アウディの主力コンパクトSUVモデル「Q3」はマイナーチェンジを受けず、次期新型モデルへと移行(フルモデルチェンジ)する可能性が高いようです。
2018年7月に2代目となる現行モデルが発表され、2023年で5年経過したタイミングでマイナーチェンジ(フェイスリフト)が行われると予想されていました。
しかし、アウディ「Q3」と思われるテスト車両を見てみると、現行「Q3」とは全く異なる意匠が採用されていることが確認されています。
テスト車両はマイナーチェンジとは思えないほど完全にフルカモフラージュされたアウディの新型SUVを見て現地のパパラッチは「あれは次期新型Q3だ!」と断言しているとのこと。
その道のプロが断言しているのであれば、それなりの情報を掴んでいるのでしょう。
今回はマイナーチェンジをすっ飛ばしてフルモデルチェンジを迎えると噂されている次期新型「Q3」を紹介します。
次期新型「Q3」は2024年末に発表される?
画像引用元:Motor1(予想CG)
アウディのコンパクトSUVである次期新型「Q3」の発表は早ければ2024年末に行われる可能性があるようです。
アウディが発表した計画によると、新型の内燃機関(エンジン)モデルの市場投入は2025年までで、2026年以降は電気自動車(BEV)のみを投入することにしています。
既存の内燃機関モデルの生産と販売は段階的に廃止し、2033年で完全終了する計画であるため、内燃機関モデルである次期新型「Q3」の発表は早ければ2024年末、遅くとも2025年前半に行われることになるでしょう。
フルモデルチェンジで3代目「Q3」へと進化するにあたり、レベル3相当の運転支援システムや14インチ以上の大型ディスプレイなどの最新デバイスがインストールされる見込みです。
アウディ「Q3」は世界的にも需要の高い激戦カテゴリーに属している割には、ちょっと地味な気がします。(筆者は現行Q3スポーツバックのオーナーです)
5年前に発表された2代目「Q3」は、10インチのデジタルメーターと10.1インチのタッチパネルディスプレイが「売り」でした。
当時は珍しく、アウディを代表するデバイスだったのですが、2023年現在では別に珍しくもなんともない装備になっています。
デジタルメーターは当たり前だし、10.1インチのタッチパネルなんてむしろ小さい部類です。
また、安全運転支援システムにおいて他ブランドの車と比べても特に秀でている点もありません。
現行「Q3」オーナーから見ても、「技術による先進」をスローガンにしているアウディにしては、現行「Q3」は「普通過ぎる車」になってしまいました。
本来ならビッグマイナーチェンジなどで販売台数の回復を望むところなのですが、アウディとしても「抜本的な見直しを行わないと売れない!」と危機感を持ったのかもしれません。
よって、アウディ「Q3」はマイナーチェンジを行うことなく、完全なるフルモデルチェンジを行う予定のようです。
アウディが発表してる新車スケジュールを考慮すると、次期新型「Q3」の発表(ワールドプレミア)は2024年末に行われ、2025年夏ごろから発売されると予想します。
次期新型「Q3」はスプリットヘッドライトを採用!
画像引用元:carscoops
次期新型「Q3」には、上下に分かれた「スプリットヘッドライト」の採用が確定しています。
上部の細長いライトは「デイタイムランニングライト」と「ターンインジケーター(ウインカー)」、下部の四角いライトが夜間走行に使用する「ロービーム」と「ハイビーム」が組み込まれたヘッドライトユニットです。
アウディ次期新型EV「Q6e-tron」から取り入れられた「スプリットヘッドライト」が、次期新型「Q3」にも採用されることになります。
一早く完全電動化計画を公表したアウディだけあって、内燃機関モデルにも電気自動車のデザイン意匠を積極的に取り入れてきたという印象を受けます。
デイライトグラフィックとヘッドライトユニットを別にすることでデザインの幅が広がるだけではなく、斬新な見た目が先進性を強調しているようなデザインになっています。
実は欧州車を中心に「スプリットヘッドライト」を取り入れるメーカーが増えているので、「スプリットヘッドライト」は今後トレンドになるような気がします。
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次期新型「Q3」はPHEVもラインアップ
画像引用元:carscoops
次期新型「Q3」にはプラグインハイブリッド(PHEV)がラインアップされることになります。
目撃されたプロトタイプには「右リアフェンダーにある燃料の給油口」とは別に、左フロントフェンダーにも給油口のようなものが確認できます。
これはPHEVの「給電口」と見て間違いないでしょう。
アウディはモデル名に「奇数」のあるものを「エンジン車」、「偶数」のものを「電気自動車」とする計画を発表しています。
つまり、次期新型「Q3」は「奇数」なので「エンジン車」であるということがわかります。
プラグインハイブリッドもエンジンを搭載しているので、前で「給電」して後ろで「給油」することになるようです。
次期新型「Q3」PHEVが日本にも導入されれば、一考の価値はありそうです。
アウディ責任者は、コンパクトなエンジンモデル「A1」と「Q2」は廃止する可能性があることを示唆していました。
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2024年末の次期新型「Q3」の発表と同時に「A1」と「Q2」の廃止も正式に発表されると噂されています。
もしかするとそこまで考慮したうえで「Q3」のフルモデルチェンジを急いだのかもしれませんね。
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