米国トヨタ専用車であるフルサイズピックアップトラック「タンドラ」がフルモデルチェンジしました。
トヨタ「タンドラ」という車の存在を知らない人も多いでしょうね。
それもそのはず、トヨタ「タンドラ」は米国トヨタ専用車なので多くの日本人が知らなくて当然です。
日本でもピックアップトラックの人気が徐々に上がってきており、街でもトヨタのピックアップトラック「ハイラックス」見かけることも多くなりました。
当然トヨタの「ハイラックス」に乗っている人ならトヨタ「タンドラ」の存在は知っているでしょう。
いつか「タンドラ」に乗りたい!と思ている人も少なくないと思います。
フルモデルチェンジされた新型「タンドラ」が日本で発売される可能性については、ぜひ別記事を参照してください。
⇒【トヨタ新型タンドラ】日本発売の可能性は?2つの購入方法とは?
今回は、トヨタのキングオブピックアップトラックである新型「タンドラ」の7つのグレード構成と販売価格、そして、それぞれの違いを調べてみました。
【トヨタ新型タンドラ】7つのグレードの新車価格
画像引用元:米国トヨタ
トヨタ新型タンドラは「SR」「SR5」「Limited」「Platinum」「1794 Edition」「TRD Pro」「Capstone」の7つのグレードで構成されています。
全7グレードの新車価格は次の通りです。
グレード | 販売価格 | 日本円 |
SR | 35,950ドル | 約417万円 |
SR5 | 40,755ドル | 約473万円 |
Limited | 46,850ドル | 約544万円 |
Platinum | 56,990ドル | 約661万円 |
1794 Edition | 57,690ドル | 約670万円 |
TRD Pro | 66,805ドル | 約775万円 |
Capstone | 73,530ドル | 約853万円 |
トヨタ新型タンドラの新車価格は日本円で約417万円~約853万円で設定されています。
トヨタ新型タンドラには、オプションで室内空間が広くなった「ダブルキャブ」と荷室が延長される「ロングベッド」が用意されています。
よって、紹介したトヨタ新型タンドラの新車価格は、あくまで最低価格として参考にしてください。
しかしながら、トヨタ新型タンドラのエントリーモデル「SR」が約417万円から購入できるって凄くないですか?
大きい車が好きなユーザーからすると、ランクルよりも大きいピックアップトラックが420万円弱で手に入るなんて夢のようなことかもしれません。
とは言え、もしトヨタ新型タンドラが日本で発売されれば「Platinum」か「1794 Edition」が売れ筋グレードになるでしょうね。
残念ながら、2022年2月現在ではトヨタ新型タンドラの日本導入は正式に決まっていません。
むしろ、トヨタ新型タンドラの日本導入は絶望的な状況と言えるでしょう。
と思ったあなた!諦めないでください!
今のところ、トヨタ新型タンドラを正規ディーラーから購入することは出来ませんが、別の方法で購入して日本で乗ることは可能なのです!
トヨタ新型タンドラの購入方法はこちらを参照してください。
トヨタ新型タンドラの購入方法はこちら⇒【トヨタ新型タンドラ】日本発売の可能性は?2つの購入方法とは?
