マツダが世界に誇るライトウェイト・スポーツオープンモデル「ロードスター(海外名:MX-5)」のフルモデルチェンジに関する情報がスクープされました。
2022年9月に生産終了し、在庫のみの販売となった4代目マツダ「ロードスター」は、ついに5代目となる次期新型ロードスターに引き継がれます。
5代目となる次期新型ロードスターには、更に進化させた「魂動(こどう)-Soul of Motion」デザインとマツダ自慢のスカイアクティブテクノロジーが惜しみなく採用されるとみられています。
マツダ次期新型ロードスターの日本発表はいつ?
マツダ次期新型ロードスターの日本発表は、2023年後半になると思われます。
つまり、2022年9月に4代目ロードスターの生産終了がアナウンスされてから、5代目ロードスターの発売まで約1年前後という時間が空くと思われます。
なぜ、4代目から5代目ロードスターの発表まで約1年もの期間が必要になるかというと、
①世界的な「2ドアクーペ」の需要減少
②世界が納得する「次世代内燃機関の開発」
が関係していると思います。
①世界的な「2ドアクーペ」の需要減少
マツダ次期新型ロードスターの発表が遅れる要因の一つは、需要減少による開発の遅れではないかと思います。
現在、世界的に2ドアクーペの需要が激減しいます。
事実、世界的な2ドアクーペの需要減少に伴い、メルセデスベンツ「SLK」は廃止、そして、アウディ「TTシリーズ」も廃止される予定です。
主な廃止の理由は「採算がとれる見込みがない」&「利益を取れる次世代モデルへの投資」でした。
マツダとしても、4代目ロードスターを発表した直後こそ受注を取れていたようですが、2年後には登録台数は徐々に減少していきました。
特に登録台数の減少が顕著だったのは、「北米」「欧州」「中国」、全て台数が見込める自動車大国であるという事実だったわけです。
その結果、マツダの経営陣から「5代目ロードスターの開発を止めて、いっそのこと4代目で廃止するべきじゃないか?」という声が挙がった可能性があります。
ということで、次期新型ロードスターの開発が一時中断していたのではないかと考えます。
発展が見込めない市場への投資は賢明ではありませんからね。
しかし、2020年のコロナ禍では減少していたロードスターの登録台数が右肩上がりに!
登録台数が増加した理由は不明ですが、コロナ禍で国内外の旅行に行けなくなり、せっかくならオープンカーにでも乗ろうかなというユーザーが増えたのかもしれませんね。
ロードスターの登録台数が増えたら増えたで再度マツダの経営陣が「5代目ロードスター出したら売れるんじゃね?」と思ったかもしれません。
もちろん、その他諸々理由はあると思いますが、次期新型ロードスターの開発にGOサインを出したことに車好きとして感謝します。
あくまで想像ですが、次期新型ロードスターの発表が遅れる背景には、需要減少による開発の一時中断があったのかもしれません。
②世界が納得する「次世代内燃機関の開発」
マツダ次期新型ロードスターの発表が遅れる要因の一つは、次世代内燃機関の開発の遅れではないかと思います。
世界は「脱・二酸化炭素」のため、ハイブリッドや電気自動車などの次世代パワートレインに大きく舵を取りました。
特に「脱・二酸化炭素」に力を入れているヨーロッパ諸国の自動車メーカーは、2030年前後を目途に完全に電気自動車と代替燃料へ移行すると発表しています。
この動きは日本車でも例外ではなく、各社ハイブリッド化や電動化を進めています。
マツダとしても次期新型ロードスターを発表するにあたり、これまでのガソリンエンジンでは世界ではやっていけないと危機感を募らせたことでしょう。
そこでマツダの次世代内燃機関として白羽の矢が立てられたのが、マイルドハイブリッドシステムであっても何の不思議もありません。
マイルドハイブリッドシステムとは、内燃機関(ガソリン・ディーゼルエンジン)に小型モーターを付けてアシストするシステムです。
マイルドハイブリッドシステムは、新開発エンジンだけではなく、既存のエンジンにも採用できるため、安価にハイブリッド化できる手段として知られています。
ヨーロッパ車は積極的に48Vマイルドハイブリッドシステムを採用しています。
次期新型ロードスターに搭載される次世代内燃機関は、燃費基準が益々厳しくなっていることを考慮すると完全新開発となるでしょう。
少なくとも従来のエンジンより20~30%の燃費改善が必須となると思われます。
よって、マツダ次期新型ロードスターにマイルドハイブリッドシステムが採用されても驚かないでしょう。
むしろ、マツダ自慢の「スカイアクティブ技術」に48Vマイルドハイブリッドを搭載したらどんなエンジンになるのか個人的にも興味があるところです。
マツダは世界が納得する次世代内燃機関を開発するために時間が必要なのだと思います。
ちなみに、次期新型ロードスターの発売時期に関しては、多くのメディアが約1年ほどの時間が必要だと予測しています。
マツダ次期新型ロードスターの発表を待ちましょう。
マイルドハイブリッドの時代が到来!メリットと採用の理由とは?
マツダ次期新型ロードスターのテスト車両を目撃
画像引用元:carscoops
マツダ次期新型ロードスターのテスト車両がドイツで目撃されました。
「あれ?全然変わってないじゃん!」と思うのも無理ありません。
目撃されたテスト車両には、4代目ロードスターのボディが使用されているため次期新型ロードスターの雰囲気は皆無です。
しかしながら、逆を返せばそれだけ厳重に開発が進められているということでしょう。
エクステリアこそ4代目ロードスターですが、エンジンとシャシーは次期新型ロードスターのものと思われます。
画像引用元:carscoops
テスト車両のリアフェンダーは拡大されているところを見ると、次期新型ロードスターはトレッドが広くなっていると推測できます。
今回目撃された次期新型ロードスターのテスト車両は、4代目ロードスターのボディでカモフラージュされているため、詳細はこれ以上わかりません。
しかしながら、2ドアクーペが消滅している昨今の自動車市場において、次期新型ロードスターは貴重な存在となることは間違いありません。
マツダ次期新型ロードスターに関する続報に期待が膨らみます。
新車の生産遅延により中古車の買取価格が高騰!
画像引用元:carscoops
メーカーによる新車減産と大幅な遅延により、日本の自動車市場では中古車の価格高騰が発生しています。
更なる半導体不足によって新車が生産されない状態は2025年頃まで続くと予想されています。
新車がすぐに手に入らなければ、自ずと注目されるのはもうすでに市場にある中古車ですよね。
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