どうも、Mです。
2018年に開催されたニューヨークモーターショーでワールドプレミアされ注目を浴びたトヨタのSUV「RAV4」がついに2019年4月10日に日本での発売を開始しました。
「クロスオーバーSUV」の先駆けとして日本でも高い人気を博していましたが2016年に日本ではトヨタのラインアップから姿を消してしまいました。
そして3年ぶりの日本復活を遂げた新型「RAV4」は5代目へと進化しています。
新型「RAV4」は「Robust Accurate Vehicle with 4 Wheel Drive」(SUVらしい力強さと、使用性へのきめ細やかな配慮を兼ね備えた4WD)をコンセプトに開発されたというだけあって、トヨタの人気SUVである「ランドクルーザープラド」を彷彿とさせる力強いフロントマスクと直線的なプレスラインなどが採用されています。
そしてトヨタが「真のSUVらしさを追求し、タフで力強いアクティブさを充実させるだけではなく、都会にもマッチする洗練されたデザインも重視」と謳っているだけあって、クーペSUVのような低いルーフラインが都会的で若々しい印象を与えてくれるデザインとなっています。
もちろん新型「RAV4」の見どころはその見た目だけではありません。
最新の安全技術を投入したシステムをはじめ、新プラットフォームTNGAの採用に新開発の4WDシステムなど安全性能も走行性能も魅力たっぷりな一台になっています。
今回はそんな魅力的な都会派アウトドアSUV「RAV4」のおすすめグレードとオプション、そしてその価格をご紹介したいと思います。
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新型「RAV4」のエンジンラインアップ
新型「RAV4」には2つのエンジンが用意されていています。
2.0Lダイナミックフォースエンジン
トヨタ初採用となる2.0Lダイナミックフォースエンジンは、エンジン内部の部品を最適化することによって燃焼の高速化を実現し、さらに最新のトヨタ独自の可変バルブシステム「VVT-Ei」を採用するとによってエンジンレスポンスを向上させているとのこと。
171馬力を発生させる2.0ℓのガソリンエンジンに搭載される「Direct Shift-CVT」によって低速域から高速域まで力強いダイレクトな走りを味わうことができます。
この「Direct Shift-CVT」はトヨタブランドとしては国内初となる「10段ギア機構付自動無段変速機構」が採用されているので、まるでマニュアルミッションに乗っているかのようなスポーティな走りも楽しむことが出来できるようになっています。
クロスオーバーSUVという性質上、「速さ」を追求する事はないと思いますので、必要にして十分なパワートレインであることは間違いないでしょう。
2.5Lハイブリッドシステム
2.5ℓのハイブリッドエンジンには二輪駆動用の218馬力仕様と四輪駆動用の222馬力仕様が用意されています。
「2.5Lダイナクックフォースエンジン」は直噴インジェクタをはじめ、高圧縮比、ロングストローク化、高効率吸気ポートなどの採用により高速で安定した燃焼を行うと共に、トヨタ独自の可変バルブシステム「VVT-iE」によってエンジンレスポンスの向上だけではなく、高出力、且つ低燃費なエンジンとなっています。
そのエンジンに進化を続ける小型軽量のハイブリッドシステムが組み合わされています。
2.5Lハイブリッドシステムに採用されている変速機は「電気式無段変速機+6速シーケンシャルシフトマチック」です。
ガソリンモデルの10速とは違い、200馬力以上の高い出力を持つハイブリッドモデルには6速が方がスムーズな走りが出来るということでしょうね。
街中をキビキビ走るなら2.0ℓエンジンで十分でしょうが、高速道路の利用頻度が多い方や余裕のある走りを好む方は2.5ℓのハイブリッドエンジンを選んだ方が良さそうですね。
とは言え、エンジンに関しては完全にお好みの部分になると思います。
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新型「RAV4」グレード
それではそれぞれのエンジンに用意されているグレードをご紹介しましょう。
ガソリンエンジン
まずはガソリンモデルからご紹介します。
「RAV4」の60%はガソリンモデルで構成されると思われます。
「RAV4」X
新型「RAV4」のエントリーモデルです。
ガソリンエンジンのグレードにおいて唯一の二輪駆動を選択できるグレードとなっているので、四輪駆動が必要のない方には嬉しい設定ですね。
この「X」の主要装備は
- 17インチアルミホイール
- ダイナミックトルクコントロール4WD(4WDのみ)
- ブラックフロントグリル
- ヒルスタートシステム
- 3灯式LEDヘッドライト
- 4.2インチTFTディスプレイ
- ウレタンのステアリングホイール
- スマートキー
- エンジンスタートボタン
- 手動ファブリックシート
- オーディオレス+6スピーカー
- デュアルオートAC
- Toyota Safety Sense
となっています。
エントリーグレードとは言え、これにナビゲーションとバックカメラだけプラスすれば十分乗れます!
