【試乗レビュー】改良新型アウディQ2に乗ってわかった3つの気になる点とは?

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アウディのラインアップの中で最もコンパクトなSUV「アウディQ2」に試乗しました。

アウディQ2のサイズは、全長420cm×全幅179cm×全高153cmと街中で使用するにはピッタリな大きさです。

アウディQ2は2021年にマイナーチェンジが行われ、1.0ℓエンジンから1.5ℓエンジンへと変更されています。

今回試乗したのは、マイナーチェンジ後の改良新型アウディQ2「35TFSI アドバンスト」です。

結論から言うと、とても乗りやすい車でしたが、乗ってみて分かった気になる点もありました。

今回は改良新型アウディQ2に試乗したインプレッションと乗って分かった3つの気になる点を紹介します。

目次

改良新型アウディQ2「インプレッション」

フロントマスクではグリルやバンパーデザインが一新されていて、以前よりスポーティな印象を受けました。

以前までラインで光っていたデイライトが、改良新型ではちょっと大人しくなったのは残念です。

しかしながら、可愛らしかったイメージから「カッコいい」の方向へシフトしたイメージを受けます。

コックピット周りはほとんど変更がないようです。

アウディQ2には、A4以上で採用されている12.3インチのバーチャルコックピットなので見やすくていいですね。

ちなみに、アウディQ2と同じセグメントである新型「A1」「A3」「Q3」に採用されているバーチャルコックピッットは10.2インチです。

ナビは固定式でダッシュボードの上に配置されていますが、特に視界の邪魔になることは無いと思います。

シートは手動調整です。

改良新型アウディQ2「一般道試乗」

アクセルを踏んでみた感じは、1.5ℓエンジンの走りは申し分ないです。

150馬力と250NmのトルクによってアウディQ2は気持ちよく加速していきます。

もちろんめちゃめちゃ速いとかいう感じではなく、必要十分、むしろこのサイズにはオーバースペックなのではと思えるほど力強い印象を受けました。

走行中のアクセルレスポンスは鈍いようですが、そもそもアウディQ2にスポーティな走りを求めていないので許容範囲内です。

特に良かったのは、停車からの出だしの良さとアイドリングストップ機能です。

以前の1.0ℓエンジンにあった出だしのラグが、改良新型アウディQ2ではありませんでした。

アクセルONと同時にドライバーのイメージしたタイミングで発車できます。

アイドリングストップの介入もセルモーター式にしてはスムーズで、音や振動も最小限に抑えられている印象です。

アウディQ2はSUVといっても全高は153cmと低く設定してあるので、ハンドリング時のロール(横揺れ)はあまり気になりません。

乗り心地ですが、最初は少し硬いなぁと思っていましたが、だんだん慣れてくると気にならなくなってきました。

路面が荒いところを走行すると、ガタガタ感が気になるかもしれませんが、好みの問題だと思います。

ボディ剛性が高いこともあり、アウディQ2から固まり感を感じることが出来ます。

アウディQ2のブレーキフィーリングですが、新型A3のような独特なフィーリングはありません。

改良新型アウディQ2には見た目の変更点は少ない印象ですが、乗ってみたら全く別の車になっていました。

ぜひあなたも改良新型アウディQ2に試乗してみてください。

改良新型アウディQ2「3つの気になる点とは?」

改良新型アウディQ2に試乗して私が気になった点が3つあります。

小さなことかもしれませんが、車は安い買い物ではないのであえて厳しめにジャッジしました。

気になる点①電動シートの設定がない

アウディQ2には電動シートの設定がありません。

アウディQ2では、どのグレード、どのオプションを選んでも電動シートを装備することは無理です。

アウディさん!400万円の車のシートが手動ってあんまりですやん!

って思いましたが、無いものは無いので諦めましょう。

ちなみに、アウディQ2には高性能エンジンを搭載したアウディSQ2というスポーツグレードがありますが、それにも電動シートの設定がありません。

アウディはこの世から電動シートの存在を消そうとしているのかな?

とにかく、車を検討するにあたって電動シートが必須のユーザーにはおすすめ出来ないモデルです。

「電動シートなんてあってもなくても、どっちでもいいよ」というユーザーはどうぞ。

気になる点②シフトレバーの操作感が安っぽい

改良新型アウディQ2のシフトレバーの操作感が安っぽい感じがしました。

「P」から「D」へシフトレバーをスライドさせるわけですが、手に伝わってくる感触が妙にプラスチッキーなんですよね。

私は普段からアウディA3スポーツバックに乗っていますが、シフトレバーの操作でそのように感じたことはありません。

新型「A1」に試乗したときもシフトレバーの操作感が安っぽいなんて思いませんでした。
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しかし、改良新型アウディQ2のシフトレバーの操作感はなんか安っぽいんですよね。

プラスチッキーというか、おもちゃっぽいというか、なんとも表現し難い感覚です。

アウディQ2しか乗らなければ分からないことかもしれませんが、アウディオーナーなら気になるかもしれません。

気になる点③ナビがタッチパネルではない

改良新型アウディQ2のナビがタッチパネルではないのが気になりました。

2020年以降、輸入車メーカーが一斉にタッチパネル式のナビゲーションに移行しています。

アウディでもエントリーモデルである「A1」「A3」「Q3」のナビには10インチのタッチパネルが採用されています。
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改良新型アウディQ2はというと、従来通りのロータリーボタンと物理ボタンによる遠隔操作です。

物理ボタンがアームレストの前にあるので操作性は良いと思いますが、2022年に買う新車のナビとしては古さを感じざるを得ませんでした。

ちなみに、アウディA4がマイナーチェンジしたときは、見事に10インチのタッチパネルへとアップグレードされていました。

改良新型アウディQ2でも同様にアップグレードされているのかと思いきや、現状維持という結果に残念な気持ちになりました。

アウディはQ2を現行モデルで終わらせる計画のようですので、あまりお金をかけたくなかったのでしょうね。
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改良新型アウディQ2「評価」

改良新型アウディQ2に試乗した評価ですが、エンジンがとても素直で乗りやすい車です。

試乗時間は20分程度で一般道だったのですが、農道を走ったことで燃費が18km/ℓという素晴らしい数字を叩き出しました!

デザインやサイズは好みのあるところですが、ちょっとオーバースペック気味のエンジンのおかげでストレスは少ないと思います。

特に旧型Q2ではストレスだった出だしのレスポンス良さが改善されていた点は良かったですね。

あとアイドリングストップ機能の介入もあまり気にならないレベルでした。

乗り心地は少し硬めなので、必ず試乗してみることをおすすめします。

改良新型アウディQ2に対してちょっと厳しめのダメ出しをしましたが、アウディオーナーとしての愛情があるが故と思ってください。

改良新型アウディQ2には尖ったものはありませんが、とてもバランスが良く誰でも安心して乗れる乗りやすい車でした。

ぜひアウディQ2を検討する際に当ブログの試乗レビューを参考にしてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

クルマ好きが高じて自動車業界に就職。国産ディーラーと高級輸入車ディーラーの営業マンとして15年以上従事し、合計1000台以上の新車・中古車の販売に携わりました。クルマが大好きな自動車営業マンが大好きな自動車に関するのお役立ち情報や最新モデルの情報を独自の観点から発信しています。

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