ホンダ小型SUV新型「WR-V」日本発売の可能性は無し!その理由とは?

ホンダは2020年10月、同社の最もコンパクトなSUVモデルである「WR-V」の新型を発表しました。

「WR-V」はブラジルとインドで発売されている海外専用モデルなのですが、そのコンパクトさと使い勝手の良さから日本導入が期待されているモデルです。

新型「WR-V」のサイズは全長4000mm×全幅1734mm×全高1599mm。

全幅が1700mmを超えているので3ナンバーとなりますが、日本の道路事情にマッチしたコンパクトなモデルになっています。

それもそのはず、この「WR-V」はコンパクトカーの先駆けとなった「フィット」をベースとしているため、使いにくいはずありません。

ホンダ「フィット」と言えば、ユニークなシートアレンジを駆使してコンパクトカーとは思えない室内空間と低燃費を武器に一世を風靡したホンダを代表するモデルです。

初代「フィット」においては、あのトヨタですら敵わなかったコンパクトカーの王様で、道路に石を投げればフィットに当たると揶揄されたほどバカ売れの車でした。

そんなホンダの一時代を築いた「フィット」をベースとした小型SUVが「WR-V」なのです。

しかし、残念ながら新型「WR-V」の日本発売の可能性は限りなく低いようです。

今回はそんな「WR-V」の日本発売されない理由を考えてみました。

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新型「WR-V」が日本に導入されない理由は?

日本でも走っているフィットベースのSUV「WR-V」が日本に導入されない理由を考えてみましょう。

生産工場の問題

新型「WR-V」が日本に導入されない理由の一つは「生産工場の問題」です。

「WR-V」は日本で生産され輸出されているわけではなく、ブラジルとインドにある工場で製造されているモデルです。

もし「WR-V」を日本で発売するとなると、海外の工場で製造された車両を輸入する必要があります。

まず「輸入」する場合、どうしても輸送コストが必要になります。

小型SUVとして日本での発売に成功するためには販売価格も重要なファクターです。

輸送コストがかかるということは、その分販売価格も上がることを意味します。

つまり「WR-V」がいかに優れていようとも価格競争に勝つことは出来ません。

ちなみに、「WR-V」のライバルとなりそうな車は、「トヨタ・ヤリスクロス」「トヨタ・ライズ」「日産・キックス」「ダイハツ・ロッキー」「スズキ・クロスビー」などです。

正直なところ、どのモデルも「デザイン」「パッケージング」「サイズ」「価格」どれを取っても強敵揃いです。

そんなライバル車の犇めく中に輸送コストが乗った「WR-V」を投入しても勝てる気がしませんよね。

製造コストの問題

では、他のライバル会社と同じように「WR-V」を国内で製造すれば良いのですが、話はそんなに単純ではないようです。

ホンダとしてはこれ以上製造コストを増やすことは考えていない・・・・いや、製造コストを増やせないと言った方が正しいでしょう。

ホンダは「普通車」「小型」「軽自動車」をはじめ、「バイク」「船のエンジン」「耕運機のエンジン」「発電機」「除雪機」「パワースーツ」、そして「ジェット機」を単独で製造販売している職人気質の企業です。

ホンダのように法人単独でこれだけ多岐にわたる市場への参入は珍しいと思います。

それ故に、それぞれの部門に莫大な開発費や製造コストが掛かります。

会社としては適正な利益を上げるにあたって最初に考えるのは製造コスト削減です。

販売価格がライバル車に合わせなければいけないのであれば、いかに生産コスト削減するかにかかっています。

新型「WR-V」のベースは「フィット」ですが、現在日本で製造販売されている4代目ではなく3代目のプラットフォームです。

ということは、日本で新型「WR-V」を製造販売するとなると4代目フィットのプラットフォームと並行して3代目フィットのプラットフォームも製造しなければなりません。

非常に効率が悪く生産コストもかかります。

今のところ新型「WR-V」の日本での製造は難しいと考えるべきでしょう。

研究所の力が強い

新型「WR-V」はブラジルとインドに最適化されたモデルなので日本では発売したくないという考えもあるようです。

というのもホンダ(本田技研工業株式会社)は本田技術研究所という商品の開発を行う機関の力が非常に強いことでも知られています。

現に歴代の社長のほとんどが営業畑からではなく、研究開発を行う本田技術研究所の出身者です。

創業者である本田宗一郎氏も根っからの職人だったのでそのスピリットが今も脈々と受け継がれているようです。

研究所が納得したものだけを世に送り出すという強い拘りを持つホンダだからこそ、海外専用モデルとして開発した「WR-V」を売れそうなサイズだからと簡単に日本で出したくないと思っているでしょう。

もしホンダが小型SUVを発売するのであれば、日本に特化したものを一から開発しないと気が済まない気質があります。

良くも悪くも頑固一徹な職人というわけです。

ということで新型「WR-V」は日本では発売されることはありませんが、代わりとなる小型SUVが開発され発売される可能性は大いにあると思います。

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実は小型SUVは欲しいと思ている

新型「WR-V」の日本での発売の可能性は低いとはいえ、ホンダとしても「WR-V」のような小型SUVのラインアップが喉から手が出るほど欲しいと思っているはずです。

昨今どのメーカーも全長4m前後の小型SUVがデビューし成功を収めています。

現在ホンダのラインアップで小型SUVと呼べるモデルは「ヴェゼル」のみですが、「トヨタ・ライズ」「ダイハツ・ロッキー」と比べるとやはり大型です。

もともとコンパクトカーを作るのが得意なホンダがライバルたちの成功をただ指をくわえて見ているわけはありません。

おそらくホンダは急ピッチで小型SUVの開発を行っていると思います。

もしかすると全く違うデザインの日本専用「WR-V」が誕生する日は近いかもしれません。

ホンダニュースソース:https://www.honda.co.jp/news/2016/4161018.html

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