車両価格はですが、前輪駆動モデルが2,608,200円で四輪駆動モデルは2,835,000円となっています。
「RAV4」G
新型「RAV4」の売れ筋モデルと予想される「G」です。
この「G」の主要装備は「X」の装備に加え、
- クロームの17インチアルミホイール
- ガンメタリック塗装のフロントグリル
- シルバー塗装のスキッドガード
- シルバー塗装のホイールアーチモール
- メッキモール付きドアハンドル
- フロントフォグライト
- 自動防眩ルームミラー
- パーキングサポートブレーキ
- リアクロストラフィックブレーキ
- ブラインドスポットモニター
- 本革巻きステアリングホイール
- ステアリングホイールヒーター
- 本革巻きシフトノブ
- オプティトロンメーター
- 7.0インチディスプレイ
- ステッチ付き合成皮革シート
- 運転席パワーシート(メモリー機能付)
- 運転席電動ランバーサポート(2ウェイ)
- 助手席パワーシート
- シートヒーター(フロント)
- シルバー塗装のインテリアパネル
- ソフトタイプドアトリム
- オートテールゲート
- バックカメラ
となっています。
「X」比べて一気に快適な仕様になりましたね。
エクステリアでは、グリルとタイヤアーチモールが塗装され、さらにシルバーのスキッドガードが装備されたことによってトヨタらしい品質となりました。
装備面では、安全装置の拡充だけではなく、バックカメラも標準装備とは有り難い・・・・・と思ったら安定のオーディオレス仕様。
「バックカメラは付けとくけどナビは自分で手配してね」ということなのでしょう。
多様化するニーズに対応するために、ナビゲーションは好きなものをオプションで付帯することを前提としたグレードということですね。
そんな売れ筋グレードである「G」の車両本体価格は3,202,200円となっています。
「RAV4」G “Z package”
「G ”Z package”」は「G」をベースに走行性能に拘ったグレードとなっています。
「G ”Z package”」の主要装備は「G」の装備に加え、
- クローム19インチアルミホイール
- ダイナミックトルクベクタリングAWD
- ダウンヒルアシスト
- ハンズフリーオートテールゲート
となっています。
「ダイナミックトルクベクタリングAWD」はトヨタが新型「RAV4」の為に開発した世界初のトルク配分システムです。
走行状況に応じて前後トルク配分を行うだけではなく、後輪トルクを左右独立で制御しすることで旋回時の車両安定性を高める「トルクベクタリング機構」を有しています。
また、4輪駆動が不要な時にはプロペラシャフト前後で動力伝達を切断して二輪駆動にすることで燃費向上を図る「ディスコネクト機構」も採用さいようされています。
各輪へのトルク配分状況は、7.0インチTFTマルチインフォメーションディスプレイで確認できます。
さらに「G ”Z package”」にはダウンヒルアシストも装備されているので、ある程度の悪路走行を視野に入れた本物のアウトドア派仕様となっています。
ちなみに、「G」では装備されていた「自動防眩ルームミラー」は、防眩機能のないただのミラーに替えられているのでご注意ください。
本格的アウトドア派「RAV4」である「G ”Z package”」の価格は、3,348,000円となっています。
「RAV4」Adventure
「Adventure」は唯一違いエクステリアを与えら走りにも特化した欲張りなグレードとなっています。
「Adventure」の主要装備は、
- 専用19インチアルミホイール
- ダイナミックトルクベクタリングAWD
- ダウンヒルアシスト
- ヒルアシスト
- 専用フロントグリル
- 専用フロントバンパー
- 専用リアバンパー
- 大型スキッドガード
- 専用タイヤアーチモール
- マットブラックグレードマーク
- 3灯式LEDヘッドライト
- フロントフォグライト
- 自動防眩ルームミラー
- Toyota Safety Sense
- ウレタンのステアリングホイール
- スマートキー
- エンジンスタートボタン
- オプティトロンメーター
- 7.0インチTFTディスプレイ
- 合成皮革シート
- 電動スポーツシート(フロント)
