北欧を代表する自動車メーカーVOLVO(ボルボ)が、電気自動車の充電のワイヤレス化を開発しています。
2022年現在、世界中で電気自動車の研究開発が進んでいますが、早くもワイヤレス充電が実用化されつつあります。
ボルボがワイヤレス充電の実証実験に選んだ車両はタクシーです。
北欧地域最大のタクシー会社「Cabonline」の全面協力のもと、実際の使用を想定した研究開発が行われています。
電気自動車のワイヤレス充電なんて、スマートフォンのように簡単に出来るのでしょうか?
今回は、ボルボが行っている電気自動車のワイヤレス充電についてご紹介します。
ボルボの電気自動車用ワイヤレス充電の実用性は?
画像引用元:carscoops
ボルボがCabonlineの協力を得て実験しているワイヤレス充電ですが、もうすでに実用化の目途は立っているようです。
まず、ワイヤレス充電のやり方ですが、ワイヤレス充電専用の駐車スペースに車を停めるだけで充電が開始されます。
しかも、ドライバーは降りる必要はありません。
現在の急速充電器で行う、重たいケーブルを接続したり、安全を確認してスタートボタンを押したりという動作は皆無です。
ただ専用の駐車スペースに車を停めるだけで準備は完了します。
あとは充電が終わるのを待つだけという簡単なお仕事です。
ワイヤレス充電仕組みですが、駐車スペースに設置されたMomentumDynamics製の充電パッドと車両側のレシーバーを使用します。
充電パッドの真上にレシーバーがくるように車を停車させることでワイヤレス充電を行います。
充電パッドとレシーバーの間には約15~20cmの距離があるようなので、完全非接点充電となります。
正直なところ、電磁波とか半端ないでしょうね。
身体や電子部品などにどのような影響があるのかしっかりと調べてほしいところです。
ワイヤレス充電は40kWhで行うことが出来ます。
ちなみに、日本でもよく見かける有線の高速充電器「CHAdeMO」は50kWhなので、ワイヤレス充電でも遜色ない充電速度と言えます。
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電気自動車用ワイヤレス充電こそ日本に相応しい!
画像引用元:carscoops
ボルボが実用化を目指しているワイヤレス充電こそ日本に相応しい技術だと思います。
日本に設置されている急速充電器のほどんどは1本の充電ケーブルしかありません。
しかし、充電用の「EV」を書いてある駐車スペースは2台分あるところが多いです。
ケーブルが1本しかないのに駐車場は2台ってどうゆうことでしょう?
実は、最初の車が充電を開始してから30分経過(1回の充電終了)すると、充電ケーブルが抜けるようになります。
そして、順番を待っている次のユーザーが自分の車にケーブルを挿すことが可能になるのです。
正直なところ、この手間や使い勝手の悪さが日本の電気自動車の普及率を大きく妨げている一因ではないかと考えています。
もっと簡単に、他人に気を使うことなく充電できないか?と考えたときに、ワイヤレス充電こそ日本に相応しいシステムだと思いました。
車でどこかに行けば、必ず駐車することになります。
所定の場所に車を停めるだけで誰でも簡単に充電が開始されるようになれば、飛躍的に電気自動車が普及すると思っています。
日本政府が2035年以降に日本で走っている約半分の自動車が電気自動車にしたいと思っているのであれば、積極的にワイヤレス充電システムを導入するべきです。
ボルボのワイヤレス充電の研究開発が、日本の電気自動車普及率を大幅に向上させてくれるきっかけになってくれることを願っています。
ソース:carscoops
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