ドイツ車でもっとも売れているSUVと言えば、フォルクスワーゲン(以下VW)の「ティグアン」を置いて他にはないでしょう。
VW「ティグアン」は同社の看板である「Golf」のプラットフォームをベースに開発されたコンパクトSUVの筆頭です。
2007年にはドイツで、2008年から日本で初代「ティグアン」が発売され、2016年に2台目へとフルモデルチェンジを果しました。
世界中で人気のある「ティグアン」には、ガソリンエンジンモデルとディーゼルエンジンモデルが存在していて、販売国に応じて仕様が区別されています。
前輪駆動(FF)を基本とするSUVですが、高出力モデルにはVWの四輪駆動システム「4 MOTION」が搭載されているので、ウエットコンディションや雪道はお手の物です。
「スタイル」「サイズ」「エンジン」「機能性」「使い勝手」を兼ね備えたオールラウンダーがSUVが「ティグアン」です。
そんなベストセラーSUV「ティグアン」のフルモデルチェンジが気になる方も多いと思います。
新型「ティグアン」は2023年後半もしくは2024年中にフルモデルチェンジすると予想されています。
今回は一足早いですが、3台目となる新型「ティグアン」の最新情報をご紹介しましょう。
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VW新型ティグアンの日本発売時期はいつ?
VW新型ティグアンの日本発売時期は、2024年9月頃と予想します。
2021年1月現在ではまだVW新型ティグアンのプロトタイプ車両の目撃情報はありません。
恐らくVW新型ティグアンのプロトタイプ車両を目撃するのは早くても2022年後半からと思われます。
その根拠ですが、フォルクスワーゲングループは2025年以降に発表する新型車両はすべて電気自動車になると発表しています。
つまり、VW新型ティグアンが2025年に発表されるようかことがあれば、VW新型ティグアンは必然的に電気自動車モデルとして発表されるという事です。
それはそれでいいのかもしれませんが、VWティグアンは世界で一番売れているSUVです。
そんな世界一売れているSUVがいきなり電気自動車のみのラインアップになるとは到底思えません。
2025年までに内燃機関の新型ティグアンを発表して2030年までに段階的に電気自動車へとシフトする方が自然だと考えます。
だとすると、フォルクスワーゲングループはVW新型ティグアンを2024年中に発表するため少なくとも2022年後半にはテスト車両による走行テストを行い、半年後にはワールドプレミアを行う流れが想定されます。
よって、VWティグアンのワールドプレミア自体は2023年後半に行わると予想されます。
2023年後半時ワールドプレミアが行われれば、半年~1年の期間を経て、2024年9月頃にVW新型ティグアンの日本導入が発表されると予想します。
このスケジュールだと2025年計画による完全電気自動車化のラインアップから外れることでエンジンを搭載した車として日本で発売できます。
むしろこのスケジュールで進まないと2025年までに間に合わないと思います。
いずれにせよ、VW新型ティグアンには最後となるガソリンとディーゼルはもちろん、プラグインハイブリッドと電気(BEV)も選べるわがままラインアップを期待します。
VW新型ティグアン完成予想CG
VW新型ティグアンの完成形を予想したCGを集めました。
VW新型ティグアン完成予想CG①
イギリスの自動車情報サイト「Auto Express」が作成公開している新型「ティグアン」の予想CGをご紹介します。
画像引用元:AutoExpress
新型「ティグアン」のフロントマスクのイメージです。
ヘッドライトのデザインはVWが進めている電気自動車「ID」のデザインが採用されています。
VWのデザインアイコンである横バーグリルとヘッドライトが一体となったデザインもそのまま採用されており、ひと目でVWと認識できます。
フロントバンパーには力強いフロントアンダープロテクションを彷彿とさせるデザインが施されています。
可愛さの中にSUVらしい力強さを感じさせる躍動感あふれるデザインです。
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画像引用元:AutoExpress
デザイン予想のサイドビューを見てみると、ずいぶんとスタイリッシュなシルエットであることが分かります。
これまでのようなボクシ―なSUVのままなのか、クーペSUVフォルムを手にするのか楽しみなところです。
VWは機能性も重視するメーカーなので、クーペSUVフォルムの採用は見送るかもしれませんね。
しかし、このサイドビューはとてもスタイリッシュでカッコいいもであることは間違いありません。
VWグループであるアウディのコンパクトクーペSUV「Q3スポーツバック」を彷彿とさせるデザインですね。
これはこれでカッコいいのでデザインとしてはアリだと思います。
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画像引用元:AutoExpress
完成予想のリアビューです。
