どうも、Mです。
アウディのもっともコンパクトなモデルであるアウディA1スポーツバックのフルモデルチェンジが行われました。
新型アウディA1スポーツバックは、初代クワトロに影響を受けたというその個性的なエクステリアとアウディA8譲りの上質なインテリアはもちろんのこと、走行性能においても世界中で高評価を得ているアウディのエントリーモデルとなっています。
そんな新型A1スポーツバックの日本発売ですが、2019年中に行われそうです。
初代アウディA1は、ミニクーパーに対抗する為にアウディが送り出したコンパクトカーなのですが、残念ながらミニクーパーに取って代わることは出来ませんでした。
しかしながら、アウディA1の走行性能は日本の高名なカージャーナリストの方々に「コンパクトな高級車」と言わせるほどの実力があることは事実です。
そんな新型アウディA1スポーツバックの日本仕様モデルを勝手に予想してみたいと思います。
「勝手」と言っても適当にするわけではなく、アウディAG(ドイツ本国)のホームページにある、シミュレーターを使用して日本仕様を予想するので、完璧に言い当てることは出来なくても本気で推測してみたいと思います。
それでは新型アウディA1スポーツバックの日本仕様の予想をご覧ください。
[getpost id=”5806″][getpost id=”236″]
新型アウディA1スポーツバックのタイプ
まず最初に、初代モデルを紹介しましょう。
初代アウディA1には「3ドアモデル」と「スポーツバック」と呼ばれる「5ドアモデル」がありました。
しかし、新型アウディA1スポーツバックでは、フルモデルチェンジを機に「アウディA1」、つまり「3ドアモデル」が廃止となり、「アウディA1スポーツバック」である「5ドアモデル」の「スポーツバック」のみとなりました。
それを踏まえて、新型アウディA1スポーツバックのグレードを予想してみましょう。
アウディA1スポーツバック
新型アウディA1スポーツバックのベースモデルとなる「アウディA1スポーツバック」。
先代モデルと同様に、ヘッドライトはハロゲンライトが基本となると思われます。
アルミホイールは5アームデザインの15インチに185/60R18のタイヤが装着されています。
本国仕様ではオーディオレスですが、日本仕様ではオーディオは必須となると思われるので、オプションである「ラジオプラス(455ユーロ)」が標準装備されると予想しています。
新型アウディA1スポーツバックのデザインは初代クワトロからインスピレーションを得ていることもあり、アグレッシブなデザインが採用されています。
ベースモデルでもグリルにハニカムメッシュを採用するなど、スポーティな印象を受けます。
アウディA1スポーツバック Sport
「sport」と言っていますが、本国仕様では「advanced(アドバンスト)」となっている仕様です。
「アウディA1スポーツバック」の装備に加え、チタンブラックのラジエターグリルとサイドエアインテイク、マットアルミニウムのシングルフレーム、チタンブラックのリアディフューザーなどスポーティなエクステリアとなっています。
アルミホイールは10スポークデザインの16インチに195/55R16のタイヤを装着しています。
内装のシートも初代モデル同様、ランバーサポートが付属した「スポーツシート」に変更される可能性が高いですね。
さらに足元は「スポーツサスペンション」が装備されると思われます。
ちょっとした違いかもしれませんが、拘りのある方なら「sport」を検討した方が良いかもしれません。
アウディA1スポーツバック S line
アウディA1スポーツバック S lineです。
元々「S line」はオプションだっとのですが、最新のアウディA7スポーツバックやアウディA6シリーズでは、「S line」はオプションではなく、「グレード」としてラインアップしています。
新型アウディA1スポーツバックも同様のラインアップとなる可能性は高いでしょう。
「S line」には「アウディA1スポーツバック S sport大型のサイドエアインテイクが採用されたスポーティなフロントバンパー、ワイドになったサイドスカート、サイドのエアアウトレットのあるスポーティなリアバンパーが装備されます。
足回りはアルミダイキャストの高剛性16インチのアルミホイールに195/55R16のタイヤを装着しています。
やはり「S line」というだけあってエクステリアの迫力は半端ないですよね。
ということで、新型アウディA1スポーツバックのグレード構成は、「アウディA1スポーツバック」「アウディA1スポーツバック sport」「アウディA1スポーツバック S line」の3グレードになる可能性は高いと思います。
新型アウディA1スポーツバックのオプション
では、新型アウディA1スポーツバックの日本仕様のオプションを予想してみましょう。
アウディAGのオプションはかなり事細かくあるので、メジャーなオプションとなるものだけを抜粋してご紹介します。
MMIナビゲーションシステムパッケージ
MMIナビゲーションシステムですが、今や「ナビ」は必須アイテムでしょう。
新型アウディA1スポーツバックのナビゲーションシステムは、アウディのフラッグシップモデルである「A8」のシステムと同じ、10.3インチのタッチパネルモニターを採用しています。
スマートフォンのような直感で操作できるナビゲーションシステムは、指で文字や数字を書くことで認識することも出来ます。
