トヨタ新型「MR2」は「ポルシェ」と共同開発?その可能性を考えてみた件!

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どうも、Mです。

トヨタのスポーツカー「86」と「スープラ」が復活を遂げた裏で、ひそかに復活が期待されている車があります。

そうです、トヨタのミッドシップスポーツカーである「MR2」です。

「MR2」は国産車初の市販ミッドシップ(MR)車として1984年~1999年まで発売されました。

「常識では考えられない一味違った面白いクルマ」をコンセプトに開発され、当時スーパーカーでしか味わう事の出来なかった後ろにエンジンを搭載した後輪駆動車を身近な存在にした立役者です。

惜しまれつつも絶版となってしまった「MR2」ですが、昨今のトヨタ製スポーツカーの復活により「MR2」の復活も囁かれているのです。

そんなトヨタの新型「MR2」について海外の自動車情報サイト「carscoops.com」が興味深い情報を報じています。

なんと、もしトヨタが新型「MR2」を復活させるとしたら「ポルシェ」と共同開発したいと思っているという衝撃的なものでした。

Auto Industriya」の記者がトヨタのチーフエンジニアでスポーツ車両統括部長である「多田哲哉氏」に接触した際に、新型「MR2」の復活の可能性とそれを実現する為に協力したいメーカーを尋ねたそうです。

多田氏は迷うことなく「ポルシェ」と答えたと報じています。

トヨタは「86」に命を吹き込むために「スバル」と提携し、「スープラ」を復活させるために「BMW」と提携したことは有名な話です。

スポーツカー市場は縮小の一途を辿っているため、単独メーカーで研究、開発を行うと同時ても生産コストが重い負担になってしまいます。

そのためトヨタは他メーカーと提携し生産コストを分担し、さらにより良いものを世に送り出す製造方法を確立させようとしているようです。

今回はそんな新型「MR2」復活と、「ポルシェ」との共同開発の可能性を考えてみたいと思います。

目次

新型「MR2」復活の可能性

まず一番気になる新型「MR2」復活の可能性ですが、「まったくないというわけではない」というのが現状でしょう。

とても曖昧な表現になってしまいましたが、トヨタとしは新型「MR2」の構想はあると思います。

しかし、開発するにあたって大きな壁に直面しているものと思われます。

それは「開発コスト」です。

新型車の開発には莫大な開発コストがかかります。

しかも「MR2」はミッドシップレイアウトのスポーツカーなので、他に流用できるプラットフォームなどあるわけがあるわけがありません。

「減衰傾向にあるスポーツカー市場に、こらから何百億円という投資をして新型車を投入して元が取れるのか?」と聞かれれば、誰もがその歩みを止めたくなるのも分かります。

会社はボランティアではありませんから、情熱だけでは車は作れないのです。

そんな逆境の中、新型「MR2」復活の兆しとなるのは、「86」や「スープラ」の復活を成し遂げた豊田章男社長の存在でしょう。

豊田社長は創業者一族なのに平社員としてトヨタに入社し自力で社長まで上り詰めたバリバリの実力者です。

さらに豊田社長はレーシングドライバーもされている無類の車好きとしても知られています。

トヨタに入社する前は金融業界にいたこともあり、数字の面では徹底した現実主義者でもあります。

だからこそ、好きな車を開発するにあたっては他メーカーとの共同開発こそが最善の道と考えたのだと思います。

その結果、スバルと提携する事で「86」を、BMWと提携する事で「スープラ」を復活する事が出来たのです。

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となると、豊田社長が「MR2」を復活させたいと思えば、その開発に一番適したパートナー探しに動き出すと思います。

