アウディの屋台骨モデルであるアウディA4シリーズのフルモデルチェンジ計画は順調に進んでいるようです。
新型アウディA4 Avantのプロトタイプが目撃された情報をアメリカの自動車メディア「carscoops.com」が報じています。
まだ厳重なカモフラージュが施されてはいますが、新型アウディA4のデザイン言語のアウトラインは大まかに見ることが出来ます。
このタイミングでプロトタイプが目撃されているところを考えると、新型アウディA4シリーズは早ければ2022年後半にワールドプレミアを迎える可能性がありそうです。
今回はそんな新型アウディA4シリーズについて見てみましょう。
新型Audi A4 Avantフロントマスク
引用元:carscoops.com
今回目撃された新型Auid A4 Avantのプロトタイプと思しき車両です。
このシングルフレームグリルを見る限りこの車両が「Audi」であることは間違いないでしょう。
まずフロントマスクの印象からですが、Audiのアイデンティティであるシングルフレームグリルは横長にリデザインされアッパーグリルとロアグリルの2段構造になっていることが確認できます。
カモフラージュでよくわかりませんが、フロントバンパーの左右には縦にスリットが入っていることが確認できます。
おそらくAudiの電気自動車などにも採用されている空力構造です。
フロントバンパー左右に当たり前かのうように採用されていたなんちゃってエアインテイクは鳴りを潜めているように見えます。
ヘッドライトの意匠はこれまでのモデルに比べるとずいぶんとシャープになった印象です。
まだヘッドライトグラフィックは確認できませんが、Audiのことなのでユニークなデザインになると思われます。
気になるのはボンネットの形状です。
ボンネット表面にはプレスラインがほとんど確認できません。
さらにボンネットの形状がヘッドライトやグリルを沿った形状になっていないのが気になります。
このようなボンネット形状を採用しているメーカーとして一番に頭に浮かぶのはメルセデスベンツのAクラスです。
引用元:メルセデスベンツ
カットライン一つとっても妥協を許さなかったAudiらしからぬデザインになっています。
デザイナーが変わったのでしょうか。少し残念な気がします。
フロントフェンダーでもこれまで積極的に採用してきた「クワトロブリスター」を封印し、丸みを帯びた大人しいシルエットへと変更されています。
新型メルセデスベンツのCクラスを意識しているのか?スポーツ路線ではなくラグジュアリー路線に舵を切っているともとれるデザインへと変更されています。
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新型Auid A4 Avantサイドビュー
引用元:carscoops.com
新型Auid A4 Avantのプロトタイプのサイドビューです。
このシルエットを見るだけでAudi A4 Avantとわかるデザインです。
正直このシルエットはこれ以上ブラシュアップ出来ないほど完成されています。
ステーションワゴンフォルムを極限までスポーティにするとこのシルエットになるのでしょうね。
サイドウィンドウはAudi伝統のシックスライトウィンドウが採用され、窓1:ボディ2の黄金比も健在です。
カモフラージュで分かりづらいですがはっきりとしたプレスラインやキャラクターラインは採用されていないように見えます。
この辺もメルセデスベンツのフラットなデザインを参考にしているのでしょうか?
もしそうだとしたら残念ですね。Audiの個性がなくなったように感じてなりません。
とはいえ、Audiのこのサイドシルエットは唯一無二ですので、そこが継承されただけでも良しとしましょう。
新型Auid A4 Avantリアビュー
引用元:carscoops.com
新型Auid A4 Avantのプロトタイプのリアビューです。
ほぼカモフラージュでデザインの詳細は確認しにくいですが、リアフェンダーがかなり膨らんでいるのがわかります。
フロントフェンダーには見られなかった「クワトロブリスター」がリアフェンダーには確認できます。
給油リッドの湾曲具合からみても結構なボリュームを持たせているようです。
リアバンパーからはなんとマフラーエンドが顔を出しています!
これは驚きですね。
Audiに限ったことではありませんが、昨今のリアバンパーデザインのトレンドは「マフラーエンドが無い」ことです。
一見するとマフラーエンドのように見えるものはダミーでデザインだけ組み込まれているリアバンパーになっています。
実際のマフラーエンドはリアバンパーの後ろで終わっているものが多いです。
そんなトレンドの中、このプロトタイプにはマフラーエンドが確認できます。
ぜひこのデザインはこのままで開発してもらいたいものです。
新型Auid A4シリーズの発表は2022年?
新型Audi A4シリーズの発表時期ですが、早ければ2022年後半に行われる可能性があると思われます。
Audiの屋台骨であったAudi A4シリーズですが、日本のみならず世界的に販売不振に陥っている情報があります。
デザインが受け入れられなかったのか、はたまた価格設定が消費者にはまらなかったのかは不明ですが、Audiとしては一刻も早くこの問題を打開したいと思っていることでしょう。
ライバルであるメルセデスベンツからは新型Cクラスが発表され、そのシェアを伸ばしています。
そういった背景を考えると早ければ2022年中に新型Audi A4を発表して注目を集めたいと思っているはずです。
Audi A4シリーズは基本的にはキープコンセプトを保ち、フルモデルチェンジを行ってきましたが、今回の新型Audi A4シリーズは抜本的なデザイン改革を行うようです。
明確なプレスラインを描かず、曲線と面で構成された艶めかしいラインを強調したエクステリアを採用すると予想されます。
それに伴いヘッドライト形状をはじめ、グラフィックや照射なども近未来的なイメージを持たせる画期的なデザインが採用されることでしょう。
今回のスパイフォトでははっきりとは確認できませんが、インテリアも大幅に変更されるでしょう。
引用元:carscoops.com
スパイフォトの1枚にかろうじてインテリアが移っているものがあったので拡大してみました。
ドライバーの横に走行テストの数値を表示するパソコンがあるのが確認できますが、問題はダッシュボードです。
大きく張り出したモニターのようなものが確認できます。
引用元:メルセデスベンツ
これが走行テスト用のモニターなのかどうかはわかりませんが、ドライバーに近い位置に何かしらのモニターが採用される可能性があります。
メルセデスベンツのAクラスのようなデジタルメーターとインフォテイメントシステムが一体化したようなものになるのかな?
いやいや、それだけは勘弁ください。
とにかく、新型Audi A4シリーズがフルモデルチェンジに向かて開発を進めています。
今後の動向に期待です。
新型AudiA4シリーズ最新完成予想CG
画像引用元:carscoops
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