2020年10月7日、アウディの日本法人「アウディジャパン」が主力モデルであるアウディA4シリーズのマイナーチェンジを発表しました。
マイナーチェン前のA4シリーズは世界的に販売不振が続いており、アウディとしてはA4の改良は急務であったことでしょう。
アウディA4シリーズのマイナーチェンジは2019年5月にドイツ本国にて発表されて日本での発表は時間の問題でした。
しかし、2019年中の日本発表はなく、さらに新型コロナによるロックダウンによるドイツ本国の生産工場のストップなどもありこのタイミングになったと思われます。
新型車のワールドプレミアから1年以上を経て、やっと日本導入に至った新型A4シリーズですが実際の評価どうなのでしょうか?
実はマイナーチェンジ後のアウディA4シリーズの評価はうなぎ登りです!
日本市場を除いてほぼ世界中で新型A4シリーズが発売されている為、リソースは豊富に存在しています。
実際に試乗して評価を下す海外メディアの最大手「What Car?」の評価では5星中の5星を獲得、イギリスカーメディア「Top Gear」では10点満点中7点、私が好意にしている毒舌プレゼンテーター「carwow」の評価でも10点満点中8点を獲得しています。
これらのメディアはお世辞では評価しません!
本当に率直な見解で良いと感じた車にしか高評価しないメディアが高評価をしています。
特に評価されていたのは、「デザイン」「エンジン」そして「乗り心地」と「サスペンション」です。
まさに車の生命線とも言えるこれらのポイントで評価を得ることが出来る新型A4シリーズには期待しかありません。
今回はそんな高評価を得た新型A4シリーズを紹介します。
新型A4のエクステリア
新型A4のエクステリアです。
これまで抑えていたスポーティさを一気に解放したかのような前衛的なデザインへと大幅に変更されています。
まずアウディのデザインアイコンであるフロントマスクの中心にある「シングルフレームグリル」ですが、高さを抑え横に拡張されたことによりワイド&ローを強調するデザインへと変更されています。
さらにグリル内の格子デザインを横基調からメッシュデザインに変更することで上品なイメージからアグレッシブな雰囲気を演出しています。
ボンネットとグリルの間には、アウディ最新のデザイン言語である「ボンネットスリット」が採用し、さらにフロントバンパー左右の大型サイドエアインテイクデザインを採用することでより一層力強さを印象づけています。
新型A4ではサイドパネルの大幅な変更も行われています。
特に前後のフェンダーデザインでは、アウディの伝説的スポーツモデルである「ビッグクワトロ」を彷彿とするオーバーフェンダーを演出しています。
あくまでデザインなので本当のオーバーフェンダーである「ブリスターフェンダー」という名称ではなく、「クワトロブリスター」という名称になっているようです。
デザインとはいえ、実際に5mm拡張されたフェンダーデザインにより、これまで一部のアウディのスポーツモデルにしか採用されなかった主張性が強調されたのは評価するべきでしょう。
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新型A4のインテリア
インテリアデザインの変更点はそれほど大きな変化はありませんが、インフォテインメントシステムには大きな進化が見られます。
最新のインフォテインメントシステムとなる「MIB3」はアウディのフラッグシップモデル「A8」にも搭載されているシステムです。
従来の「MIB2」の10倍の処理能力を持つ他に、10.1インチタッチスクリーンディスプレイの採用による直感的な使いやすさを手に入れています。
これまでナビを操作するユニットがあった場所には小物入れが備わり、無装飾だったセンターコンソールには高級感のあるブラックガラスルックのパネルが採用されています。
従来モデルのインテリアは「スポーティ」を演出していたのに対し、新型A4では「高級感」を演出しているようです。
新型A4の価格
新型A4の価格帯ですが、エンジンは2.0Lターボのガソリンエンジンモデルのみです。(2020年10月現在)
最もベースモデルとなるA4セダン「35TFSI」で4,550,000円に設定されています。
ちなみに、アウディの真骨頂である「quattro」モデル「45TFSI quattro」の日本販売価格は5,800,000万円~に設定されています。
エクステリアの大幅な改良に加え、パワートレインには12Vのマイルドハイブリッドシステムを採用するなど新技術の搭載が確認できます。
新型A4は世界中で高評価を得ています。
販売不振と言われているモデルですが、マイナーチェンジを経て新型A4として生まれ変わるので日本市場でも人気を博して欲しいところです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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