2022年8月現在、最後の内燃機関モデルとして開発が進められているアウディの次期新型A4シリーズですが、もしかするとA4のセダンモデルはA5スポーツバックと統合される可能性があると報じられています。
この情報はオフィシャルではありませんが、目撃されているアウディ次期新型A4のテスト車両の全てがステーションワゴンである「Avant(アバント)」であることは事実です。
このことから、アウディ次期新型A4のセダンモデルは、A5スポーツバックと統合されるのではないかと噂されています。
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アウディ次期新型A4セダンがA5スポーツバックと統合される可能性は?
画像引用元:carscoops
アウディ次期新型A4セダンがA5スポーツバックに統合される可能性は、極めて高いと思われます。
まず、開発が最終段階にあると思われるアウディ次期新型A4のテスト車両の目撃情報が「アバント」のみである点に注目しました。
同じプラットフォームとはいえ、セダンとステーションワゴンでは走行性能に差が生じるため、どちらのテスト車両も存在するはずです。
しかし、各地で目撃されているアウディ次期新型A4のテスト車両はステーションワゴンの「アバント」のみで、セダンは一度も姿を現していません。
日本のみならず、世界でも「セダン」スタイルの車が減り、SUVやハッチバックを持つ4ドアクーペのようなボディスタイルが主流になってきています。
日本を代表する「セダン」であるトヨタ「クラウン」がセダンではなくクロスオーバーに進化(変化?)したように、「セダン」という車が淘汰され始めているのかもしれません。
現に、アメリカではVWのパサートの「セダン」をラインアップから外す予定となっています。
以上のことから、アウディ次期新型A4にはセダンモデルが設定されないのでは?と思ってしまうのですよね。
しかしながら、メルセデスベンツのCクラスとBMWの3シリーズのセダンモデルを販売し続ける限り、アウディもA4のセダンのような3ボックスプロポーションを持つ次期新型モデルを発表するのではないかと思われます。
そこで白羽の矢が立ったのが、アウディA4をベースとしたクーペスタイルモデルである「A5スポーツバック」です。
アウディ次期新型A4では「セダン」ではなく、アウディA5スポーツバックと統合して4ドアクーペスタイルに進化する可能性が高いと考えられます。
アウディ次期新型A4スポーツバック
画像引用元:carscoops
アウディ次期新型A4スポーツバックには、アウディ最後となる内燃機関専用プラットフォーム「MLB」、もしくは、「PPC」アーキテクチャのいずれかが採用される予定です。
アウディ次期新型A4スポーツバックのパワートレインは、ガソリンとディーゼルの2タイプのエンジンと、プラグインハイブリッドも用意されると予想されています。
アウディ次期新型A4スポーツバックのフォルムは従来のセダンとは異なり、まさに4ドアクーペのような流れるようなフォルムを持ちつつ、キャビンとラゲッジルームの最大化が図られていることが特徴です。
急なボディラインの乱高下を押されることで、空気抵抗値を下げる効果もあるため、ハイブリッドモデルをはじめ、電気自動車にも採用されているフォルムとなっています。
トランクは、バックガラスと一体化されたバックドア形状になるので、開口部が大きくなります。
そのため、まるでステーションワゴンのような使い勝手の良さが期待できます。
さらに、アウディが開発している最新の電気自動車のシルエットを見てみると、「スポーツバック」か「SUV」ばかりで、伝統的なトランクのあるセダン形状は確認できません。
憶測の域は出ませんが、アウディは3ボックスプロポーションを伝統的な「セダン」から「スポーツバック」に統合&移行する傾向が強いと思われます。
ちなみに、2019年以降からネット上でアウディA5スポーツバックの終焉の噂はされていた為、アウディA4とA5スポーツバックが統合されることに違和感はないとする声も多数あることも事実です。
アウディ次期新型A4アバントとスポーツバックは、遅くとも2025年までには発表発売されるアウディ最後の内燃機関モデルとなります。
アウディA5クーペとスポーツバックですが、一旦ラインアップから外されるとみられます。
その後、アウディの電気自動車専用プラットフォーム「PPE」を用いて全く新しい新型A5e-tronとなるシナリオもあるかもしれません。
まずは、2022年末~2023年初めにかけて、アウディ次期新型A4の情報がアップデートされることが期待されています。
もしその時までにアウディ次期新型A4セダンのテスト車両が目撃されなければ、セダンとスポーツバックの統合はより現実味を帯びてくることでしょう。