どうも、Mです。
ユニバーサル・ピクチャーズが製作する世界的大ヒットシリーズ「ワイルドスピード/スーパーコンボ」が2019年8月2日より日本で公開されました。
「ワイルドスピードシリーズ」の見どころと言えば、大迫力のアクションもありますが、個性豊かなキャラクター達と「車」を使ったド派手なカーアクションではないでしょうか。
「ワイルドスピード/スーパーコンボ」でも度肝を抜くカーアクションが繰り広げられます。(2:25)
9作目となる「ワイルドスピード/スーパーコンボ」の主人公はビン・ディーゼル演じるドミニク・トレッドではありません。
「ワイルドスピード/スーパーコンボ」の主人公は2人います。
一人は、ドミニクファミリーの協力者であり規格外のパワーを持つ元FBI特別捜査官ルーク・ホブス(ドウェイン・ジョンソン)。
そしてもう一人は、これまた規格外の強さを誇る元MI6エージェントのデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)です。
どちらも人気の高いキャラクターなだけに世界中から注目を浴びています。
そんな人気キャラクターの一人であるデビッド・ショウが運転する車がド派手なアクションを繰り広げています。
本編ではトラックの間をドリフトで切り抜けるシーンが紹介されています。
まるでSF映画から飛び出してきたような現実離れしたエクステリアを持つその車こそ、今回ご紹介する車です。
それでは「ワイルドスピード/スーパーコンボ」でショウが運転していた愛車と価格をご紹介しましょう。
マクラーレン「720S」
画像引用元:マクラーレン
映画「ワイルドスピード/スーパーコンボ」でデッカード・ショウが操る車はマクラーレン・オートモーティブ社が製造販売を手掛ける「720S」というスーパーカーです。
車両価格はなんと3338万円~となっています。
3338万円で購入可能ですが、このクラスの車はオプションを付けてなんぼの世界なので、実際に販売されている車の平均価格は5000万円前後になるのではないでしょうか。
マクラーレンオートモーティブはイギリスの自動車メーカーで、2009年にマクラーレンのロードカー部門として設立されました。
マクラーレンと言えば、あの世界最高峰の自動車レース「F1」に1966年から参加している名門中の名門でもあります。
日本でも、あの音速の貴公子と言われたアイルトン・セナ氏がステアリングを握っていた「マクラーレン・ホンダ」が有名なのではないでしょうか。
そんなバリバリの名門レーシングチームのDNAを引継いだマクラーレン・オートモーティブのロードカーがマクラーレン「720S」です。
「720S」の意味は、ずばり搭載されているエンジン出力である「720馬力」がそのまま車名になっています。
まずはマクラーレン「720S」の華麗な走行シーンをご覧ください。(1:44)
まるでゲームのようなPVですが、これ実際に走っている映像です。
マクラーレン「720S」は、2017年3月に行われたジュネーブモーターショーで初お披露目されました。
これまでの「P1」ルックではなくなり、最新のマクラーレンのデザイン言語によって再構築された佇まいはまるでSF映画から出てきたような未来的な造形になっています。
ホホジロザメからインスピレーションを受けたというフォルムには、美しい曲線美と獲物を狙う獰猛な捕食動物の躍動感が絶妙なバランスで共存しているように思えます。
画像引用元:マクラーレン
美しいデザインを崩すことなく、空気抵抗の低減やダウンフォースの確保、そして、空気をエンジンルームに効率的に誘導するなどの究極のエアロダイナミクスを得ています。
まさに、速く走る為にデザインされた車と言っても過言ではないでしょう。
画像引用元:マクラーレン
マクラーレンのアイコンの一つと言えばやはりこのドアでしょう。
ランボルギーニ社のアイコンで「カモメの翼」という意味がある「ガルウィングドア」のように真上に上がるのではなく、ドアパネルが前面に向く様に開くのが特徴です。
この「720S」に採用された魅力的で印象的なドアが「ディヘドラルドア」と呼ばれています。
通称「バタフライドア」とも呼ばれているこの開き方は、スーパーカーならではの優雅さの為だけではありません。
マクラーレン「720S」のコックピットは通常の車と比べるとやや中央に設置されているため、通常のヒンジドアではかなり乗り降りがしにくいのです。
