踏切内で車が立ち往生した時の対処法は?あとを絶たない踏切事故の原因は〇〇〇〇だ!

当ページのリンクには広告が含まれています。

自動車が踏切で立ち往生して電車と接触事故を起こす事案が後を絶ちません。

踏切はあなたにとっても身近な存在ではないでしょうか?

もしかすると、踏切に入った瞬間に「カンカンカンカン」という踏切の警告音を聞いてあせった経験があるのではないでしょうか?

日本の道路交通法では、踏切進入時には一時停止、左右確認が義務付けられています。

それでも、踏切事故が無くならないのはドライバーのある心理のためです。

今回は、もしあなたが踏切内で車が立ち往生した時の対処法と踏切事故の原因を紹介します。

運転中の食事は交通違反?安全運転義務違反の点数と反則金はいくら?

目次

踏切内で車が立ち往生した時の対処法とは?

それでは、踏切内で車が立ち往生した時の対処法を紹介します。

慌てずに前後を確認して、とにかく車を動かす

踏切内で停車中に遮断機が下りたら、とにかく車を動かすことが出来るか確認しましょう。

もし、あなたが踏切内で停車中に遮断機が下りたら、落ち着いて前方と後方の状況を確認して下さい。

前方に車が入るスペースが空いていれば前に、後方が空いていれば後ろに車を動かしましょう。

この際、空いている車線は走行車線でも対向車線でもどちらでも構いません。

とにかく空いている車線があればそこに向かって車を動かすことが重要です。

踏切の遮断機が下りていても大丈夫です。

大前提として、遮断機はあなたを踏切中から出さないようにするためのものではありません。

遮断機が下りていても、そのまま車をゆっくり通過させれば、遮断機は上に持ち上がって脱出出来るように設計されています。

遮断機を通過する際に、車に多少の傷が付いてしまうかもしれません。

しかし、そんなことを気にしている場合ではないので、とにかく踏切内から車を出すことを最優先に考えましょう。

車を出て遮断機にある非常停止ボタンを押す

踏切内に立ち往生した時に、車を動かすことが出来なければ、迷わず車を出て遮断機に設置されている「非常停止ボタン」を押しましょう。

踏切に設置されている「非常停止ボタン」を押すと、列車の運転手に危険を知らせることが出来ます。

鉄道会社によっては、「非常停止ボタン」をした瞬間に自動ブレーキが働いて列車を停止することも出来ます。

平均的に、踏切の警告音が鳴り始めて30秒後、遮断機が下りて15秒後に列車が通過するそうです。

つまり、もしあなたが踏切内に立ち往生した場合、残された時間は最長で30秒しかありません。

踏切内に立ち往生して車を動かすことが出来ないのであれば、躊躇(ためら)うことなく「非常停止ボタン」を押しましょう。

その行動によって、大事故を防ぐことができる可能性が高くなります。

踏切事故の原因は直前横断

踏切内に立ち往生、つまり、踏切事故の原因のほとんどは直前横断です。

直前横断とは、列車が近づいてきていることを知っているにも関わらず、無理やり踏切内に侵入する行為のことです。

とにかく急いでいたり、行けると思った、まさか遮断機が下りるとは思ってなかったなど、踏切に進入する理由は様々です。

しかし、踏切内は道路交通法の第44条において駐停車が禁じられている場所であることには変わりはありません。

道路交通法 第44条と解説(停車及び駐車を禁止する場所)
車両は、道路標識等により停車及び駐車が禁止されている道路の部分及び次に掲げるその他の道路の部分においては、法令の規定若しくは警察官の命令により、又は危険を防止するため一時停止する場合のほか、停車し、又は駐車してはならない。ただし、乗合自動車又はトロリーバスが、その属する運行系統に係る停留所又は停留場において、乗客の乗降のため停車するとき、又は運行時間を調整するため駐車するときは、この限りでない。

どんなに急いでいても無理やり踏切内に車を侵入することは止めましょう。

また、「このタイミングで電車は来ないだろう」という自分勝手な憶測で踏切内に進入することもダメです。

電車停止、もしくは事故の損害賠償はいくら?

あなたが踏切内で立ち往生して電車を止めてしまった場合に生じる損害賠償は、数百万円単位になるケースがほとんどのようです。

通勤ラッシュ時や休日需要などによってさらに損害賠償は跳ね上がる可能性があります。

さらに、あなたの車と電車が接触してしまった場合は、数千万円単位になる可能性もあります。

基本的に、鉄道会社からの損害賠償請求の内訳は、「振替輸送費」「修理費」「休業損害」「人件費」などになります。

つまり、あなたの不注意により、踏切内に立ち往生し電車を止めてしまった、もしくは、電車に接触した場合、あなたは多額の損害賠償を支払わなければならない可能性が極めて高くなります。

このことは、あなたの人生を大きく狂わせるだけの影響力があります。

急いでいて踏切内に侵入しなければ、行けると思って踏切内に侵入しなければ、など考えても後の祭りです。

安全運転こそが、快適な自動車ライフの要です。

車に愛犬を乗せることは交通違反!ペットの正しい乗せ方とは?

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

クルマ好きが高じて自動車業界に就職。国産ディーラーと高級輸入車ディーラーの営業マンとして15年以上従事し、合計1000台以上の新車・中古車の販売に携わりました。クルマが大好きな自動車営業マンが大好きな自動車に関するのお役立ち情報や最新モデルの情報を独自の観点から発信しています。

目次