メルセデスベンツのパフォーマンス部門であるメルセデスAMGが次期新型GTの開発を進めています。
メルセデスAMGGTは、究極のサーキット走行のためにすべてを極限まで研ぎ澄ませたGT-Rとして開発されたスペシャリティカーです。
次期新型GTは、すでに発表されたメルセデスAMG新型SLと一緒に開発されていただけに、その完成度に期待が膨らみます。
次期新型GTの開発は最終段階へと移行しているとみられ、ニュルブルクリンクで入念なテストが行われています。
今回は、間もなく発表されるメルセデスAMG次期新型GTの情報を紹介します。
メルセデスAMG次期新型GT日本発売時期はいつ?販売価格はいくら?
メルセデスAMG次期新型GTはPHEVで850馬力超え?
画像引用元:carscoops
メルセデスAMG次期新型GTにPHEV化した「GT63SEパフォーマンス」が設定される可能性が高いようです。
メルセデスAMGGT63SEパフォーマンスは、2022年2月から欧州で発売されているPHEVのトップグレードです。
エンジンは最高出力639馬力と900Nmの大トルクを発生させる4.0ℓV8ツインターボユニットが搭載されています。
さらに、このエンジンに約200馬力と340Nmのトルクを発生させるモーターを組み合わせることで、システムトータル843馬力と1470Nmの驚異的なトルクを実現しています。
GT63SEパフォーマンスはその驚異的なスペックにより、0-100km/h到達を2.9秒、200km/hまでも9秒以下で完了し、最高時速は316kn/hです。
もちろん、メルセデスAMG次期新型GTにおいても、このパワートレインが採用される可能性が高いでしょう。
むしろ、パフォーマンスは向上され、コンピューターアップデートなどによってさらに扱いやすい味付けに調整されることは想像に難くないと思います。
メルセデスAMG次期新型GTに採用される新開発PHEVユニットは、システム総合で850馬力以上、1500Nm以上のトルクを発生するモンスターユニットになる可能性があります。
メルセデスAMG次期新型GTには、最高出力530馬力と670Nmのトルクを発生させる高性能4.0ℓV8ツインターボエンジンモデルも設定されると思われます。
さらに、メルセデスAMG新型SLにも採用されている、F1譲りの2.0ℓ直4の電動ターボユニットの採用も噂されています。
メルセデスAMGGTに2.0ℓエンジンが搭載されれば、話題になりそうですね。
【フルモデルチェンジ】メルセデスAMG新型SLの日本発売日はいつ?販売価格はいくら?
ニュルブルクリンクでポルシェ911を超えるか?
画像引用元:ポルシェ911GT2RS
メルセデスAMG次期新型GTがニュルブルクリンク最速レコードを更新するか否かに注目が集まっています。
メルセデスAMGは、GTが樹立した市販車最速レコード(6分43秒616)を2021年にポルシェ911GT2RSに更新されています。
ポルシェ911GT2RSには、最高出力700馬力と800Nmのトルクを発生するポルシェ自慢の3.8ℓ水平対向6気筒のツインターボエンジンが搭載されています。
0-100km/hを2.8秒で完了し、最高時速は340km/hにまで達するモンスターユニットです。
エンジンスペックだけで見れば、850馬力以上になると思われるメルセデスAMG次期新型GT63SEパフォーマンスの方がポルシェを圧倒しています。
しかしながら、0-100km/hの完了時間と最高速度はポルシェの方が速いというのは、さすがポルシェというべきところでしょうか。
果たして、メルセデスAMG次期新型GTはポルシェが持つ6分43秒300の市販車最速レコードを更新し、「世界最速の証」を奪還できるのかに注目です。