ホンダが北米で展開する高級ブランド「アキュラ」は、同社としては初となる電気自動車(EV)モデルとなる新型ZDX-EVの本格的な開発に着手しました。
今回目撃された新型ZDX-EVプロトタイプは2022年10月に発表されたホンダのEVモデル「プロローグ」を彷彿とさせるスタイリングになっています。
アキュラ初のEVモデルZDX-EVには、GMとホンダが共同開発した「アルティウム」バッテリーとGMの電気自動車専用プラットフォームBEV3が採用されています。
アキュラのクロスオーバー「ZDX」が次世代電気自動車として復活?GMと共同開発!
アキュラ新型ZDX-EVってどんな車?
アキュラ新型ZDX-EVを調べてみました。
「ホンダプロローグ」「シボレーブレイザーEV」「ハマーEV」「キャデラックリリック」、そして「アキュラZDX-EV」は同じプラットフォームを共有する兄弟車となります。
画像引用元:carscoops
アキュラ新型ZDX-EVのエクステリア
アキュラ新型ZDX-EVのフロントマスクです。
厳重はカモフラージュに覆われているものの、フラットなグリルというか、フロントパネルはアキュラに見られるデザインであることが分かります。
ヘッドライトはプロトタイプ用のダミーライトが装着されているようです。
ダミーライトとはいえ、アキュラ新型ZDX-EVには比較的シャープなヘッドライトが装備される雰囲気をになっています。
電気自動車なので、フロントグリルはデザイン上のクローズドグリルになり、機能しているのはロアグリルだけです。
サイドエアインテイクも確認できますが、エアカーテンかブレーキ冷却用のダクトとして機能する可能性があります。
フロントマスクを見ても、アキュラ新型ZDX-EVは背の高いSUVというよりも、背の低いクーペフォルムが採用されていることが確認できます。
アキュラ新型ZDX-EVのサイドビューです。
フロントを見てみると、この車がアキュラであることを確信するデザインになっていることが分かります。
まるでサメの横顔を見ているようなフォルムですね。
改めて、アキュラ新型ZDX-EVのサイドシルエットを確認すると、クーペSUVフォルムが採用されています。
このクーペSUVフォルムは、兄弟車であるホンダプロローグはもちろんのこと、キャデラックリリックにも見られるデザインです。
電気自動車は内燃機関車に比べてパワーユニットの小型化や部品点数が少ないといった特徴があります。
そのため、ホイールベースを長くし室内を広くすることが可能です。
アキュラ新型ZDX-EVのホイールベースを確認すると、3000mmを超えるロングホイールベースであることが確認できます。
アキュラ新型ZDX-EVのリアビューです。
リア方向へ絞り込まれたルーフラインのせいか、アキュラ新型ZDX-EVがとても大きく見えます。
バックガラスは起き上がっており、バックドアはエッジの利いたデザインが採用されています。
兄弟車であるホンダプロローグとキャデラックリリックには見られない、アキュラ新型ZDX-EV独特のデザインです。
電気自動車なので、当然マフラーカッターは存在していません。
もしかすると、リアバンパーにダミーマフラーのデザインが採用されるかもしれませんけどね。
アキュラ新型ZDX-EVのインテリア
アキュラ新型ZDX-EVのインテリアです。
目撃されたアキュラ新型ZDX-EVプロトタイプからインテリアの一部が確認できます。
タブレット型のセンターディスプレイらしきものとボリュームダイヤルのような装置が確認できます。
ダッシュボード全体は黒いカモフラージュで覆われているため、これ以上の詳細は伺えません。
センターディスプレイの形状から推測するとホンダプロローグのインテリアに似ている気がしますね。
ホンダプロローグのセンターディスプレイの左側には、アキュラ新型ZDX-EVプロトタイプで確認されたダイヤルらしき装置が確認できます。
アキュラ新型ZDX-EVのインテリアは、基本的にホンダプロローグのインテリアに手が加えられたデザインが採用される可能性が高そうです。
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アキュラ新型ZDX-EVのパワートレイン
アキュラ新型ZDX-EVのパワートレインの情報はまだありません。
しかし、先に発表されている兄弟車のキャデラックリリックのスペックとほぼ同じなると思われます。
ちなみに、キャデラックリリックのスペックは以下の通りです。
キャデラック・リリックのパワートレイン | |
モーター数 | 2モーター |
駆動方式 | 4WD |
最高出力 | 340馬力 |
最大トルク | 440Nm |
バッテリーユニット | 100kWh |
航続可能距離 | 483km |
340馬力と440Nmというパワーは、3ℓV6ターボガソリンエンジン並みのスペックです。
モーターの特性上、440Nmのピークトルクがアクセルを踏んだ瞬間に発生するわけなので、遅いわけがありません。
アキュラはホンダが展開する米国の高級ブランドなので、キャデラックリリックと同じスペックが与えられても何の不思議もありません。
まぁ、ホンダプロローグにも同じパワートレインが採用される可能性もあるのですが、その時は何らかの差別化を図るかもしれません。
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