- 「G」と同じインテリア
となっています。
一見「G “Z package”」の派生モデルの見えますが、「G “Z package”」では標準装備だったものがオプションとなっていてユーザーのニーズに合わせて細かくオプションを設定できる仕様になています。
例えば、パーキングサポートブレーキは28,080円、ハンズフリーオートテールゲートは75,600円、バックカメラは27,000円という風に設定することが可能です。
まさに拘り派のグレードですね。
「Adventure」の車両本体価格は、3,137,400円となっています。
ちなみに、「G “Z package”」とほぼ同じ装備にするのにかかるオプション代は320,760円です。
つまり、本体価格と合計すると3,458,160円となるので、事実上「Adventure」が「RAV4」のガソリン車のトップグレードとなりますね。
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ハイブリッドエンジン
次はハイブリッドモデルです。
ハイブリッドモデルの構成は2グレードのみです。
「RAV4」Hybrid X
ハイブリッドモデルのエントリーモデルとなる「Hybrid X」は「前輪駆動」と「四輪駆動」の2タイプから選択可能となっています。
エクステリアも装備内容もガソリンモデルの「X」とほぼ同じ構成となっています。
「Hybrid X」の専用装備として
- TRAILモード
- E-Four(4WDのみ)
- ハイブリッドシンボルマーク
- Bi-Beam LEDヘッドライト
- 車両接近警報装置
- ハイブリッドシステムインジケーター
- S-Flowエアコン
が装備されています。
「TRAILモード」はハイブリッドモデル専用のオフロードプログラムです。
2.5ℓエンジンにいきなり最大トルクが出るモーター組み合わせているので、特にスリップしやすい悪路走行ではパワーを抑制する必要がありますからね。
「ハイブリッドシンボルマーク」はトヨタのハイブリッドカー専用のブルーでなぞられたエンブレムのことです。
「Bi-Beam LEDヘッドライト」は小糸製作所が開発した1灯でハイビームもロービームもまかなうことが出来るLEDユニットです。
1灯式にすることでユニットの小型化と省エネに貢献し、さらには従来のLEDライトの1.6倍の明るさを持つ高光束のLEDが搭載されているので、非常に優れた視認性を実現可能になったのです。
ハイブリッドカーという先進性のあるモデルにのみハイテクLEDヘッドライトを設定するというトヨタのブランディングが冴え渡っています。
「S-Flowエアコン」はどの席に人が乗っているかをセンサーが感知し、乗っている席だけ自動空調するシステムです。
これにより無駄なエアコンの稼働が無くなる為、燃費向上につながるというわけです。
ハイブリッドモデルのエントリーモデルとなる「Hybrid X」の車両価格は、「前輪駆動」が3,202,200円となり、「四輪駆動」が3,450,600円となっています。
さすがハイブリッドモデルということもあり、エントリーモデルでガソリンモデルのトップモデルと並ぶ価格設定となっていますね。
「RAV4」Hybrid G
ハイブリッドモデルのトップモデルとなる「Hybrid G」は「四輪駆動」専用もでるとなっています。
こちらもガソリンモデルの「G」とほぼ同じ装備に加え、
- TRAILモード
- E-Four(4WDのみ)
- ハイブリッドシンボルマーク
- Bi-Beam LEDヘッドライト
- 車両接近警報装置
- ハイブリッドシステムインジケーター
- S-Flowエアコン
などのハイブリッドモデル専用の装備が追加されます。
ガソリンモデルの「G」も同様に非常に充実した装備内容となります。
至れり尽くせりの「Hybrid G」の車両価格は、3,817,800円となっています。
もうここまでくれば立派な高級車ですね。
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新型「RAV4」のおすすめグレード
自動車営業マンである私がおすすめする、新型「RAV4」のおすすめグレードをご紹介します。
もうこれは迷わず、ガソリンモデルの「G」です。
