【2023年版】アメリカ市場で５年後の査定価格が落ちる車ランキング・ワースト１０とは？

アメリカの自動車検索サイト「iSeeCars.com」が、アメリカ市場において５年後の査定価格が落ちる車のランキングを発表しました。

iSeeCars.comによると、今回の調査は約300万台の自動車販売のデーターを基に様々な減価償却率を算出しているとのこと。

あくまでアメリカ市場での話ですが、今後の日本にも影響を与えるかもしれない興味深いランキング結果となっています。

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５年後の査定価格が落ちる車ランキング・ワースト１０

順位	メーカー・モデル	５年後の本体価格の減少率
１位	BMW・7シリーズ	56.9％
２位	マセラティ・ギブリ	56.3％
３位	ジャガー・XF	54.0％
４位	インフィニティ・QX80	52.6％
５位	キャデラック・エスカレードESV	52.3％
６位	メルセデスベンツ・Sクラス	51.9％
６位	リンカーン・ナビゲーター	51.9％
８位	アウディ・A6	51.5％
９位	ボルボ・S90	51.4％
１０位	フォード・エクスペディション	50.7％

アメリカ市場において、購入から５年後の査定価格が最も落ちると予想されているのは「BMW・7シリーズ」でした。

ワースト１位となった「BMW・7シリーズ」は、５年経過すると査定価格が56.9％落ちると予測されています。

アメリカ市場では「BMW・7シリーズ」となっていますが、日本でもこの手の高級フラッグシップセダンの査定価格の下落は起こっています。

やはり、高級フラッグシップセダンモデルのリセールバリューはあまり期待しない方が良いですね。

２位はイタリアの高級車「マセラティ・ギブリ」がランクインしました。

「マセラティ・ギブリ」はフィアット製のV6エンジンとフェラーリ製のV8エンジンを搭載した４ドアモデルです。

故障の多さなどが原因なのかどうかは不明ですが、査定価格が落ちる車として選出されています。

３位にランクインしたのは、イギリスの高級車ジャガーのセダンモデル「ジャガー・XF」です。

「ジャガー・XF」のライバルは、「メルセデスベンツ・Eクラス」「BMW・5シリーズ」「アウディ・A6」となります。

やはり、アメリカでもセダンモデルの査定価格が落ちやすい傾向があるようです。

４位は「インフィニティ・XQ80」です。

「インフィニティ」は日産が北米市場で展開している高級ブランドであり、「XQ80」はフラッグシップSUVモデルです。

実は、「インフィニティ」のフラッグシップSUV「XQ80」ですが、価格の割に洗練性が低く「古臭い」と酷評されているようです。

日本の高級ブランド「レクサス・LX」と比べると見劣りしてしまうのかもしれません。

５位にはアメリカで成功者の証とされる「キャデラック・エスカレードESV」が選出されています。

「キャデラック・エスカレードESV」とは、ただでさえ大きなフルサイズSUV「キャデラック・エスカレード」のロングボディーモデルです。

「キャデラック・エスカレードESV」の全長は577cmというロングサイズのため、ドライバーを選ぶ車のようですね。

６位には「メルセデスベンツ・Ｓクラス」と「リンカーン・ナビゲーター」となっています。

「メルセデスベンツ・Ｓクラス」は、メルセデスベンツのフラッグシップサルーンであり、「お金持ちの車」として知られている車です。

しかしながら、「メルセデスベンツ・Ｓクラス」の新車で買う時は高いが売ると安くなるというのはアメリカでも同じのようです。

「リンカーン・ナビゲーター」は、アメリカのフォード車の高級ブランドである「リンカーン・モーター・カンパニー」によって販売されているSUVモデルです。

「リンカーン・ナビゲーター」はアメリカのSUVモデルなのに人気がないようですね。

まぁ、アメリカ人がフォードグループの車に対して「大衆車」「普通」というイメージを持っており、「高級車」というイメージがないことが原因かもしれません。

８位は再びドイツ車のセダンモデルである「アウディ・A6」です。

アメリカでも評価が高いドイツ車であっても、セダンモデルはかなり劣勢ですね。

実は、「アウディ・A6」の査定価格の下落は、アメリカに限らず日本でも同じのようです。

９位にも同じくセダンモデルである「ボルボ・S90」が選ばれています。

あのフォルクスワーゲンが、アメリカで「パサートセダン」の販売を廃止した理由が分かりますよね。

アメリカでリセールバリューを気にするのであれば、絶対にセダン車を買ってはいけないことが分かりました。

１０位は「フォード・エクスペディション」という結果になりました。

フォード社が販売する「フォード・エクスペディション」はフルサイズSUVであり、ワースト６位にランクインした「リンカーン・ナビゲーター」と兄弟車となります。

ワースト６位に上位ブランドの兄弟車がいるなら「フォード・エクスペディション」も当然ランクインするでしょうね。

今回のランキングは、あくまでもアメリカ市場における「買取価格そのもの」ではなく「価格の減少率」のランキングを紹介しました。

価格が減少率が高ければ高いほど、その車の新車価格に対する査定買取価格（リセールバリュー）が低いと言えます。

日本でも評価が高い車もあれば、「まさかこの車が！」と思う車もランクインしていて興味深かったと思います。

アメリカ市場でのランキングですが、数年後、早ければ来年に日本でも同じような査定価格になるかもしれませんよ。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

ソース：carscoops

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新車の生産遅延により中古車の買取価格が高騰！

メーカーによる新車減産と大幅な遅延により、日本の自動車市場では中古車の価格高騰が発生しています。

更なる半導体不足によって新車が生産されない状態は２０２５年頃まで続くと予想されています。

新車がすぐに手に入らなければ、自ずと注目されるのはもうすでに市場にある中古車ですよね。

よって、今日現在、中古車の査定・買取額が大幅に上昇しています。

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