レクサスは同ブランドの最高級ミニバンである「LM」の次世代新型モデルを上海モーターショー2023で発表しました。
初代「LM」の登場から4年でフルモデルチェンジを迎え、さらに進化した新型「LM」は一体どんな車に仕上がっているのか気になります。
中国と東南アジア市場でしか販売されていない「LM」ですが、今回のフルモデルチェンジを機についに日本市場に導入されることも発表されました。
レクサス新型「LM」エクステリア
レクサス新型「LM」のエクステリアを見てみましょう。
まずフロントマスクですが、レクサスのデザインアイコンである「スピンドルグリル」が進化しているのが分かります。
これまでのシルバーフレームで取り囲んだ大きな開口部ではなく、水平基調のインサートで構成されたデザインが採用されています。
フロントバンパーはエッジの利いたプラスラインが配置されたことで精悍でありながら洗練されたデザインです。
ヘッドライトユニットには最新のレクサス車で見られる「3眼LEDユニット」を採用し、デイライトグラフィックはヘッドライトを1周取り囲んだ大胆なデザインとなっています。
左右のデイライトグラフィックは物理的に繋がっていませんが、延長線上にあるデザインにする事によって「横一文字のデザイン」になっていることが特徴です。
レクサスの特徴である「スピンドルグリル」を上手に進化させて、控えめでありながらも存在感のあるデザインに仕上がっていると思います。
レクサス新型「LM」のリアデザインですが、非常に個性的なデザインが採用されていると感じました。
緩い弧を描く一体型のテールライト形状が採用されていますが、その上にもう一つ水平基調のテールライトユニットが採用されているからです。
公開された画像を見る限り、上段も光っていることからテールライトユニットであることは間違いないようです。
ポジショニングライトなのか、ブレーキライトなのかはまだ分かりませんが、このデザインは賛否両論ありそうです。
レクサスのエンブレムは新型「RX」などにも採用されている「LEXUS」エンブレムとなっています。
レクサス新型「LM」インテリア
レクサス新型「LM」のインテリアを紹介します。
まずはコックピットを見てみると、最新のデジタルディスプレイによって構成されていることが分かります。
14インチのインフォテイメントシステムの存在感も抜群ですが、物理ボタンを極力減らしたデザインが採用されたことで上品さが増しているように感じます。
ダッシュボードのデコラティブパネルとドアパネルのデザインを合わせていることで、抱擁感と高級感のある印象に仕上がっています。
シフトノブはトヨタの新型「クラウン」にも採用されているシフト・バイ・ワイヤー式のショートノブです。
レクサス新型「LM」の真骨頂とも言うべき豪華絢爛な後部座席を紹介します。
全席と後席はセパレーターで隔たれており、そこには48インチもある横長の巨大ディスプレイが設置されています。
3列シートを2列シートの4人乗りにした贅沢仕様だからこその広々とした室内空間はまさにファーストクラスと呼ぶにふさわしいものです。
其々の座席の正面には収納ボックスがあり、センターにはシャンパンホルダーが装備されているという贅沢仕様です。
センターアームレストには専用タブレットが用意されており、シート調整や空調のコントロールなどが個別に行えるようになっています。
タブレットは取り外し可能なので楽な大勢で操作するも可能です。
レクサス新型「LM」では高級仕様である2列シート4人乗りの他に、3列シート6人乗りも用意されています。
3列シート6人乗りのシートでも十分ファーストクラス並みの質感に仕上がっていることは間違いないでしょうね。
レクサス新型「LM」サイズ
レクサス新型「LM」サイズ | |
全長 | 5125mm |
全幅 | 1890mm |
全高 | 1955mm |
ホイールベース | 3000mm |
ついに全長が5mを超えました。
全体的にサイズアップしているようですが、気になる点もあります。
現行アルファードより180mmも全長が延長されていますが、ホイールベースは一緒なんですよね。
レクサス新型「LM」の全長の延長は、客室空間ではなくラゲッジスペースの確保を目的とした可能性があります。
プラットフォームは最新のTNGAにより、しなやかで快適な乗り心地を実現しつつ、従来比1.5倍のねじれ剛性を兼ね備えています。
レクサス新型「LM」グレード
レクサス新型「LM」は2グレード構成で発表されます。
エントリーモデルとなるのは、2.5ℓ直4ガソリンエンジン+次世代ハイブリッドモーターを搭載する「350h」。
「350h」には前輪駆動と四輪電動モデルである「E-Four」が用意されます。
トップグレードとして、2.4ℓ直4ターボガソリン+デュアルブーストハイブリッド(eAxle)を搭載する「500h」が君臨します。
次世代モデルらしくどちらのグレードもハイブリッドシステムとなっており、日本仕様でも同じグレードとパワーユニットが採用されるとみられています。
レクサス新型「LM」日本発売は2023年秋頃
レクサス公式HPにて、レクサス新型「LM」の日本発売は2023年秋頃を予定しているとアナウンスされました!
ついにレクサスの高級ミニバン「LM」が日本に正式導入されます。
何より驚いたのは、レクサス新型「LM」の発表が兄弟車でもあり2023年6月に発売されるトヨタの高級ミニバン「アルファード/ヴェルファイア」よりも前に行われた事です。
トヨタ新型「アルファード/ヴェルファイア」の発表前にレクサス新型「LM」を発表しなければならない理由があったのかもしれません。
例えばレクサス新型「LM」の高級感や存在感が薄れてしまうほど、トヨタ新型「アルファード/ヴェルファイア」の仕上がりが良いとか・・・・・。
いずれにせよ、レクサス新型「LM」の日本導入は2023年秋頃に、トヨタ新型「アルファード/ヴェルファイア」の発表は2023年6月に行われます。
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