どうも、Mです。
ついにメルセデスベンツ初となる電気自動車「EQC」の日本導入が発表されました。
2018年後半から一気にトレンドと化した欧州車の電気自動車の開発競争ですが、アウディよりも先にメルセデスベンツが日本導入に漕ぎ着けたようですね。
「EQC」には2基のハイパワーモーターによる4WD(四輪駆動)が特徴です。
ガソリンエンジンを大きく上回る765Nmという大トルクを発生させる電気モーターのスペックには驚かされます。
すでに海外では発売が開始されていましたが、ようやく日本でも解禁となります。
今回はそんなメルセデスベンツ初のEV「EQC」についてご紹介します。
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SUVスタイルの電気自動車「EQC」
メルセデスベンツ「EQC」のボディスタイルは今世界中で人気のSUVスタイルを採用しています。
使い勝手の良い室内空間とスポーティでカッコいいイメージのあるSUVスタイルを採用することで幅広いユーザー層へアピールできます。
また、大きめのボディを採用する事で電気自動車には欠かせない電池の収納も行えるというわけです。
新型EV「EQC」ですが、今までのメルセデスベンツには無かった新しい意匠が採用されています。
ヘッドライトとグリルにまたがる様に採用されたデイライトが、まるでライトとグリルを一体化したようなフロントマスクを演出しています。
グリルにある「スリーポインテッドスター」がなかったらメルセデスベンツと認識出来ないくらい思い切ったデザインになっていますね。
「EQC」のリアビューにはメルセデスベンツの最新のデザイン言語が見て取れますが、横一線に繋がったテールレンズなどもメルセデスベンツとしては新しい試みです。
個人的にはドイツの高性能スポーツカーメーカー「ポルシェ」の「カイエン」のリア周りにちょっと似ている気がするので比べて見ましょう。
あれ?テールライト形状だけじゃなくてグラフィックまでそっくりなんですけど・・・・。
これ似ているとかいうレベルではないような気がするですけどね。(汗)
「EQC」のインテリアですが、メルセデスベンツに共通するデザインが採用されています。
エクステリアのようにEV車だからと言って特別なデザインではないようです。
唯一エアベントのデザインが「EQC」にしか見られないデザインが採用されています。
そんな「EQC」ですが、日本仕様のカタログモデルは「EQC 400 4MATIC」のみとなります。
日本販売価格は1080万円からとなっています。
正直1500万円くらいすると思っていたのですが、絶妙な価格設定で投入して来ましたね。
初期導入モデルとして「EQC」の日本導入を記念した「EQC エディション1886」が55台限定で発売されます。
この特別仕様車に使用されている「1886」は、ダイムラー社の創始者である「カール・ベンツ」と「ゴットリープ・ダイムラー」がガソリンエンジンの開発に成功した年です。
まさに「自動車の誕生年」を冠したモデルというわけですね。
「EQC エディション1886」の日本販売価格は1200万円で、商談予約はオンラインショップにて先着順となっています。
納車は2019年10月から順次行われる予定となっています。
「EQC」のスペック
メルセデスベンツ初のEV車「EQC」のスペックをご紹介します。
まずはサイズからです。
「EQC 400 4MATIC」サイズ | |
全長 | 4761mm |
全幅 | 1884mm |
全高 | 1624mm |
ホイールベース | 2873mm |
写真で見ると結構大きそうですが、数字で見ると中々扱いやすそうなサイズです。
「EQC」のプラットフォームはなんとガソリン車である「GLC」と共有なんです。
次はパワートレインです。
「EQC 400 4MATIC」スペック | |
モーター合計出力 | 408PS(300kW) |
モーター合計トルク | 765Nm |
バッテリー | リチュウムイオン 80kWh |
0-100km/h加速 | 5.1秒 |
最高速度 | 180km/h |
航続距離 | 400km |
400馬力オーバーのスペックもスゴイですが、765Nmという大トルクはさすが電気自動車と言うべきでしょう。
0-100km/h加速は5.1秒とこちらも俊足です。
アウディの3.0ℓV6ターボエンジンを搭載する高性能モデル「SQ5」とほぼ同じ加速タイムとなっています。
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ちなみに、0-60km/h加速は2.5秒です。
公式では航続距離は400kmとなっていますが、実走で300km~350kmと言ったところでしょうか。
バッテリーの苦手な冬のなどの寒い時期になると250km程になると予想されます。
気になる充電器ですが、CHAdeMO対応となっているので全国約2万1000基の提携充電ネットワークが使用できます。
月々の会費と充電使用料に関しては1年間のみ無料となっています。
とは言え、日本の急速充電器は電圧が低いので十分な充電を得るのにかなりの時間が必要なので、遠出する際には充電時間を考慮した綿密な計画を立てることをお勧めします。
まとめ
メルセデスベンツ初の電気自動車「EQC」についてご紹介しました。
人気のSUVスタイルが採用された電気自動車ということもあり、注目を集めそうです。
サイズも大き過ぎず、パワートレインに至っては、普通の3.0ℓのガソリンエンジンモデルでは相手にならないほどのパワーを発揮します。
2021年から始まる新しい排ガス規制「WLTP法」により、これから一気に電気自動車が発表されるようになります。
すでにアメリカの電気自動車メーカー「テスラ」とイギリスの高級車メーカー「ジャガー」は電気自動車を日本に導入しています。
メルセデスベンツとしてもいち早く電気自動車を導入することで日本での主導権を握りたいと思っていることでしょう。
アウディからもEV車である「e-tron」が発表されていて、日本導入も秒読みと言われています。
これから激化する電気自動車市場に注目ですね。
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