住所入力はもちろんのこと、データ通信を行うことで可能になる「オンライン検索」での目的地検索も可能など、圧倒的な機能性をこほるナビゲーションシステムです。
そんな高性能なナビゲーションシステムの本国価格は1,950ユーロ(約245,700円)となっています。
日本仕様になると、このナビゲーションシステムに「サウンドシステム」「ETC」「ハンズフリーシステム」「TVチューナー」などの装備が加わるので、日本仕様のオプション価格は35万円くらいになると予想されます。
ちなみに、初代モデルの場合、「ナビ+キセノンライトパッケージ」というユニークなオプション設定となっていて、そのオプション価格は35万円となっています。
その観点から、アウディA1スポーツバックのオプションを「ナビ+LEDヘッドライトパッケージ」と推測すると、「ナビ(1,950ユーロ)+LEDヘッドライト(980ユーロ)」となり、オプションの合計は2,930ユーロ(約369,180円)となります。
ということで、新型アウディA1スポーツバックに先代モデルと同様に「ナビ+LEDヘッドライトパッケージ」という設定になれば、その価格は42万円と予想します。
コンビニエンスパッケージ
「コンビニエンスパッケージ」は日本仕様のみの名称で、本国モデルには存在しないパッケージです。
先代モデルの「コンビニエンスパッケージ」の内容は、「スマートキー」「前後障害物センサー」「オートマチックエアコン」「センターアームレスト」「シートヒーター」となっており、オプション価格は19万円でした。
新型アウディA1スポーツバックの「コンビニエンスパッケージ」も同じようなオプションの内容と仮定すると、「スマートキー(710ユーロ)」「オートエアコン(400ユーロ)」「前後センサー(690ユーロ)」「センターアームレスト150ユーロ」「フロントシートヒーター(300ユーロ)」「バックカメラ(350ユーロ)」となるでしょう。
合計2,600ユーロ(約327,600円)なので、日本仕様では38万円くらいになるかもしれませんね。
「スマートキー」もしくは「バックカメラ」だけで欲しいという方にはかなり高価なオプションとなりそうです。
アシスタンスパッケージ
「アシスタンスパッケージ」は安全装置の拡充オプションです。
新型A1スポーツバックでは、カメラによる「衝突軽減ブレーキ」と「車線維持装置」は標準となっているようですが、もっと安全に車を運転したいという方はぜひ検討したいオプションですね。
「アシスタンスパッケージ」の内容は、レーダーによる自動追従システム付きのクルーズコントロールである「アダプティブクルーズコントール(550ユーロ)」と衝突を予測しシートベルトを巻き取って衝突に備える「プレセンス(200ユーロ)」をセットにしたものと推測されます。
合計750ユーロ(約94,500円)のオプションですが、日本仕様では13万円程度となるでしょう。
アウディA3シリーズの日本仕様にも「アシスタンスパッケージ」があり、オプション価格も13万円で設定されていますが、左右の車の存在を知らせてくれる「レーンアシスト」をはじめ、後退時の自動ブレーキシステムである「リアクロストラフィックアシスト」、ハイビームを自動で切り替えてくれる「ハイビームアシスト」が付帯されているので、新型アウディA1スポーツバックでも設定が充実するかもしれませんね。
アウディバーチャルコックピット
「アウディバーチャルコックピット」は12.3インチの液晶モニターをメーターナセル内に設置し、ナビゲーションの表示できるなど次世代のデジタルメータークラスターのことです。
高解像度の液晶モニターとなっているため、昼夜問わず非常に見やすくなっています。
本国仕様のアウディバーチャルコックピットの価格は150ユーロ(約18,900円)ですが、日本仕様では5万円と言ったところでしょうか。
アウディQ2では5万円、アウディA3では4万円で設定されているので妥当な価格と思います。
私のアウディA3スポーツバックにも「アウディバーチャルコックピット」装備してますが、かなり便利で見やすいし、何より見た目がカッコいいので気に入っています。
余程の理由がない限り、装備しておきたいお勧めのオプションです。
その他オプション
室内灯がLEDライトに置き換えられるオプションである「LEDインテリアライト」は、150ユーロ(約18,900円)なので3~5万円で設定されるのではないでしょうか。
もしかすると「LEDヘッドライト」に「LEDインテリアライト」が付帯している可能性もあるのでオプション単体ではないかもしれません。
最近流行っている室内のイルミネーションである「アンビエントライト(マルチカラー)」は300ユーロ(約37,800円)となっており、日本仕様では8~9万円で設定されると思われます。
「アンビエントライト」があるのとないのではインテリアの華やかさが格段に違うので、余裕があれば装備したいオプションです。
新型アウディA1スポーツバックのエンジンラインアップ
新型アウディA1スポーツバックのエンジンラインアップを予想します。
まずは本国仕様のエンジンラインアップですが、
- 1.0リッター直3ターボエンジン(116PS/200Nm)
- 1.5リッター直4ターボエンジン(150PS/250Nm)
- 2.0リッター直4ターボエンジン(200PS/320Nm)
の3タイプあり、ガソリンエンジンのみの設定となっています。
日本仕様では「1.0リッター」と「1.5リッター」の2タイプのみが導入されると思います。
おそらく「2.0リッター」の導入はないでしょうね。
