが確認できます。
インテリアもかなりQ2シリーズ最速の「S」らしくなっていますね。
センタークラスターに配置される8.3インチのディスプレイは引き続きアウディの最新のインフォテイメントシステムが採用され、Apple CarPlayとAndroid Autoへの対応はもちろんのこと、Wi-Fiホットスポットも搭載しています。
データ―通信も引き続き「LTE」となる見込みです。
アウディSQ2のパワートレインは?
「Sシリーズ」と言えば、ハイパフォーマンスエンジンです。
アウディSQ2に搭載される2.0リッターターボエンジンの最高出力は300PS、最大トルクは400Nmにも及び、なんと0-100km/hのタイムは4.8秒の俊足です!
アウディQ2の可愛らしい雰囲気からは想像もつかないほどのスペックを持っていることが判ります。
アウディのスポーツクーペであるアウディTTSとほぼ同じスペックのエンジンが搭載されていると思えば納得の性能です。
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組み合わされるトランスミッションは7速のSトロニック(デュアルクラッチトランスミッション)なので、殆どつなぎ目を感じさせないスムーズな変速が可能です。
搭載されるクワトロシステムは100分の一秒単位で前後のトラクションをシフトする事ができる油圧作動式の多板クラッチが採用されています。
アウディSQ2に搭載される2.0リッターエンジンには、低回転時のターボチャージャーへの排気流入を2段階で変更できるシステムを採用し、エンジンをトルクとレスポンス向上が図られているようです。
アウディTTSのアクセルレスポンスも結構良かっただけに、このエンジンには興味があります。
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アウディSQ2販売価格は?2019年1月18日追記
2019年1月14日、アウディはドイツ本国にてアウディSQ2の受注を開始しました。
日本でもコンパクトSUVとして人気のあるQ2の高性能バージョンともあり、価格が気になるところですが、本国での販売価格は44万500ユーロ、日本円にして約567万円からとなります。
日本販売価格の予想としては、567万円をベースに日本への船代や関税等が掛けられることを踏まえると、600万円を少しきる、598万円からの販売となりそうですね。
高いとみるか安いとみるかは試乗してみてからといったところでしょうか。
いずれにせよ、300PSのコンパクトSUVというのは大変魅力的ですね。
まとめ
いかがでしたか?
アウディQ2最速のSQ2の受注が開始されたニュースをご紹介しました。
立体駐車場に入るSUVという事もあって、アウディQ2のニーズも高まってきています。
1.0リッターターボという低排気量のエンジンもコンパクトな感じがして、特に女性に人気がありそうです。
しかし、どうしても「4WDが良い」とか「パワーが欲しい」というユーザーさんからするとQ2は真っ先に検討から外れてしまうでしょうが、SQ2の登場で一気に選択肢広がりそうです。
アウディSQ2が加わる事で、「走りに拘る男性客」の取り込みにもなりそうですし、何より「バカッ速なコンパクトSUV」というところが「やんちゃ」でいい感じです。
エクステリアでも、S専用のシングルフレームグリル、大型エアインテイクが採用されたバンパー、「Sシリーズ」ならではのクワッドエキゾーストシステム、大型のブレーキユニット、そして、「SQ2」のエンブレムと見どころ満載です!
インテリアも「赤」を基調とした配色がなされ、乗る者をワクワクさせてくれる演出がされています。
何よりファインチューニングされた2.0リッターターボエンジンのスペックたるや、車好きには喉から手が出るほどのスペックをなっています。
アウディの最少SUVの最速モデル「SQ2」日本デビューが楽しみです。