【トヨタ新型タンドラ】7つのグレードの違い
トヨタ新型タンドラに用意されている7つのグレードの違いを見てみましょう。
グレードは「SR」「SR5」「Limited」「Platinum」「1794 Edition」「TRD Pro」「Capstone」の順番に紹介します。
トヨタ新型タンドラ「SR」
画像引用元:米国トヨタ
トヨタ新型タンドラのエントリーモデル「SR」です。
フロントマスクの大半を占める迫力のある大型グリルは、未塗装の樹脂パーツで構成されています。
アルミホイールは18インチのシンプルなデザインとなっています。
これぞトラックと言わんばかりのエクステリアですね。
塗装業とか建設業で多くの荷物を運搬する為の仕様と思ったほうがいいでしょう。
パワートレインは、389馬力を発生する3.5ℓV6ターボガソリンのハイブリッドシステムが搭載されます。
組み合わされるトランスミッションは10速となります。
トヨタ新型タンドラ「SR」のインテリアですが、ダッシュボードやセンターコンソールには無塗装の樹脂が目立ちます。
ファブリック素材シートは手動式となっていて全体的に簡素な印象です。
8インチのオーディオモニターと9個のスピーカー、それとバックカメラは標準装備となります。
エアコンはシングルゾーンが採用され、スマートキーも標準装備なので最低限の装備は実装されている印象です。
ちなみに、ステアリングホイールやシフトレバーなど手に触れる部分はウレタン素材となります。
トヨタ新型タンドラ「SR」は、まさにお仕事用の車ですね。
トヨタ新型タンドラ「SR5」
画像引用元:米国トヨタ
トヨタ新型タンドラ「SR5」です。
大型グリルは相変わらず未塗装の樹脂パーツで構成されていますが、グリルフレームはボディ同色に塗装されます。
グリルの下の方にLEDフォグランプが追加されています。
アルミホイールは18インチですが、ツイン5本スポークデザインへと変更されたことで雰囲気が一変しています。
さらに、フロントドアのサイドには「TUNDRA」のシルバーエンブレムが実装されていますね。
塗装されたグリルフレームとエンブレムが装着されるだけで「仕事用のトラック」から「乗用車」へとイメージチェンジ!
パワートレインは「SR」と同じ、389馬力のハイブリッドシステムと10速オートマチックトランスミッションです。
日本で乗るなら「SR5」がエントリーモデルになるのかな?といった印象です。
トヨタ新型タンドラ「SR5」のインテリアですが、ダッシュボードとエアベントにはシルバーのデコラティブパネルが追加されたことで、一気にあか抜けた印象を受けます。
シートはファブリック素材ですが、手動から電動シートとなり、さらにシートヒーターも装備されます。
ステアリングホイールの素材はウレタンからレザーになり、ステアリングヒーターも備わります。
「SR5」は「SR」の装備よりも随分と充実していてかなり実用的なグレードになっています。
トヨタ新型タンドラ「Limited」
画像引用元:米国トヨタ
トヨタ新型タンドラ「Limited」です。
グリルフルームはシルバーに塗装され、タイヤアーチモールも無塗装の樹脂パーツからグロスブラックに塗装されています。
アルミホイールは20インチにインチアップされており、カッコよさが増したように感じます。
パワートレインは、389馬力のハイブリッドシステムと10速オートマチックトランスミッションの組み合わせです。
「Limited」になると、日本で販売されているトヨタ新型ランクルと同等の雰囲気が出てきたように思えます。
「Limited」のインテリアですが、「SR」「SR5」ではオプションとなっていた「14インチのインフォテイメントシステム」が標準装備となっています。
さらにスマホ用のワイヤレスチャージャーも標準装備しています。
シートはファブリック素材からSofttex素材へとグレードアップしており、シートヒーターだけでなくベンチレーション(シートクーラー)も装備されています。
「SR5」よりもさらに充実した装備が実装されています。
トヨタ新型タンドラ「Platinum」
画像引用元:米国トヨタ
トヨタ新型タンドラ「Platinum」です。
グリルデザインが一気に華やかになり、高級感が溢れているように感じます。
サイドミラーも大型のものに変更されているので、さらに存在感が増しているようです。
ヘッドライトも「プレミアムトリプルビームLEDヘッドライト」へグレードアップされています。
ルーフにはパノラマムーンルーフが標準装備されるなど、エクステリアだけ見ても大きな違いがあります。
パワートレインは、389馬力のハイブリッドシステムと10速オートマチックトランスミッションの組み合わせですが、タンク容量が120ℓに増量されているようです。
「Platinum」のインテリアですが、ついにメーターがデジタルにアップグレードしています。
