どうも、Mです。
ポルシェ初の電気自動車「Taycan(タイカン)」がついに発表されました。
ほぼプロトタイプ通りのデザインになっていますね。
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ポルシェ「タイカン」は完全電気の4ドアスポーツカーです。
グレードは「ターボ」と「ターボS」の2グレード設定されています。
電気自動車なのに「ターボ」と呼ぶのはちょっと違和感ですが、ポルシェの伝統に則った名称なので仕方がないでしょう。
「タイカン」の最強モデルとなる「ターボS」は、オーバーブースト時の最高出力がなんと761PSにも達するという驚異的なパフォーマンスを発揮します。
今回はそんなポルシェ初の電気自動車「タイカン」をご紹介します。
ポルシェ「タイカン」エクステリア
「タイカン」のフロントマスクです。
ポルシェのデザインアイコンである「丸目ライト」は「タイカン」には確認できません。
完全にガソリンモデルとは別ものという考えなのでしょう。
ヘッドライトグラフィックに関しては、他のポルシェにも採用されている「4灯式のデイライト」にすることで「ポルシェらしさ」を演出しています。
ボンネットの下にはエンジンが無い為、エンジン車である4ドアスポーツカー「パナメーラ」に比べてフロント周りはかなり低く設計されています。
全体的にダウンフォースを発生させるような空力パーツは見当たらず、非常に滑らかな表面で構成されたデザインになっています。
この滑らかなシルエットによって、Cd値(空気抵抗係数)0.22という世界トップクラスの数字を実現しています。
ブレーキキャリパーは、ポルシェならではの明るいカラーで塗装されています。
「タイカン」のリアビューです。
リアビューを見るとポルシェならではのグラマラスなボディラインを確認できます。
このリアフェンダーの曲線美はポルシェにしか出せませんね。
派手なキャラクターラインはなく、横基調で構成された曲線が「タイカン」の存在感を高めている様です。
ドアノブは空気抵抗を減らすためにドアパネルと同じレベルに設置されています。
ルーフもセンターを少し窪ませることで空気抵抗を減らすデザインが採用されています。
テールライトは横一文字のシンプルなグラフィックが採用されていますが、立体的になっているため存在感は抜群です。
テールライトグラフィックの下のライトバーには、ガラス風の「PORSCHE」のロゴが設置されています。
立体的で浮かび上がっているようなデザインが素敵ですね。
リアスポイラーは電動格納式になっています。
随所にポルシェの高い技術が反映されています。
ポルシェ「タイカン」インテリア
「タイカン」のインテリアです。
今回ポルシェは「タイカン」の発表前にインテリアだけ先行公開しました。
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ポルシェ初の電気自動車ということもあり、ハイテクになるであろうインテリアに期待するユーザーも多かったと思います。
「タイカン」のインテリアには4つのディスプレイが採用されています。
「デジタルクラスター」「センタークラスター」「センターコンソール」そして「ダッシュボード」に設置されたディスプレイが先進性を物語っています。
特に助手席の前のダッシュボードに設置されたディスプレイはこれまでのポルシェには無い新しい試みです。
ドライバーに気兼ねなく操作する事を前提としたディスプレイでは、ナビゲーションの設定やメディアの決定などを行う事が出来る様です。
本当にSF映画に出てくるような未来的なデザインになっています。
ポルシェ「タイカン」パフォーマンス
「タイカン」のパフォーマンスに注目が集まっています。
電気モーターは回り始めからピークトルクを発生させる特性を持っている事から驚異的な加速力を誇ります。
「タイカン」にはそんな電気モーターが前後1基ずつ搭載された「2モーターの四輪駆動車」です。
「タイカン」のエントリーモデルとなる「ターボ」には625PSの出力を持つモーターが搭載されますが、オーバーブースト時には最高出力は680PSにまで達します。
この時に発生する最大トルクは850Nmという大トルクを発生させます。
トップグレードの「ターボS」に搭載されるモーターは、基本的には「ターボ」と同じ625PSですが、オーバーブースト時には最高出力を761PSまで引き上げます。
そして最大トルクに関しては驚異の1050Nmというとんでもないパフォーマンスを発揮します。
この驚異的なトルクにより「ターボS」はたった2.6秒で時速100kmまで到達します。
ちなみに、エントリーモデルの「ターボ」でも0-100km/hはたったの3秒で到達できます。
「タイカン」には画期的な2速トランスミッションが搭載されています。
後車軸に採用された「加速用のギア」と「巡航用(クルーズ)用のギア」によって走行性能が最適化されます。
「加速用のギア」でポルシェらしいスポーティなドライブフィーリングを味わい、そして「巡航用のギア」でバッテリーの消耗を極力抑えてロングドライブに貢献します。
ドライブモードも「Normal」「Sport」「Sport Plus」から選択が可能です。
「タイカン」のフル充電時の航続可能距離は「ターボ」で450km、「ターボS」で412kmとなっています。
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まとめ
ポルシェ初となる完全電気自動車「タイカン」をご紹介しました。
これまでのポルシェには無い新しいデザインが取り入れられたフロントマスクと、誰がどう見てもポルシェと分かるグラマラスなシルエットが印象的です。
新しいものと伝統的なものが融合した全く新しい4ドアスポーツカーですね。
これからさらに競争が激化するとみられる電気自動車市場にハイパーカーを投入するあたりもポルシェらしいですね。
しかし、電気自動車のガソリン車をも凌ぐパワーが注目される一方で大きな問題とされているのが「充電時間」です。
「タイカン」は270kWの急速充電器を使用することにより、たった22分30秒で80%の充電を可能にしました。
ちなみに、100km程度の距離であれば5分で充電完了できます。
とは言え、これは「270kW」という出力を持った充電器でのはなしです。
日本ではまだ120kWが一般的なので、単純計算すると同じ量充電するのに倍以上の時間が必要になります。
電気自動車の普及に合わせ、さらなる高出力急速充電器の設置が必要です。
これから数多くの電気自動車が発表されます。
日本では一刻も早く快適に電気自動車が使えるようにインフラの整備が急務でしょうね。
ちなみに、欧州でポルシェ「タイカン」の納車が始まるのは2020年中旬以降とみられています。
日本ではおそらく2020年後半から2021年前半頃の納車になるのではないでしょうか。
まだもう少し時間が有るのでそれまでに充電器のインフラを整えてほしいですね。
ポルシェ「タイカン」が日本の道路を走る時を楽しみにしています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。