トヨタの新型電気自動車「bZ4X」が2022年5月頃から利用可能になります。
トヨタ新型電気自動車「bZ4X」は、トヨタが展開するサブスクリプション「KINTO(キント)」のみ利用可能となるようです。
残念ながらトヨタ新型電気自動車「bZ4X」の一般販売は2023年以降になるとみられています。
しかしながら、トヨタ新型電気自動車「bZ4X」に乗ることが出来ることに変わりありません。
そこで気になるのは、トヨタ新型電気自動車「bZ4X」のグレードですよね。
トヨタが公式に発表しているのは、「二輪駆動モデル」と「四輪駆動モデル」の2グレードです。
今回は、車のプロがおすすめするトヨタ新型電気自動車「bZ4X」のおすすめグレードはどっち?そしてその理由を紹介します。
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トヨタ新型電気自動車「bZ4X」のおすすめグレードはどっち?
画像引用元:トヨタ自動車
元輸入車の営業マンがおすすめするトヨタ新型電気自動車「bZ4X」のおすすめグレードは、4WDモデルです。
4WDモデルをおすすめする理由は、「走行性能」「安全性能」、そして「コストパフォーマンス」が優れていると思ったからです。
それではそれぞれのおすすめ理由を説明します。
おすすめ理由①走行性能
最初に「走行性能」ですが、トヨタ新型電気自動車「bZ4X」の4WDモデルには、前輪と後輪にそれぞれ80kWのモーターが1基ずつ搭載されます。
電気自動車に搭載されるモーターは電気の供給量によって出力するパワーを調整します。
よって、前後にそれぞれ搭載されたモーターによって、常に走行や路面状況に応じた最適な駆動力を前後独立して提供することが可能です。
ちなみに、80kW=108馬力に相当するので、前後に独立して動く108馬力のエンジンを搭載しているイメージです。
前輪駆動に150kW=203馬力が集中するより、前輪と後輪に80kW=108馬力が分散した方が走行性能は格段に向上します。
よって、前後独立した出力を行くことが出来る4WDモデルの方が走行性能が高いとする根拠です。
おすすめ理由②安全性能
次に、「安全性能」に関しては、四輪駆動に勝るものはないでしょう。
なぜなら、ほとんどの車はたった4本のタイヤで「走る」「曲がる」「止まる」を行うからです。
「赤:駆動」「青:操舵」を表しています。
「走る」に関しては、二輪駆動よりも四輪駆動の方が路面に駆動力を伝えることが出来るため四輪駆動に軍配が上がります。
「曲がる」に関しては、二輪駆動も四輪駆動も同じように見えますが、操舵を担う前輪に対して適正な駆動力を与えることが出来ることを考慮すると、やはり四輪駆動に軍配が上がります。
そして「止まる」ですが、断然四輪駆動に軍配が上がります。
なぜなら、「止まる」に必要なのは「ブレーキ力」だけではなく、駆動システムの抵抗力も関係するからです。
4WDモデルには前後にモーターが搭載されます。
モーターはアクセルONで加速し、アクセルOFFで減速します。
つまり、4WDモデルは2WDモデルよりもモーターによる減速の恩恵を受けるということです。
よって、「ブレーキ力」+「モーターの減速力」を持つ4WDモデルの方が安全性能が高いとする根拠です。
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おすすめ理由③コストパフォーマンス
最後のコストパフォーマンス性に関しては、「KINTO」というサブスクリプションシステムの利点にあります。
トヨタ新型電気自動車「bZ4X」に乗るためには、トヨタが展開するサブスクリプション「KINTO」を利用するしかありません。
サブスクリプションは月々定額を払うことで車に乗れるというサービスです。
二輪駆動よりも四輪駆動の方が「走行性能」と「安全性能」が高いことから、間違いなくトヨタ新型電気自動車「bZ4X」では4WDモデルの方が高額に設定されるはずです。
しかしながら、トヨタ新型電気自動車「bZ4X」に採用されるサブスクリプションという特性上、注目すべき点は「車両価格」ではなく「月々の支払」です。
車両価格だけみると予算オーバーになるけど、月々にすると払えるというケースってとても多いんですよね。
特にサブスクリプションにおいては、最後に車を返却することを前提としているので月々の支払が安くなる傾向があります。
つまり、二輪駆動も四輪駆動も月々の支払い額があまり変わらない可能性があります。
月々の支払いがあまり変わらなければ、断然4WDモデルを選んだ方が得と言えるでしょう。
トヨタ新型電気自動車「bZ4X」グレード比較
画像引用元:トヨタ自動車
トヨタ新型電気自動車「bZ4X」のグレードを比較してみます。
トヨタ「bZ4X」スペック
二輪駆動 | 四輪駆動 | |
重量 | 1,920kg | 2,005kg |
巡航可能距離 | 500km前後 | 460km前後 |
最高出力(前輪) | 150kW | 80kW |
最高出力(後輪) | ー | 80kW |
システム最高出力 | 150kW=203馬力 | 160kW=217馬力 |
駆動方式 | 前輪駆動 | 四輪駆動 |
0-100km/h | 8.4秒 | 7.7秒 |
まず「重量」の比較ですが、二輪駆動と四輪駆動ではモーターの数が違うので、モーターの多い四輪駆動モデルの方が重くなります。
「巡航可能距離」の比較ですが、二輪駆動も四輪駆動も同じ容量のバッテリーを搭載するため、高出力を発生する四輪駆動モデルの方が航続可能距離は短くなります。
そして「加速力」の指標として最も使用されている「0-100km/h加速タイム」では、四輪駆動モデルの方が速いことがわかります。
表面上のスペックの比較はこの程度ですが、トヨタ新型電気自動車「bZ4X」の神髄は前後独立したモーターにあると思います。
前後に独立したモーターを採用することで、前輪と後輪に適切な駆動力を与えることが出来ます。
そのことが結果的に「走行性能」「安全性能」の向上に直結していると思います。
もちろん、トヨタ新型電気自動車「bZ4X」の前輪駆動モデルも素晴らしいシステムが搭載されていることでしょう。
しかしながら、車をコントロールしている4本のタイヤの特性を十分に活かしきれるシステムはやはり四輪駆動モデルだと思います。
よって、元輸入車営業マンがおすすめするトヨタ新型電気自動車「bZ4X」のグレードは4WDモデルです!
トヨタ新型電気自動車「bZ4X」を検討の際にこの記事がお役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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