デジタルメーターを14インチのインフォテイメントシステムのデュアルモニターとなり機能性と利便性が向上していますね。
さらに、360°サラウンドカメラとパノラマカメラも追加され、大幅に安全面が強化されています。
音響システムはJBLサウンドシステムへとアップグレードされ、最適化された12個のスピーカーを配置することで最高の室内空間となっています。
シート素材もレザーシートになり、今度はリアシートにもシートヒーターとシートクーラーが備わっています。
「Platinum」という名称だけあって高級感をしっかりと演出していると思います。
トヨタ新型タンドラ「1794 Edition」
画像引用元:米国トヨタ
トヨタ新型タンドラ「1794 Edition」です。
「1794 Edition」は、2代目タンドラでフォードやシボレーなどの高級ピックアップトラックに対抗すべく追加されたモデルです。
グレード名になっている「1794」は、タンドラの生産工場のあるテキサス州サンアントニオにある牧場が1794年に作られたことに由来しています。
牧場と言えば大型ピックアップトラックを愛用するユーザーも多いということもあり、トヨタのトラックに親しみを持ってもらうためのアピールを狙ったネーミングだと思います。
「1794 Edition」の最大の特徴は、インテリアにあります。
1794年のアメリカ西部のイメージからインスピレーションを得たブラウンやベージュの本革シートと「★1794」の刻印がある木目パネルが採用された唯一のグレードです。
西部の暑い気候を想定し、パノラマサンルーフと前後のシートクーラーが標準装備されます。
トヨタ新型タンドラ「1794 Edition」は「Platinum」に標準装備になっているものが装備されているので、「Platinum」がベースとなっていると思います。
個人的には「1794 Edition」がオシャレでカッコいいと感じました。
トヨタ新型タンドラ「TRD Pro」
画像引用元:米国トヨタ
トヨタ新型タンドラ「TRD Pro」です。
「TRD Pro」を見ただけで完全なるオフローダーであることが分かりますよね。
「Platinum」に装備されているパノラマビューカメラは無いけど、パノラマサンルーフが装備されているなど、不思議な仕様になっています。
「TRD Pro」の足回りは、車高を1.1インチ上げた専用のヘビーデューティーサスペンションとBBS製のアルミホイールにファルケン製オールテレーンタイヤを組み合わせています。
グリルには「TOYOTA」の文字があり、マットブラックのハニカムグリルが強そうですね。
バックパネルには「TRD PRO」とデザインされ、専用のプロテクターがバックパネルのエッジを守るように配置されています。
「TRD Pro」のインテリアですが、ド派手なレッドが目に留まります。
「TRD」のロゴが刻まれた専用のステアリングホイールをはじめ、助手席には「TOYOTA」のロゴが入ったパネルが採用されており、「TRD Pro」一色といった印象です。
「TRD Pro」には、387馬力と437馬力の2種類のパワートレインが用意されています。
実際にラフロードを攻めるかどうかは置いておいて、「TRD Pro」に乗ると嫌でも目立ちそうですね。
トヨタ新型タンドラ「Capstone」
画像引用元:米国トヨタ
トヨタ新型タンドラの最上位グレードとなる「Capstone」です。
アメリカで行われたチャリティーオークションで、トヨタ新型タンドラの量産車第一号が出品されました。
その結果、約8000万円という破格で落札されたのが「Capstone」というグレードです。
グレード名である「Capstone」は、建築における冠石、つまり、石造りの壁や門などの上におく石のことです。
比喩的に「頂点」や「最高点」を表現する言葉として用いられています。
もはや説明は不要かもしれませんが、「Capstone」には何でも装備されています。
「Capstone」専用グリル、最新のLEDヘッドライトとテールライト、22インチアルミホイール、ボディ同色タイヤアーチモールなど、一見しただけで他のモデルとは全く異なります。
その豪華さはインテリアでも、10インチデジタルメーター、14インチインフォテイメントシステム、ウッドパネル、各所レザー素材、Softtex、アンビエントなど、至れり尽くせりです。
トヨタのフルサイズピックアップトラック最上位機種タンドラの頂点に君臨するのが「Capstone」というグレードです。
具材全部乗せの超贅沢海鮮丼みたいなグレードってことですね。
トヨタ新型タンドラのグレードの違いとアメリカでの販売価格を調べてみました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
トヨタ新型タンドラの最新動画
トヨタ新型タンドラの1分くらいのコミカルなCMです。