2006年に生産が終了したトヨタのクーペ「セリカ」が復活するのではないかと噂されています。
トヨタ「セリカ」は7代36年間にわたりトヨタで販売されていたスペシャリティカーです。
特に6代目「セリカ」は丸目4眼ヘッドライトという個性と世界ラリー選手権(WRC)のゲーム「セガラリー」に登場していたことで有名な車です。
2006年に惜しまれつつその歴史に幕を下ろした「セリカ」の復活を多くのファンが待ち望んでいます。
そんな「セリカ」が復活する可能性と、もし発表されるならいつ頃で、どんな車になるのかを推測します。
トヨタ新型「セリカ」は本当に復活するの?
画像引用元:clicccar
トヨタ新型「セリカ」が本当に復活するのかについては、今のところわかっていません。
しかしながら、トヨタが新型「セリカ」を開発を検討しようとしており、復活する可能性があることは間違いないようです。
トヨタ「セリカ」の復活が噂される根拠となったのは、豊田章男会長が2023年3月に開催された新城ラリー(全日本ラリー選手権)のトークショーで「今後のセリカ」について触れたにあります。
豊田章男会長は「セリカという車がもう一回欲しい!」と「セリカ」への熱い想いを語っています。
そして「最近ではロングセラーのクルマが復活してきましたので、そういう流れを是非、佐藤新社長が引き継いでくれるんじゃないのかなと、淡い想いで期待をしております!」と締めくくりました。
車好きの豊田会長らしいコメントですが、話はここで終わりませんでした。
この豊田章男会長の熱い想いを受けた現トヨタ自動車社長である佐藤恒治氏が「セリカを復活させたい」とコメントしたのです。
佐藤恒治社長の発言によって「本当にセリカが復活するんじゃないか?」とネット界隈がザワついています。
佐藤社長は生粋の自動車エンジニアであり、トヨタのスポーツ部門である「Toyota GAZOO Racing」の2代目プレジデントも務めていたスポーツカー好きとしても知られている人物です。
ある意味、豊田章男会長が持つ「生粋のスポーツカー好き魂」を一番色濃く受け継いでいる人物なのかもしれません。
そんな佐藤社長が「セリカの復活」を考えているのであれば、新型「セリカ」が登場する可能性は十分あると思います。
とはいえ、新型「セリカ」の開発はまだ白紙状態でこれから検討されるプロジェクトになるはずです。
新型「セリカ」の復活はまだ先の事になりそうですが、トヨタのスポーツカーに対する想いに期待しましょう。
トヨタ新型「セリカ」の発表時期はいつ?
画像引用元:Auto Evolution
トヨタ新型「セリカ」の発表時期は2027年頃と予想します。
私が国産車の営業マン時代に新型車研修で開発チームのメンバーの方と話す機会があったのですが、車両開発には4~5年の開発期間が必要だと語っていました。
新型車のみならず、メーカーは新型モデルを発表するのと同時に次期後継モデル(フルモデルチェンジ)の開発をスタートさせているわけです。
そのことを考慮すると新型「セリカ」の開発にも最低でも4年の歳月が必要になるでしょう。
新型「セリカ」の開発においてはまだ検討段階であり、プロジェクトはまだ始まってすらいない状態であると推測されます。
豊田章男会長と佐藤恒治社長が熱望しているとしても、1~2年で開発できるものではありませんからね。
トヨタが2023年中に新型「セリカ」の開発を決定すれば、その4年後である2027年頃には発表される可能性があります。
トヨタ新型「セリカ」はEVとして生まれ変わる?
画像引用元:トヨタイムズ
トヨタ新型「セリカ」は電気自動車(BEV)として開発される可能性が高いと思います。
2023年以降に新型「セリカ」の開発が進められるとするのであれば、デビューは2027年以降になる可能性が高いです。
まもなく2030年に突入しようとする時期にガソリンエンジン車になるとは考えにくいでしょう。
少なくともハイブリッド、もしくは、PHEVになる可能性が高いと思われます。
新型「プリウス」ベースで開発されるようなことがあれば、多少の開発期間短縮にはなるかもしれません。
しかし、新型「セリカ」が「プリウスクーペ」ではあまりにも芸が無さ過ぎます。
せっかく「セリカ」を復活させるのであれば、トヨタ初のEVクーペとして発表した方が話題になるはずです。
事実、トヨタの関係者も『もし新型「セリカ」が開発されるとすれば、EVクーペになるかもしれない』と予想しているようです。
豊田章男会長が語った「セリカへの熱い想い」が本当に新型「セリカ」という形になって発表されることに期待しましょう。
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