VWのデザインの特徴である水平基調のキャラクターラインが際立ったイメージになっています。
中央には大きなブランドマークを装備し、後退時にはリアカメラが出てくる機能はそのまま採用されると思われます。
リアパンバーのデザインはこちらもアウディのDセグメントSUV「Q5」に通じるデザインになっているようです。
あくまで予想CGとはいえ、かなり完成度が高いイメージとなっていますね。
実は「Auto Express」は闇雲に予想CGを作成しているわけではなく、VWのデザイン責任者へのインタビューを行っています。
そこで責任者の口から語られたのは、『新型「ティグアン」はこれまでの箱型の形状をアグレッシブでスポーティなものに置き換える予定がある。今までの「ティグアン」とは異なったアプローチでデザインすることになる。』というものでした。
つまり、新型「ティグアン」はアウディの「Q3スポーツバック」のような低いルーフを持つクーペSUVへと進化する可能性は高いのかもしれないという仮説から完成予想CGを作成しています。
デザインの完全一致は難しいですが、このクーペSUVフォルムは有り得る話かもしれません。
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新型「ティグアン」のインテリアですが、新型「Golf」や「パサート」にインスピレーションを得たデザインが採用されると予想されています。
「デジタルメーター」や「通信機能と対話システムを搭載した最新のインフォテイメントシステム」は確実に搭載されるでしょう。
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VW新型ティグアンの完成予想CG②
アメリカの自動車メディア「carscoops」が掲載したVW新型ティグアンの完成予想CGです。
画像引用元:carscoops
VWの電気自動車ID.4からインスパイアされた新型ティグアンの予想CGになっています。
VW新型電気自動車ID.4ってどんな車?
グリルは最小限の大きさに留められ、VWの最新デザイン言語である横一直線に並んだヘッドライトとグリルが印象的です。
2023年後半に発表されると噂されるVW新型ティグアンにはプラグインハイブリッドモデルなども予想されているので、エクステリアは電気自動車よりになるのかもしれません。
画像引用元:carscoops
VW新型ティグアンの完成予想CGリアビューです。
リア周りにはトレンドである横一文字のテールライトが採用されたデザインが予想されています。
横一文字のテールライトは視認性は勿論のこと、車をワイドに見せる効果があるため多くの自動車メーカーが採用しているデザインです。
VW新型ティグアンではあえてこのトレンドには乗っからず、より個性的なVW独自のデザインを採用してもらいたいと思います。
リアバンパーにもトレンドである「なんちゃってマフラー」ことダミーのマフラーエンドが見えます。
本格的に電気自動車へと移行する2025年以降に並行して販売するにあたり、電気自動車とガソリン車の見た目の違いを極力少なくする意図があります。
よって、VW新型ティグアンの見た目はかなり電気自動車よりになると思って間違いないでしょう。
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新型「ティグアン」パワートレイン
新型「ティグアン」のパワートレインを予想してみましょう。
搭載されるパワートレインは、8台目へとフルモデルチェンジを迎える新型「Golf」と同じものになるでしょう。
1.5ℓと2.0ℓの4気筒ターボエンジンはガソリンとディーゼルの両方が用意され、全てのエンジンに48Vのマイルドハイブリッドシステムが搭載されると予想されます。
さらにVWグループで推し進めている電気自動車化にも一役買うと見込まれています。
よって、新型「ティグアン」にはプラグインハイブリッドもライアップされるのではないかと予想されています。
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まとめ
新型「ティグアン」のフルモデルチェンジに関する情報をご紹介しました。
日本では2017年に発売され、2021年にマイナーチェンジを迎えたばかりです。
早ければ2023年後半にはフルモデルチェンジを迎えるのはちょっと早い気がしますが、自動車業界は100年に一度と言われる変革期に入っているので迅速な変化は必要です。
言い換えれば、今後様々なハイテク装置の開発によりフルモデルの周期が8年から6年、6年から4年と短くなることは間違いないでしょう。
新型「ティグアン」には最新のデザインが採用されることは勿論ですが、レベル4の自動運転システムの搭載も予想されています。
まさに次世代モビリティへと進化する新型「ティグアン」のワールドプレミアに期待しましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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