どうも、Mです。
イギリスの自動車情報サイト「Auto Express」がアウディのフラッグシップSUV「Q8」の高性能モデル「SQ8」が発表されたと報じました。
この「SQ8」のベースとなる「Q8」は、クーペフォルムを持つSUVとして世界的に人気を博しているモデルです。
日本では2019年10月頃に導入されると見られています。
日本仕様のアウディ「Q8」には、3.0ℓV6ターボエンジンに48Vマイルドハイブリッドシステムがセットアップされ、最高出力340PS、最大トルク500Nmを発揮します。
アウディのフラッグシップセダン「A8」をはじめ、4ドアクーペ「A7 Sportback」、そして「A6」にも採用されているエンジンです。
只でさえ十分なスペックを有する「Q8」ですが、さらに高性能化されたモデルが「SQ8」です。
今回はそんな「SQ8」のスペックと日本発売予定を予想してみたいと思います。
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アウディ「SQ8」エクステリア
アウディ「Q8」の高性能モデル「SQ8」のフロントマスクです。
一見すると「Q8」のスポーツルック「S-line」とあまり変わらないように見えます。
「SQ8」の特徴はシングルフレームグリルがアルミカラーであることです。
本国のホームページを見ると、「Q8」のグリルは「グレー」か「ボディ同色」ですが、「SQ8」のグリルは「アルミカラー」が採用されています。
縦に入っている格子も「シルバーのシングル」から「アルミのダブル」に変更されていることがわかります。
もちろん「SQ8」のエンブレムも装備されます。
「SQ8」のサイドビューです。
エッジの効いた21インチアルミホイールが目に付きます。
ちなみに、オプションでなんと22インチを用意しているのだとか。
さらにブレーキユニットに目をやると、一際大きなブレーキキャリパーとカーボンセラミック製のディスクを確認するとが出来ます。
これほど強力なブレーキユニットを必要とするパワーを秘めた車であることが一目瞭然ですね。
残念ながら「カーボンセラミック製のディスクブレーキ」はオプション設定となる見込みです。
「Auto Express」によると「SQ8」は乗り心地や車高の調整が出来る「アダプティブエアサスペンション」を標準装備しているとのことです。
「SQ8」のリアビューです。
アウディのスポーツグレードとなる「S」モデルのデザインアイコンである「クワッドエキゾーストシステム(4本出しマフラー)」が確認できます。
このエキゾーストシステムにより、まるでエンジン音が「ハモっている」ような独特のサウンドを奏でてくれます。
フロントのシングルフレームグリルと同じアルミカラーで塗装されたリアディフューザーも確認できます。
テールゲートには「SQ8」のエンブレムも装着されていますね。
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アウディ「SQ8」インテリア
「SQ8」のインテリアです。
基本的なデザインは「Q8」とまったく変わりませんが、センターコンソールパネルにはカーボン製のパネルが使用されています。
センタークラスターのピアノブラックのパネルと相まってとてもクールな印象になっています。
「Q8」には設定のなかったレッドレザーシートもオシャレで素敵ですね。
ピアノブラックパネルを囲むように高光度アルミによる装飾が施され、マルチカラーアンビエントライトによって照らされるカーボンファイバーパネル独特の炭素繊維の重なるデザインと光沢が「SQ8」の特別な空間を演出しています。
エンジンスタートボタンをはじめとするボタン類もアルミカラーが作用されているので、統一感が生まれ上質な印象を与えてくれます。
高性能モデルという荒々しい一面も持ちながら、細部まで繊細で上品なデザインを取り入れるあたりがアウディらしいですね。
アウディ「SQ8」パワートレイン
「SQ8」のパワートレインには、ツインターボで武装した4.0ℓV8エンジンに、48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載した高性能ディーゼルエンジンが搭載されます。
最高出力430馬力、最大トルクはなんと900Nmというトルクフルな化け物エンジンです。
シーケンシャルターボを採用しているので、低回転時には小さいターボが稼働し、2,200rpm以上になると大きいターボも稼働を始めます。
これに加えて、48Vマイルドハイブリッドシステムの一部として、モーターがターボチャージャーをアシストします。
これにより、低回転時のブースト不足を解消し、アクセルを踏んだ瞬間から効率よくパワーを捻出できるようになっています。
この高性能エンジンに組み合わされる大トルクに対応する8速ティプトロニックトランスミッションと最新のアウディ四輪駆動システム「quattro」によって、2000kg以上ある「SQ8」の巨体をたったの4.8秒で時速100kmに到達させることが出来るのです。
論より証拠。こちらの動画をご覧ください。
これは「SQ7」に搭載されている4.0ℓV8ターボディーゼルエンジンの加速力です。
最大トルクの900Nmは同じですが、最高出力435馬力と「SQ8」のエンジンと比べると少しだけ非力です。
それでもこれだけ速いんですよ!
高性能ディーゼル恐るべしです。
アウディ「SQ8」日本発売予定は?
そもそも「SQ8」って日本で発売されるの?ということですが、「SQ8」の日本での発売はすると予想します。
もちろんまだ正式なアナウンスは一切出されていません。
というより、すでに欧州やアメリカで販売され、「SQ8」と同じ4.0ℓV8ターボディーゼルエンジンを搭載する「SQ7」ですら日本未導入というのが現状です。
しかし、アウディはSUVモデルである「Q5」でなんと40年ぶりにディーゼルモデルを日本に導入しました。
これは大きな前進です。
アウディ「A4」「A5」の高性能モデルである「S4」「S5」のエンジンもディーゼルのみとなることを考えると、是か非でも日本導入に力が入るはずです。
まずは「S4」「S5」の3.0ℓV6ターボディーゼルの導入から開始して、最終的に4.0ℓV8ツインターボディーゼルエンジンの導入を行うと思われます。
よって、「SQ8」の日本発売予定はある・・・・・と言うより、日本で発売できるようにしなければならないと言った方が正しいのかもしれませんね。
ちなみに、もし日本で「SQ8」が発売されるとすれば、「Q8」発売の1年後の、つまり2020年10月頃と予想します。
その理由は、「Q8」の日本発売後たった半年で高性能モデルが出るとは考えにくいからです。
短期間のうちに高性能モデルが出ると分かっていると必ず買い控えが起こります。
さらに営業マンもクレームを避けるために知り得る情報を伝えることもあります。
この様な観点から「SQ8」の日本導入は、「Q8」の日本発売から約1年後と予想します。
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まとめ
今回は「Q8」の高性能モデル「SQ8」についてご紹介しました。
高性能ディーゼルエンジンが搭載された「SQ8」は、とてつもないポテンシャルを秘めているようです。
900Nmという化け物のような大トルクを発生しつつも、ディーゼルエンジンの低燃費性能も持っているわけです。
新しい排ガス規制によって、高性能ガソリンエンジンは高性能なクリーンディーゼルエンジンに取って代わられるかもしれません。
高性能モデルにディーゼルエンジンというのはあまり想像できませんが、これから納得できるようになるかもしれません。
430馬力と900Nmというスペックを有した「SQ8」の日本発売が楽しみです。
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