共同開発するに値するパートナーの存在こそ新型「MR2」復活の重要なキーとなるのです。

その重要なキーが多田氏が共同開発を熱望する「ポルシェ」であるとするなら、「ポルシェ」との共同開発の是非こそが、新型「MR2」の復活の糸口となるでしょう。

ポルシェとの共同開発の可能性

それでは、新型「MR2」復活に欠かせない「ポルシェ」との共同開発の可能性を考えてみましょう。

正直なところ、決して簡単な道のりではないでしょうが、可能性はあると思います。

まず、共同開発において最大のメリットは「開発コストの分担」にあります。

「トヨタ」と「ポルシェ」の利害が一致すれば共同開発も夢ではないでしょう。

さらに「トヨタ」は世界3位の販売台数と世界1位の売上高を誇る巨大企業なので、「ポルシェ」が提携する会社としては信頼もされるでしょう。

しかし、「ポルシェ」との共同開発はそんなに簡単なものではないでしょう。

まず最初に考えられる弊害は「ブランド格差」です。

「トヨタ」は自動車会社としては大きな成功を収めています。

しかし、「トヨタ」をブランドとして見た時に「ポルシェ」と同格にはなりえません。

極端な例をだすと、「ユニクロ」で「エルメス」を売るようなものです。

そもそも「ユニクロ」に「エルメス」のクオリティと価格を求めていなし、「ユニクロ」と「エルメス」のブランドイメージまったく違ったものです。

もし「ポルシェ」が共同開発をするのであれば「トヨタブランド」ではなく「レクサスブランド」として取り扱うように打診されるかもしれません。

次に「フォルクスワーゲン」の存在です。

「フォルクスワーゲン」は「トヨタ」と毎年「販売台数」と「売上高」を競い合うライバルです。

「ポルシェ」は「アウディ」を筆頭とする「アウディグループ」に属していますが、「アウディ」は「フォルクスワーゲン」の管理下にあります。

つまり「ポルシェ」は「フォルクスワーゲン」の子会社なのです。

そしてその「フォルクスワーゲン」の大株主はなんとポルシェの創業者一族である「ポルシェ家」なのです。

大株主である「ポルシェ家」は「フォルクスワーゲン」に対して絶大な権力を持っている上に、メーカーとしての「ポルシェ」のことが可愛くて仕方ないことでしょう。

そんな「フォルクスワーゲン」のライバルである「トヨタ」が、我が子のように可愛がっている「ポルシェ」に対して共同開発を申し入れたら快諾するでしょうか?

もし受け入れられる方法があるとしたら、豊田章男社長のスポーツカーに対する情熱を「ポルシェ」に説いて、口説き落とすしかないかもしれません。

もちろん「BMW」と「スープラ」を開発した時と同様に、デザインや性能に対して厳しい制約が付くことは必須でしょう。

「トヨタ」と「ポルシェ」の共同開発の実現には様々な障害が立ちはだかると思いますが、可能か不可能かで言うと「可能」と思いたいです。(笑)

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まとめ

トヨタのミッドシップスポーツである新型「MR2」の復活の可能性について考えてみましたがいかがでしたか?

トヨタのスポーツ車両統括部長でありチーフエンジニアの「多田哲哉氏」が「ポルシェ」と共同開発したいという記事から色々と考えを巡らせてみました。

たぶん多田氏が「ポルシェ」と共同開発したいというのは本音でしょうね。

おそらく1人のエンジニアとして純粋に「ポルシェ」と車を作ってみたいという夢に近いことかもしれません。

しかし「多田氏」は新型「MR2」についてそれ以外のことは一切語らなかったところをみると、もしかすると実は水面下で動いているんじゃないか?と思ってしまいますね。

まだまだ実現には程遠いとは思いますが、「トヨタ」が本気で「MR2」を「ポルシェ」と復活させたいと願うのならそれなりの行動を起こすでしょう。

ぜひ「ポルシェ」との共同開発を実現してもらい、新型「MR2」の復活を待ち望んているファンに良い報告をしてもらいたいものです。

「ポルシェ」と開発した新型「MR2」に乗れる日に期待しましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

クルマ好きが高じて自動車業界に就職。国産ディーラーと高級輸入車ディーラーの営業マンとして15年以上従事し、合計1000台以上の新車・中古車の販売に携わりました。クルマが大好きな自動車営業マンが大好きな自動車に関するのお役立ち情報や最新モデルの情報を独自の観点から発信しています。

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