まず走行性能ですが、スペックだけで見れば当然ハイブリッドモデルの方が優れていますが、私が着目したのはガソリンモデル専用の「Direct Shift CVT」です。
2.0ℓエンジンが発生する171馬力、207Nmというトルクは正直普通のスペックですが、従来のCVTに発進用ギアが追加された「Direct Shift CVT」が採用されていることでスペック以上の気持ちの良い加速力を感じることが出来るようです。
また、トヨタブランドとは初となる10段変速を使えば結構スポーティな走りも楽しめそうです。
装備面において、これだけ標準装備になっていれば十分という印象を受けました。
電動シートやシートヒーターといった快適装備にはじまり、「RAV4」で装備できる全ての安全装置を装備している点など、とにかくパッケージが素晴らしいですね。
「G “Z package”」と「Adventure」に装備されている「ダイナミックトルクベクタリングAWD」も少し気にはなりますが、日常生活を送る上ではほぼ恩恵を受けることはないでしょう。
趣味で雪山やオフロードを走ると言うことがない限り問題ないと考えています。
車両価格は3,202,200円と「RAV4」も随分と高額になった印象ですが、ここまで装備が充実していれば納得できると思います。
あとはあなたの好みに合わせたナビゲーションを選べば完成です。
まとめ
トヨタの新型「RAV4」をご紹介しました。
無事に日本復活を遂げた「RAV」ですが、ずいぶんとイケメンになって帰ってきましたね。
まぁ、その分価格も上昇しているのですが、今まで付いていなかった安全装置などを考えると致し方ないのでしょうね。
とは言え、高くなったからと言って購入を諦める必要はありませんよ!
「RAV4」に限らず、トヨタの四輪駆動モデルはとにかくリセールバリューが高いことでも知られています。
残価設定ローンなどで購入し、ローン満了時に査定すると残債額より査定額の方が高いというケースが多いようです。
残債額より査定額が高いってことは今よりも月々の支払いを抑えてまた新車に乗れたり、支払を同じにしてグレードアップできるというわけですからね。
ユーザーからするとこんなに良いことはありませんよね。
まぁ、もちろん営業側からしても乗り換えを勧めやすいですけどね。
ということで、まずは一度お店で見積もりをしてもらうことをお勧めします。
新型「RAV4」は「ミニランドクルーザープラド」として人気が出そうな気がしますので、リセールバリューも期待できそうです。
そういった意味で見ても、「前輪駆動」より「四輪駆動」モデルを選んだ方が最後は得するかもしれませんね。
トヨタ「RAV4」の購入をご検討のあなたへ
新型「RAV4」を安く購入したい!
車の購入にあたり、よく「値引き」という言葉を聞きます。
あなたは「値引き」にばかり気を取られてはいませんか?
自動車業界では、「下取値引き」という言葉があります。
言葉の通り、「下取査定額」+「値引き」=「下取値引き」です。
「値引き」の目的は、欲しい車を少しでも安く買う為ですよね。
つまり、自動車の購入にあたって「値引き」のみに固執するのではなく、「下取査定金額」も含めて考えることで、誰よりも安く欲しい車を買うことが出来るのです。
そこで「買取一括査定」が一番下取金額を上げる手法として知られています。
ディーラーの営業マンが言うのもなんですが、「買取一括査定」の金額の方が上回っているケースが多いです。
むしろ、ディーラー査定でも、自動車業者用の入札システムを採用した査定システムを導入しているくらいです。
しかし、その「買取一括査定」のシステムは非常に面倒です。
私も利用しましたが、一斉に「実際に車が見たいので、いつ伺っていいですか?」と電話がかかってきます。
「仕事をしているし、休日に来てもらうしかないようなぁ」
と、休日にアポを入れるわけですが、現車を見たいという連絡がひっきりなしにきます。
仕事中、接客中、休憩中、お構いなしに携帯が鳴りまくります。
結果、あなたの大切な休日が査定業者の査定訪問で丸一日潰れます!
私の感想ですけど、正直、マジで、面倒くせ~というのが本音です。
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