アウディの主力コンパクトモデルであるAudi A3シリーズが4代目へとフルモデルチェンジされました。
新型アウディA3シリーズは2020年3月にワールドプレミアされたのですが、新型コロナの影響でウェブ上での発表となったことで華やかなデビューではありませんでしたね。
発表こそ地味でしたがその進化には目を見張るものがあります。
新型アウディA3シリーズでは、新型A1スポーツバックなどにも見られる前衛的なエクステリアデザインが採用されたのでさらに先進感のある印象を受けます。
全長と全高はそのままで全幅が3cm拡張されたことで、ワイド&ロー感がさらに強調されています。
ヘッドライトには3列×5列のLEDライトから構成される拘ったデイタイムランニングライトを採用することにより、新型アウディA3のキャラクターを一層引き立てているように感じます。
インテリアにおいても、その進化を垣間見ることができます。
アウディがライバルに先駆けて採用したデジタルメーター「アウディバーチャルコックピット」はもちろんのこと、10.1インチタッチスクリーンのインフォテイメントシステムと新デザインとなったエアコンコントロールユニットが洗練された室内を演出しています。
そして何と言っても、アウディの横置きプラットフォームとしては初となるシフトバイワイヤー式(電子信号式)のシフトセレクターが採用されたことで、まさに最新の車という感じが伝わってきます。
今回はそんな大幅なフルモデルチェンジを果たした4代目アウディA3シリーズの日本発売ですが、2020年中の発表発売は残念ながらなさそうです。
ということで、新型A3シリーズの日本発売がいつになるのかを予想したいと思います。
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新型アウディA3シリーズの日本発売時期はいつ?
新型アウディA3シリーズの日本発売は早くとも2021年の5月頃と予想されます。
その根拠は、2020年中にフルモデルチェンジとマイナーチェンジの新型車の発表が重なっていることが挙げられます。
2020年9月にようやく新型Q3が日本で発売されたこのタイミングで新型A3の発表は考えにくいです。
コンパクトSUV市場が追い風であるにもかかわらず、新型Q3は本国でフルモデルチェンジされてなんと1年半後にやっと日本発売に至っているモデルです。
アウディとしてはまずは新型Q3の拡販に注力して遅れを取り戻したいと考えていることでしょう。
さらに2020年はアウディA4シリーズとA5シリーズのマイナーチェンジも控えています。
この2モデルも本国発表から1年経過してからの日本導入となります。
アウディとしてもこれ以上新型モデルの発売でバタバタしたくないのではないでしょうか?
これらの点から推測すると、新型A3シリーズは本国発表から1年がかり、つまり2021年の春頃に日本導入し発売される可能性が高いという結論に達しました。
違う言い方をすると早ければ2021年春、遅ければ2021年の秋頃になる可能性も十分にあります。
いずれにしても、同じドイツのライバル会社と比べてもアウディの新型車は導入に時間がかかっている印象を受けます。
アウディが戦略的に遅らせているのか?日本導入時の認可がおりないのか?理由はわかりませんが、ぜひスピード感をもって販売して欲しいものです。
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新型アウディA3シリーズ新旧比較
フルモデルチェンジによって最新のデザインとコンセプトが与えられた新型A3シリーズと旧モデルを比較してみましょう。
アウディA3シリーズのボディスタイルには、5ドアハッチバックの「スポーツバック」と「セダン」の2タイプが用意されています。
今回比較するのはアウディA3シリーズで一番売れているスポーツバックです。
エクステリア(フロント)
フロントマスクにはアウディのデザインアイコンであるシングルフレームが確認できます。
新型A3のシングルフレームは高さが抑えられ横に広がっていることがわかります。
グリルの格子デザインは水平基調からメッシュデザインへと変更され、スポーティな印象です。
ボンネットとグリルの間には最新のアウディのデザインアイコンである「ボンネットスリット」が確認できます。
ヘッドライト形状は新旧共に外側が下に展開するデザインですが、ヘッドライトグラフィックには大幅な変更が加えられています。