その為このように上に開くドアが採用されているんですね。
画像引用元:マクラーレン
インテリアを見てもらうとシートポジションが中心によっている為、センターコンソールがアームレスト程の幅しかありません。
インフォテイメントシステムも幅を取らない様に縦長の形状が採用されている程です。
画像引用元:マクラーレン
コックピットにはデジタルメーターが採用され、常に「720S」の走行状況が確認できるシステムになっています。
ステアリングのすぐそばにインフォテイメントシステムが設置されていることから分る様にかなりタイトな室内となっています。
映画ではショウとホブスだけでも窮屈なのに、ハッティまで乗車していましたね。
画像引用元:マクラーレン
インフォテイメントシステムではトラクションコントロールのオンオフだけではなく、調整も可能です。
細かく調整出来る為、あなたの乗り方にあったセッティングが可能となっています。
画像引用元:マクラーレン
インフォテイメントシステムの下には、エアコンユニットとエンジンスタートボタンが確認できます。
アームレストへとつながるセンターコンソールにはアルミ製のスイッチギア設置されています。
メーカーが最も豪華なキャビンと言うだけあって、レーシングカーのようなストイックさの中に上質な素材を惜しげもなく使用した気品ある室内になっていると思います。
画像引用元:マクラーレン
そんな豪華なキャビンが収まるモノコックはカーボンファイバー製です。
「MonoCageⅡ」と呼ばれるフレームは、ドライバーとパッセンジャーを確実に保護しつつ、スリリングなドライビングダイナミクスを実現しました。
なんと結合部の無い「ワンピースカーボンフレーム構造」となっている為、低重量かつ高強度に仕上がっています。
さらに、ピラーを極限まで薄くすることで良好な視界確保も考慮されデザインされた「720S」専用のフレームです。
画像引用元:マクラーレン
ドライバーの背中に搭載される「720S」の心臓部には、4.0ℓV8ツインターボのガソリンエンジンが採用されています。
最高出力はその「720S」という車名通り720馬力、最大トルクは600Nmにも達します。
時速100km到達までに必要な時間はたったの2.9秒です。
リアガラス越しに見る事が出来るエンジンは情熱的な赤のイルミネーションにって照らされているというオシャレな演出がされています。
画像引用元:マクラーレン
720馬力という出力を持つ「720S」には、そのパワーに負けない強靭な足腰が必要となります。
「720S」のサスペンションは5年の歳月をかけて名門ケンブリッジ大学で学んだノウハウが余すことなく注ぎ込まれています。
公道でもコースでも圧巻の走りを実現する為、サスペンションに取り付けられた各種センサーからの情報を基に、路面の状況を把握します。
そして、タイヤのグリップ力を最大限発揮できるセッティングを設定するのです。
これにより、運転の仕方、道路状況、ドライバーのスキルドライバーだけに頼ることなく、楽しく安全に「720S」のドライブを楽しむことが出来ます。
『「720S」は執拗に可能性の限界を追い求める情熱を形にしたマシン』
メーカーは「720S」をこのように表現していますが、まさにその通りのスーパーカーだと思います。
まとめ
シリーズ史上最強&相性最悪コンビによるカーアクションムービー「ワイルドスピード/スーパーコンボ」でショウが運転する車『マクラーレン「720S」』をご紹介しました。
劇中ではお互いを罵り合っていましたが、それはお互いの実力を認めているからこそなのでしょうね。
ちなみに、デッカード・ショウの隠しガレージにはたくさんの車が停めてありました。
デッカード・ショウはイギリス人という事もあり、イギリスの自動車メーカーであるマクラーレンをはじめ、ミニクーパーのような車も確認できますね。
しっかりとキャラクター設定がなされています。
「007」のジェームス・ボンドが「アストンマーティン」なら、デッカード・ショウは「マクラーレン」でイギリスをアピールしていますね。
映画に登場するマクラーレン「720S」はマクラーレンのフラッグシップモデルに相応しいスペックを持った車です。
是非一度乗ってみたいものですね。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。