トヨタ自動車は、本格的なオフロード性能を持つ「ランドクルーザー(以下:ランクル)」の最小モデルとなる「ランクルミニ(仮名)」を発表する予定です。
「ランクル」と言えば、2023年8月2日の10:00(日本時間)に「ランドクルーザー・プラド」の実質的な後継モデルとなる「ランドクルーザー250(以下:ランクル250)」をワールドプレミア(世界初公開)されました。
新型「ランクル250」への進化に伴い、ボディサイズも兄貴分である「ランクル300」とほぼ同等サイズまで拡大されたことが話題になっています。
「ランクルミニ」の登場は、新型「ランクル250」のようなカッコいいSUVが欲しいけどサイズが大きすぎると嘆いているユーザーにとって朗報となります。
「ランクルミニ」の開発はすでに始まっており、自動車の最新情報誌「Xマガジン」の9月号でも取り上げられています。
トヨタ「ランクルミニ」の発表は2024年後半
画像引用元:Motortrend
トヨタの「ランクル・ファミリー」の最小モデル「ランクルミニ」の発表は2024年後半以降になると予想されています。
「ランクルミニ」は世界戦略車として開発が進められており、比較的早い段階で発表されるとみられています。
トヨタが「ランクルミニ」の発表を急いでいる理由は、スズキ「ジムニーロング」の存在が大きいと思われます。
スズキ「ジムニーロング」はインドで販売が開始された「5ドアのジムニー(日本名:シエラ)」です。
全長とホイールベースが拡張されて3ドアから5ドアへと利便性が大きく向上した「ジムニーロング」の発表は大きな話題となり、すでに約4万台の受注が入っているそうです。
今後、アフリカや中南米、そして欧州への展開も予定しており、販売台数はさらに伸びそうです。
そんな「ジムニー」の独壇場だったラダーフレームを採用した唯一無二のコンパクトサイズの本格オフローダー市場にトヨタが参戦します。
ちなみに、「ジムニーロング」の日本導入に関して、スズキから正式なアナウンスは出ていません。
しかしながら、スズキは「ジムニーロング」のデザインを日本国特許庁に意匠登録を済ませているところを考えると、日本導入も視野に入れていると思われます。
もし「ジムニーロング」が日本に導入されるのであれば、2024年以降と言われているので「ランクルミニ」の発表も同時期になる可能性があります。
トヨタ「ランクルミニ」のサイズを予想
画像引用元:トヨタ新型「ランクル250」発表(YouTube)
トヨタ「ランクルミニ」のサイズは「ヤリスクロス」よりも大きく「カローラクロス」よりも小さいサイズになると予想します。
ヤリスクロス | カローラクロス | |
全長 | 4200mm | 4490mm |
全幅 | 1765mm | 1825mm |
全高 | 1590mm | 1620mm |
中間値を取ると、全長4350mm×全幅1800mm×全高1600mm程度のサイズになります。
「ランクルミニ」はラダーフレームと四輪駆動システムを採用することで、悪路走破性の高い本格派コンパクトオフローダーとなる見込みです。
2023年8月2日(日本時間)に行われた新型「ランクル250」の発表において、今後の「ランクル・ファミリー」の展望がほんの少し垣間見れました。
ワールドプレミアされた新型「ランクル250」の後ろに謎の車が2台投影されています。
おそらく左に写っている車が「ランクルミニ」と思われます。
タイヤの大きさなどから推測しても比較的コンパクトサイズであることが分かります。
また、バックドアにはスズキ「ジムニー」と同じようにスペアタイヤを搭載している様子も確認できました。
新型「ランクル250」譲りのエッジの利いたスクエアデザインと扱いやすいコンパクトサイズで発表されるのであればバカ売れ間違いなさそうです。
ちなみに、右に写っている車はグリルが閉じていることから「ランクルEV」だと思われます。
とにかく「ランクル・ファミリー」の末っ子となる「ランクルミニ」の発表が楽しみです。
「ランクルミニ」の名称は「ランクルFJ」?
2023年11月7日にトヨタ自動車が日本の特許庁に「ランドクルーザーFJ(以下:ランクルFJ」)」の商標登録を行ったことがわかりました。
「ランクルFJ」の「FJ」は「ヨンマル」と呼ばれている「ランドクルーザー40系」の型式が由来しています。
「ランクルミニ」の正式名称はまだ公表されていませんが、「ランクルFJ」だとしても不思議ではありません。
むしろ、ランクル40の型式となる「FJ」を冠した新しい「ランドクルーザー」の誕生は歓迎されると思われます。
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