旧型ではラインで光らせていたデイタイムランニングライトですが、新型では点で光らせるデザイン採用されています。
特にオプションで設定されている「マトリクスLEDヘッドライト」には横3列×縦5列から構成されるLEDユニットが採用されており、とても個性的なグラフィックになっています。
フロントバンパーのサイドには大型のエアインテイクがデザインされ、こちらもスポーティな印象です。
新型A3では「グリル」「ボンネットスリット」「インテイク」などの空気を取り込むパーツが大型化されているので、かなり自己主張の強いデザインになっています。
比較しているのがスポーティなエクステリアの「S line」ということもあるので余計に際立っています。
男性ウケは良さそうですが、女性ウケするかは微妙なところではないでしょうか。
エクステリア(サイド)
サイドのデザインですが、全体のシルエットや窓のデザインはキープコンセプトです。
やはり大きく変更されているのはキャラクターラインやダイナミックラインなどのパネルのプレス部分です。
旧型は前から後ろまで1本ラインが通ているキャラクターラインとドアパネル下部にデザインされた後方に向かうにつれ上がっていくダイナミックラインが特徴的でした。
新型ではハッキリとしたプレスラインではなく、前後フェンダーが盛り上がって見える筋肉質なラインに変更されています。
ドア下部にデザインされたダイナミックラインも立体感が増していてさ後方で跳ね上げるような力強いラインになっています。
新型のサイドパネルの陰影を見れば分かる通り、かなりムキムキした立体的な構造になっていることがわかります。
スマートな印象から筋肉質な印象へとイメチェンしています。
エクステリア(リヤ)
新型のリヤデザインでは旧型から持ち越されたデザインはほとんど見当たりません。
新たにデザインされたリアテールライト形状とグラフィックが確認できます。
大型のサイドエアアウトレットが採用されたリアバンパーにはサイド2本出しされたマフラーエンドがデザインされています。
サイド2本出しマフラーはカッコいいですね。
おそらくダミーだとは思いますが、それでもサイドのエアアウトレットと相まってかなりスポーティな印象です。
これまのでアウディのA3は女性にも乗りやすい上品でシンプルなデザインになっていましたが、新型は一気にスポーツ路線へと舵を切ったような感じです。
インテリア
インテリアにおいては、一気に現代らしいデザインへ進化を遂げています。
旧型のインテリアデザインもシンプルで悪くはないのですが、ナビ画面が小さかったり、丸型のエアベントだったりとさすがに古さを感じます。
新型のインテリアでは、エアベントの位置をドライバーと助手席で高さを変えていて、まるでフェラーリやランボルギーニなどのスーパーカーのインテリア風になっています。
ダッシュパネルに収められたインフォテインメントシステムは10.1インチタッチパネルディスプレイが採用され、スマートフォンやタブレットのように直感で操作できるようになりました。
さらに新デザインされたエアコンのコントロールユニットは従来のダイヤル式ではなく、ボタン式に変更されています。
数字のデザインや表記がポルシェのエアコンユニットに似ているので個人的には好きなデザインです。
そして何と言ってもA3シリーズ初となるシフトバイワイヤー式のセレクターが採用されています。
従来通りのスティック状のシフトセレクターではなく、まるでスイッチのようなシフトセレクターになるだけでこんなに先進感が増すのだと改めて実感しました。
パーキングポジションは「P」というプッシュボタンになり、「R」「N」「D/S」は中心にあるスラド式のスイッチで操作します。
新型ポルシェ911カレラも似たようなシフトセレクターが採用されているので、ちょっと得した気分になるかも?
オーディオのコントローラーもapple社のiPodに採用されていたタッチパッド式ユニットになっているため、時計回りにパットをなぞればボリュームが上がり、反時計回りになぞればボリュームが下がるという感じです。
正直、従来通りのダイヤル式の方が圧倒的に操作性は良いように思いますが、そのお陰でセンターコンソールに突起物がないのでフラットで洗練されたデザインになっています。
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画像引用元①:Audi deutschland
画像引用元②:アウディジャパン
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