どうも、Mです。
アウディ「A4」がマイナーチェンジを迎えたことで、その最強モデルである「RS4」も改良新型モデルへと進化を果たしました。
改良新型「A4」のデザインは、フロントマスクを中心に大幅なフェイスリフトが行われました。
マイナーチェンジ前のアウディ「A4」には角を強調したデザインが採用されていました。
ところがマイナーチェンジ後では角張ったデザインを一新し、よりスマートで高級感と先進性が溢れる最新のデザイン言語が採用されています。
今回はよりアグレッシブなアップデートが行われた新型「RS4」のエクステリアとインテリア、そしてスペックなどをご紹介したいと思います。
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新型「RS4」エクステリア
新型「RS4」のフロントマスクです。
まず最初に目に飛び込んでくるのは、カットラインが採用されたデイライトグラフィックですね。
これまでの「角」を強調した直線的なデザインから、「面」で発光するLEDを採用し幾何学模様を構成することで先進性をアピールしています。
また、ヘッドライト形状そのものも薄いシャープなデザインから、太く力強いデザインへと見直したことで、より一層存在感と高級感が向上しているのが分かります。
アウディのデザインアイコンである「シングルフレームグリル」の形状もさらにワイド&ロー化され、ボンネットとグリルの間には最新のデザイン言語である「スリット」が採用されています。
この「スリット」は1983年に発売されたアウディを一躍有名にした名車「アウディ・スポーツ・クワトロ」のボンネットに採用された「3本のスリット」からインスピレーションを得たデザインです。
2019年に発表されたアウディの新型車両には、この「スリット」が多く見受けられるのも特徴に一つですね。
「シングルフレームグリル」には最新のデザインのハニカムメッシュラジエターグリルが採用され、両サイドには立体的でエッジの効いた大型のサイドエアインテイクがより一層スポーティさを強調しているようです。
フロントフェンダーには「RS」ではおなじみの「ブリスターフェンダー」が採用されたことで、かなり筋肉質なボディラインが形成されていることがわかります。
私は断然、新型「RS4」のデザインの方が好みです。
新型「RS4」のサイドビューです。
「世界一美しいワゴン車」と名高い「Avant(アバント)」のボディをベースにしているだけあって、伸びやかなラインが美しく、それでいて力強さを感じるボディラインとなっています。
特に驚かされたのは、ヘッドライトからリアテールライトへと繋がっている「キャラクターライン」の存在です。
というのも、改良新型「A4」と「S4」には、この「キャラクターライン」は採用されていないからです。
あえて「RS4」のみに「キャラクターライン」を残すことでより一層前後の「ブリスターフェンダー」の存在感を高めているようですね。
新型「RS4」のブレーキには、6ピストンキャリパーを搭載したドリルドディスクブレーキが標準装備となります。
更なる制動力を求める本格派ドライバーには「400mmセラミックディスクブレーキ」がオプションで用意されています。
新型「RS4」のリアビューです。
リアテールライトグラフィックは、ヘッドライトグラフィックにも採用されている「面」で発光するLEDのカットラインデザインが採用されています。
ヘッドライトユニットのように大幅な形状変更はないものの、グラフィックが変わるだけで一段と引き締まった印象を受けます。
「RS」のデザインアイコンである「大経口オーバルマフラー」と大型のリアディフューザーが確認できます。
ハイパフォーマンカーはやはりリアビューもカッコよくなけらばなりませんよね。
リアテールライトとリアディフューザーの横にさりげなく採用されている縦のスリットが絶妙にマッチしています。
突出して目立ったラインが無いことで、全体が綺麗にまとまっている印象です。
ハイパフォーマンカーとしての存在感を演出しつつも、大人の余裕というか、エレガントさを感じるリアビューに仕上がっていると思います。
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新型「RS4」インテリア
新型「RS4」のインテリアです。
エクステリアとは違い、大幅なデザインの変更は見受けらえませんが、新しいデバイスが取り入れられています。
まずは「RS専用のバーチャルコックピットグラフィック」です。
「L」字のデジタル回転メーターを中心に「Gセンサー」を「パワー&トルク計」が採用されています。
ステアリングホイールには「F1」などにも採用されているアルカンターラ社製の高級スエード表皮が採用されています。
滑り止め効果はもちろんのこと、触り心地も極上の一品です。
オプション設定となる「ヘッドアップディスプレイ」には、速度とラップタイムなどの情報を投影することが可能です。
そして、新型「RS4」からステアリングボタンに「RSボタン」が採用されています。
この「RSボタン」を押すことで、全てのセッティングを「RSモード」へと瞬時に変更させることができます。
本来の「RS」の実力を肌で体感できる「本気モード」というやつですね。
センタークラスターに設置された固定式ディスプレイのインフォテイメントシステムは、従来の8.3インチから10.1インチへと拡大されています。
さらにタッチパネルを採用することでこれまで複雑だったロータリーボタンなどによる操作を無くすことで、より直感的に操作できるようになっています。
インテリアには、光沢のあるブラックカーボンアトラスのデコラティブパネルを採用することでスポーティ且つストイックなブラックに統一されています。
新型「RS4」のシートには「RS」の刻印とヘッドレスト一体型となったスポーツシートが採用されています。
レッドのダイヤモンドステッチがまるで頑丈な鎧のような印象を与えてくれます。
ハイパフォーマンカーらしいデザインもありつつ、上質な大人の気品を感じさせてくれるインテリアになっていると思います。
新型「RS4」スペック
新型「RS4」のスペックです。
パワートレインはマイナーチェンジ前と同じ2.9ℓV6ツインターボのガソリンエンジンが引き続き採用されています。
最高出力450PSと最大トルク600Nmという排気量からは想像も出来ないほどの高スペックエンジンがもたらす0-100km/hの加速タイムはたったの4.1秒。
この実力にはさすがという他ありません。
組み合わされるトランスミッションは大トルクに対応する「8速ティプトロニック」とアウディが誇る駆動システム「quattro」です。
最大でフロントに70%、リアに85%のエンジンパワーを配分できる機械式の「quattro」システムにより、新型「RS4」は千分の数秒単位でトルクがマネージメントされます。
新型「RS4」の妥協のないシステムは、どんなシチュエーションにおいても最大のパフォーマンスを発揮する為のシステムですね。
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まとめ
アウディのハイパフォーマンスモデル「RS4」のマイナーチェンジをご紹介しました。
新型「RS4」はエクステリアを中心としたアップデートが施されました。
これまでのデザインはロボットのようでちょっと玩具っぽかったのですが、新型「RS4」のデザインはその点を見事に見直してくれていると思います。
特にフロント周りは劇的に改善されていると感じました。
そんな待望の新型「RS4」の発売ですが、海外の自動車サイトによると2019年11月から順次開始され、早ければ2020年初めに配車が開始されると報じられています。
となると気になるのは「いつ日本で発売されるか?」ですね。
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日本発売はアウディの正式な発表を気長に待つ必要があるようです。
最後までご覧いただきありがとうございました。