導入されない根拠としては、アウディQ2にも2.0リッターモデルは導入されていないし、速いA1が欲しければ後々発売されるであろうハイパフォーマンスモデル「S1」もしくは「RS1」を買う方が間違いないでしょう。
日本では「1.0リッター」や「1.5リッター」という小排気量のエンジンの方がコンパクトカーであるA1らしくて売れるでしょうね。
[getpost id=”1778″]
新型アウディA1スポーツバックの日本販売価格
それでは、一番気になる日本販売価格を予想していきましょう。
新型アウディA1スポーツバックの日本仕様には、3つのタイプがあり、2つのエンジンになると予想しました。
トランスミッションはツインクラッチのオートマチックトランスミッションとして、エンジン毎のタイプ別で日本販売価格を検証しましょう。
30TFSI
まずは1.0リッターエンジンである「30TFSI」からです。
ベースモデルである「アウディA1スポーツバック」の本国価格は22,850ユーロ(約2,879,100円)です。
このままではオーディオレス車な上に、ホイールは鉄チンホイールにホイールキャップという何とも高級車らしくない仕様となっているので、日本仕様にする為、いくつかオプションを加えましょう。
- MMIラジオ(455ユーロ)
- 電動調整機能付ドアミラー(250ユーロ)
- 自動防眩センターミラー(150ユーロ)
- 15インチアルミホイール(450ユーロ)
合計1,305ユーロ(約164,430円)と輸送費として約20万円を加えてちょうど36万円を足すことにすると、「アウディA1スポーツバック」の日本販売予想価格は3,239,100円となります。
次に「アウディA1スポーツバック sport」の本国価格は24,050ユーロ(約3,030,300円)ですが、この仕様にもいくつかオプションを加えたいと思います。
- MMIラジオ(455ユーロ)
- 電動調整機能付ドアミラー(250ユーロ)
- 自動防眩センターミラー(150ユーロ)
- スポーツサスペンション(200ユーロ)
- ドライブセレクト(170ユーロ)
合計1,225(約154,350円)と輸送費の20万円で35万円を足してみると、「アウディA1スポーツバック sport」の日本販売予想価格は3,380,300円となります。
そして「アウディA1スポーツバック S line」ですが、本国仕様の価格は25,150ユーロ(約3,168,900円)となっています。
この仕様も日本仕様にするためにオプションを加えましょう。
- MMIラジオ(455ユーロ)
- 電動調整機能付ドアミラー(250ユーロ)
- 自動防眩センターミラー(150ユーロ)
- ダイナミックパッケージ(750ユーロ)
「ダイナミックパッケージ」は「スポーツサスペンション」をはじめ、「ブレーキキャリパー」「16インチのフロントディスクブレーキ」「15インチのリアディスクブレーキ」「ドライブセレクト」をパッケージ化したものです。
合計1,605ユーロ(約202,230円)となり、これに輸送費約20万円を加えた40万円を足すと、「アウディA1スポーツバック S line」の日本販売予想価格は3,568,900円となります。
車両だけで軒並み300万円以上という結果になりましたね。
これから「ナビ」や「コンビニエンスパッケージ」などの便利機能を足していかなければならないので、「1.0リッターモデル」とは言え、ある程度の値段を覚悟しなければならないようです。
35TFSI
新型アウディA1スポーツバックの「1.5リッターモデル」です。
こちらも「30TFSI」同様に日本仕様にして販売価格を予想しましょう。
「アウディA1スポーツバック」の本国仕様の価格は25,050ユーロ(約3,156,300円)ですが、日本仕様オプションと輸送費36万円を加えると、3,516,300円となります。
「アウディA1スポーツバック sport」の本国価格は26,250ユーロ(約3,307,500円)となっていますが、日本仕様オプションと輸送費35万円を加えると、3,657,500円となります。
そして「アウディA1スポーツバック S line」ですが、本国の価格は27,350ユーロ(約3,446,100円)、これに日本仕様オプションと輸送費として40万円を足すと、3,846,100円となります。
正直なところ、高すぎでしょ!
まぁ予想価格なのでもしかすると安く設定されるかもしれませんが、少なくとも本国仕様の価格より安くなることはないでしょうから、新型アウディA1スポーツバックの値上がりは必至のようですね。
まとめ
新型アウディA1スポーツバックの日本販売価格のシミュレーションは参考になったでしょうか?
本国仕様の価格から導き出したので根拠のある数字になっていると思います。
根拠のある数字だからこそ思うのですが、正直かなり高額になっています。
初代アウディA1スポーツバックの日本における車両本体価格が2,690,000円であることを考えれば、50万円以上も値上がりしてくる可能性があるということです。
安全装置の設定などによるコストがあるにしろ、ちょっと高い気はしますね。
今までが安すぎたと言われればそれまでですが、その価格に見合った性能であることを願うばかりです。
初代モデルの丸みのあるデザインから比べると、新型アウディA1スポーツバックは直線のラインが増えて、スポーツカーのような鋭さが加わっています。
「可愛い」から「カッコいい」へシフトしたようですね。
新型アウディA1スポーツバックの日本発売が楽しみです。
[getpost id=”2173″]