ポルシェの人気SUVモデル「マカン」に新たに追加される新型電気自動車「マカンEV」がついにニュルブルクリンクのコースに現れました。
ポルシェ新型マカンEVが前回目撃されたのは雪が残る高山だったことを考えると、今回は全開走行も視野に入れた走行テストを行ったと思われます。
今回ポルシェが持ち込んだ新型マカンEVのテスト車両は全部で4台目撃されています。
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ポルシェ新型マカンEVの予想スペック
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ポルシェ新型マカンEVのスペックはまだ公開されておりません。
しかし、ポルシェ新型マカンEVのプラットフォームには、アウディが開発しているPPEアーキテクチャの採用が決まっています。
PPEは、アウディの新型電気自動車「A6e-tron」を皮切りに、今後ベントレーが発表する新型電気自動車にも採用される最新の電気自動車専用プラットフォームです。
アウディA6e-tronのスペックは、約480馬力と800Nmのトルクと予想されているので、少なくともポルシェ新型マカンEVにも同等のスペックが与えられると思われます。
また、ポルシェはアウディの上位モデルであることから、アウディA6e-tronを大幅に上回るスペックが用意されると予想されています。
ちなみに、ポルシェ最強となる「ターボS」を関するグレードには、700馬力相当のパワーが与えられると噂されています。
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ポルシェ新型マカンEVの発売を1年後ろ倒しに?
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ポルシェ新型マカンEVは2023年中に発表される予定でしたが、1年遅れの2024年の発表になる見込みです。
このことは、ポルシェのCEOであるオリバー・ブルーメ氏によると、ソフトウェアの開発において遅れが生じていることを認めています。
PPEプラットフォームのハードウェア面は着実に開発が進められているものの、ソフト面にまだ改良の余地があると判断しているようです。
ポルシェ新型マカンEVのソフトウェアの開発を一手に任されているのは、親会社であるフォルクスワーゲン・グループのソフトウェア開発を行う子会社「Cariad」です。
「Cariad」で開発されたソフトウェアは、ポルシェだけではなく、アウディ、ベントレー、ランボルギーニの最新電気自動車にも採用される予定です。
電気自動車のモーターは、エンジンの100倍以上の緻密なコントロールが可能となっており、その分ソフトウェア開発にも膨大な時間と手間が必要になるようです。
ポルシェ新型マカンEVの航続距離については、フル充電で約500kmを走行できるよう開発が進めらていると報じられています。
ポルシェは、新型マカンEVの開発において、パワーだけではなく航続距離も重点を置いているようです。
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謎のテスト車両が目撃される!
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エクステリアを見る限り、間違いなくポルシェ新型マカンEVのテスト車両のですが、タイヤハウスに不思議なものが取り付けられています。
これがプラスチックなのかスポンジなのかは不明ですが、明らかにタイヤに接触しているように見えます。
あえてタイヤを削り取っているのか?収音材によるロードノイズの検証なのか?
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別の角度から捉えたポルシェ新型マカンEVのテスト車両の画像ですが、車両側面とリアディフューザー付近にも謎の物体が確認出来ます。
形状や設置場所から推測すると、風切音やロードノイズなどの騒音の検証を行っているように見えます。
まぁ、空気の流れを検証しているようにも見えなくもありませんけどね。
これのテスト車両がなんであれ、ポルシェは新型マカンEVを開発を念入りにしていることは確かなようです。