2023年8月2日に行われた新型「ランドクルーザー250(以下:ランクル250)」のワールドプレミアにおいて、瞬く間に注目を集める存在となった「ランクルミニ(仮名)」の続報です。
「ランクルミニ」には待望のハイブリッドユニットが用意される可能性があると「Xマガジン2023年11月号」が報じています。
一足先に発表された「ランクル250」にもハイブリッドユニットが存在するのですが、残念ながら日本仕様には採用されないことが判明していました。
それだけに、もし「ランクルミニ」にハイブリッドモデルが用意されるのであれば、まさに「待望」という言葉がふさわしいモデルとなりそうです。
「ランクルミニ・ハイブリッド」は特別なモデル?
「ランクルミニ」のハイブリッドモデルは日本を含めた一部の仕向け地のみに用意される特別モデルになる可能性があるようです。
現在急ピッチで開発が進められている「ランクルミニ」ですが、東南アジア市場をメインとしているモデルです。
よって、「ランクルミニ」のパワートレインは100%内燃機関(ピュアガソリン&ディーゼルエンジン)として開発され、生産においてもタイ工場などの海外工場で行われる予定です。
ということは、『「ランクルミニ」って海外専用モデルなのか?』という疑問が生じますが、安心してください。
なんと、トヨタは「ランクルミニ」の日本仕様(日本を含めた一部の国のみ)にハイブリッドモデルの導入を計画しているようです。
トヨタは内燃機関と電気の両方を使用し、且つ、「EV」や「PHEV」のように充電設備が不要である「ハイブリッドエンジン」が日本市場では最適と判断しているのかもしれませんね。
また、兄貴分である「ランクル250」の日本導入モデルからハイブリッドが除外されたことは、「ランクルミニ」にハイブリッドモデルを用意して棲み分けを明確にするためだったかもしれません。
いずれにせよ、「ランクルミニ」にはガソリンとディーゼルの両方のエンジンが存在し、日本仕様には特別に「ハイブリッド」が用意される可能性が高いと思われます。
ちなみに、「ランクルミニ」のプラットフォームは「ハイラックス」と共有する可能性が濃厚とのこと。
さらに、様々な自動車情報サイトの情報を調べると、「ランクルミニ」に採用されると予想されているパワートレインは「ランクル・プラド(以下:プラド)」のエンジンになると報じているところが多かったです。
「ランクルミニ」に「ハイラックス」のプラットフォームが使用されていることを前提にすると、2ℓ以上のエンジンを搭載することが可能な構造となるため、「プラド」のパワートレインがそのまま流用されても矛盾はありません。
とにかく、「プラド」のエンジンを搭載したコンパクトサイズの「ランドクルーザー」というだけで注目を集めるのに、そこにハイブリッドエンジンも選択可能となればバカ売れする予感しかしません。
もし日本仕様の「ランクルミニ」のパワートレインが「ガソリン」「ディーゼル」に加え、「ハイブリッド」まで選択できるとなれば、コンパクトオフローダー市場では他に敵なしと言えるかもしれませんね。
「ランクルミニ」の日本発売は2024年後半
「ランクルミニ」の日本発売は2024年後半になると予想します。
その背景には、スズキが世界に誇るコンパクトオフローダ「ジムニー」の5ドアモデルとなる「ジムニー・ロング」の日本発売が大きな影響を与えてると言えます。
実は、スズキ「ジムニー」の5ドアモデル「ジムニー・ロング」の日本発売が2024年5月頃になるという情報があるからです。
もちろん、スズキ「ジムニー・ロング」の日本発売時期についてはメーカーによる公式アナウンスはまだありません。
しかしながら、インドで先行発売されたスズキ「ジムニー・ロング」の販売は好調であり、メーカーも日本市場への早期導入に前向きな発言をしていました。
スズキ「ジムニー・ロング」の日本導入が2024年5月頃だとしても驚かないし、むしろ、遅すぎると思うくらいです。
当然トヨタとしても、スズキ「ジムニー・ロング」の日本発売時期について独自で調べていることでしょう。
ちなみに、トヨタ社内では「ランクルミニ」は「ジムニーキラー」と呼ばれています。
このことから、トヨタでも「ジムニー・ロング」の日本導入を強烈に意識していることは言うまでもありません。
もしスズキ「ジムニー・ロング」の日本発売が2024年5月頃なのだとしたら、比較的早い段階でトヨタも「ジムニーキラー」こと「ランクルミニ」の日本発売を行う可能性が高いと思います。
よって、トヨタ「ランドクルーザーファミリー」の末弟である「ランクルミニ」の日本発売は2024年後半には行われるのではないかと予想しています。
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