メルセデスベンツにおけるハイエンドモデルの一角をになう主力モデルEクラスがフルモデルチェンジに向けて準備を始めました。
メルセデスベンツのEクラスは同メーカーのフラッグシップモデルであるSに次ぐ高級モデルとして日本でも人気の高いモデルです。
Sクラスほど大きくなくCクラスよりも威風堂々とした佇まいはあまり目立ちたくはないが良いものに乗りたいというユーザーの心を鷲掴みにすることは間違いないでしょう。
日本市場においては2021年にフラッグシップのSクラスとCクラスのフルモデルチェンジを立て続けに発表し、順調に販売台数を伸ばしています。
ついにSクラスとCクラスの間を埋めるハイエンドモデルが早ければ2023年前半に発表される可能性が出てきました。
アメリカの自動車メディア「carscoops」が新型Eクラスのプロトタイプを捕らえました!
今回は新型Eクラスプロトタイプから確認できるものを見てみましょう。
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新型メルセデスベンツEクラスのフロントマスク
引用元:carscoops
2023年にフルモデルチェンジを予定している新型メルセデスベンツEクラスのフロントマスクです。
まず目に飛び込んでくるのはメルセデスベンツをメルセデスベンツたらしめるグリル中央に鎮座する大きなエンブレムです。
カモフラージュが施されていてもそこにスリーポインテッドスターとわかるところを見るとまったく隠す気がないのが伺えます。
ヘッドライトのほどんどがカモフラージュに覆われていますが、所々デイライトのデザインを確認することが出来ます。
横長に広がり吊り上げたヘッドライト形状になっていることが分かります。
最新のメルセデスベンツのデザイン言語にアップデートされていますね。
画像引用元:メルセデスベンツ
新型メルセデスベンツEクラスのフロントマスクは、CクラスとSクラスと同じデザインになることは間違いないです。
もはやボディの大きさとグリルの形状でしかクラスが判別できないほどCクラスもSクラスもそっくりです。
このデザインに目が慣れないと判別は難しいでしょうね。
新型メルセデスベンツEクラスのサイドビュー
引用元:carscoops
新型メルセデスベンツEクラスのサイドビューです。
ルーフからトランクに落ちつつ最後に絞り込まれるようなシルエットは間違いなくメルセデスベンツのラインです。
このようなラインを採用しているのはメルセデスベンツの他には、ロールスロイスやトヨタの最高級モデルであるセンチュリーくらいです。
角がなく丸みを帯びたボディには、強烈なキャラクターラインは確認できません。
Sクラスではボディにスムージングしているドアハンドルが新型Eクラスでは通常のドアハンドルが採用されています。
そのくらいはSクラスとの差別化を図らないと区別がつかないです。
もしかすると、そこまでSクラスと一緒にするとSクラスのオーナーがクレームを言ってくるかもしれません。
サイドウィンドウモールのアーチも丸く、クオーターガラスでコンパクトに折り返さるメルセデスベンツ特有の形状になっています。
サイドビューに関してはキープコンセプトのようです。
新型メルセデスベンツEクラスのリアビュー
引用元:carscoops
新型メルセデスベンツEクラスのリアビューです。
サイドビューではよくわかりませんでしたが、フロントとリアドアに斜めのプレスラインが確認できます。
独立したプラスラインはCクラスにもSクラスにも採用されていないデザインです。
非常にユニークなプラスラインですが、このこそが新型Eクラスのみに与えられたアイデンティティと思います。
バックパネルはフロントマスク同様に厳重なカモフラージュが施されて詳細は伺えません。
気になるのはリアバンパーの形状です。
マフラーエンドが見当たりません。
このデザインは最近のトレンドで、電気自動車などのマフラー(排気)が不要な車種と区別しにくいようにデザインされています。
欧州車を中心にこのトレンドが浸透し始めています。
という事は新型メルセデスベンツEクラスにもプラグインハイブリッドをはじめ、完全電気モーターのモデルも用意される可能性があります。
トランクの中央付近まで延長されたテールレンズ(赤い部分)を見る限り、一文字につながるような形状を採用すると予想できます。
一文字のテールレンズ形状を採用することでワイドかつエレガントな印象を得ることが出来ます。
新型メルセデスベンツEクラスのパワートレイン
新型メルセデスベンツEクラスの情報を報じた「carscoops」によると、新型Eクラスに搭載されるパワートレインは3種類です。
①250馬力と400Nmのトルクを発生させる2.0リットル4気筒ターボエンジン
②430馬力と520Nmのトルクを発生させる3.0リットル直列6気筒ターボエンジン
③トータル出力310馬力を発生させる2.0リットル4気筒ターボエンジンのプラグインハイブリッド
日本市場では2.0リットルエンジンが主力となると思います。
新型メルセデスベンツEクラスのインテリア
画像引用元:carscoops
新型メルセデスベンツEクラスのインテリアも気になるところですが、今回のスクープでは激写は叶いませんでした。
とはいえ、最新のメルセデスベンツのインテリアの傾向は、センターコンソールに大型のタッチスクリーンというのが定番になっています。
画像引用元:メルセデスベンツ
新型Cクラスでも、新型Sクラスでも同様のインテリアが採用されています。
よって、新型Eクラスも同じインフォテイメントシステムとインテリアデザインが採用されるとみてまず間違いないでしょう。
さらに、新型Eクラスには自動運転システムのレベル3が採用される可能性が高いと思われます。
⇒メルセデスベンツがレベル3の自動運転システムを導入予定!運転はどう変わるの?
2023年には発表される可能性がある新型メルセデスベンツEクラスの登場が待ち遠しいです。
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