【自動車保険】個人賠償責任保険の事例と驚きの賠償額とは?おすすめの保険特約!

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今回ご紹介するお役立ち情報は、自動車保険で加入できる「個人賠償責任保険」です。

そもそも「個人賠償責任保険」って何?

「個人賠償責任保険」とは、日本国内、国外を問わず記名被保険者とその家族の日常生活における偶然な事故で、法律上の損害賠償責任を負担することによって被る被害に対して、保険金を支払う保険です。

この「個人賠償責任保険」は、火災保険や傷害保険でも追加オプションとして加入できます。

さらには、クレジットカード会社にもよりますが、ゴールドクラス以上で自動付帯されているケースもあります。

今回ご紹介するのは、自動車保険に付帯できる個人賠償責任保険で、個人賠償責任特約と呼ばれているものです。

損害賠償っていう言葉はニュースとかで聞くけど、あんまり身近な感じがしないなぁ

と思ったあなた、ちょっと待ってください!

「損害賠償責任」は、常にあなたの身近に潜んでいます。

もしかすると、今から1分後に、あなたは「損害賠償」をしなければならなくなる可能性があるのです。

まずは損害賠償の実際のケースと実際に個人賠償責任特約によって保険金が支払われたケースを、私自身が自動車のセールスで経験したものと、保険会社から聞いた話を具体的にご紹介しましょう。

目次

損害賠償①愛犬が他人にケガを負わせてしまった

まずは、保険会社から聞いた、保険契約者の愛犬が人を噛んでケガを負わせてしまったケースからご紹介しましょう。

その愛犬は、あなたが家に帰ってくると、今にも飛んでいきそうなくらい尻尾を振って、全身で嬉しさを表現する、あなたに従順な可愛いチワワです。

誰にでも人懐っこい子で、ちゃんと言うことも聞くし、しかも小型犬なので、他人を噛むなんてことなんてない、まぁ、最悪、噛んでもそんな大事に至ることはないだろうと思っていました。

正直な話、人も機嫌良いときと悪いときがありますよね。

生まれてからずっと機嫌がいい人なんてあったこともありません。

ワンちゃんだって機嫌がいいときもあれば、悪いときもあります。

噛むこともあります。

ただこのケースは、「愛犬が他人を噛んでケガを負わせた」というケースではありません!

このワンちゃんは人懐っこい性格で、人を見ると嬉しくて駆け寄っていくんです。

しかし、この世の中には犬が嫌いな人がいます。

大きかろうが小さかろうが犬がダメな人はダメなんです!

そのワンちゃんが駆け寄った結果、その人は驚いて横転して、頭、腕、腰を骨折し、入院を余儀なくされてしまいました。

ワンちゃんは危害を加えようとしたわけでもないので、あなたもまさかこんな事故が起こるなんて想像もしていませんでした。

非常に悲しい事故ですよね。

そのときの損害賠償は、

2,000万円

です。

愛犬が引き起こした悲しい事故ですが、この賠償責任は自動車保険で加入していた個人賠償責任特約で対応するとが出来ました。

ちなみに、私の愛犬家です。トイプードルを飼っているので、胸が締め付けられるような事故ですし、明日は我が身と他人事とは思えない事故です。

損害賠償②ショッピングカートで他人の車を傷付けてしまった

次は、私のクライアント様がショッピングセンターで人の車に傷をつけてしまったケースです。

クライアント様がコストコに買い物に行った時の話です。

ちなみに、「コストコ」ってご存じですか?

コストコはアメリカに本拠地を構える会員制のお店です。

お店という規模ではなく、もはや、倉庫に直接買いに行っていると言った方がいいかもしれませんね。

とにかく、なにもかも「アメリカンサイズ」のお店です。

ソフトボール並みの大きさのマフィンが12個入って1,000円とか、キロ単位で売っている肉、でっかいアスパラガスといった日本のスーパーなんかではお目にかかれない食品。

10人入るテント、10人掛けのソファー、カヤック、腕時計、洋服、冷蔵庫、眼鏡、洗剤など多岐にわたる商品ラインナップなどが人気の「黒船デパート」です。

コストコに行ったことがある人はわかると思いますが、ここのショッピングカートの大きさと重さは規格外です!

コストコでは、買い物が終わればみんなショッピングカートで自分の車まで荷物を運んでいきます。

荷物を積み込み、一番近くにある「ショッピングカート置き場」に戻せばOKというわけです。

そこそこ広い駐車場ではあるんですが、これって、日本人の性ってやつでしょうね。

みんなバック駐車するんです。

車のトランクは、フェラーリやランボルギーニなどのスーパーカーでない限り、後ろにありますよね?

荷物を後ろに乗せる為に、車と車の間をショッピングカートで抜ける必要があるんです。

この車と車の間を通っている時に、他人の車にショッピングカートを当ててしまい、損害賠償をしなければならなくなりました。

この時の損害賠償は、

15万円

でした。

このケースにおいても、自動車保険に付帯した個人賠償責任特約でカバーしています。

損害賠償③自転車に乗っていて他人にケガをさせてしまった

自転車に乗っている人が歩行者に接触してケガを負わせてしまったケースです。

もはやご紹介するまでもない問題かもしれませんが、だからこそ、今一度実感してみましょう!

本来自転車は軽車両扱いのため、車道を車と一緒に走行しなければならないのですが、実際はどうでしょうか?

自転車に乗っているほとんどの人が、車道ではなく、歩道を走行していますよね。

歩道には歩行者が行き交っています。

自転車に乗っている人も歩行者に接触しないように細心の注意を払って走行しているはずです。

しかし、事故は絶えません!

電動自転車に乗っていた女子大学生が、歩道で高齢の女性と接触し、高齢女性が死亡してしまうという痛ましい事故がありました。

しかもこの女子大学生は右手でスマホを操作し、左手には飲み物を持ち、さらに、イヤホンで音楽を聴きながら自転車に乗っていたということで、ニュースにもなりました。

もちろん、この女子大学生は逮捕され、当然、損害賠償も発生します。

自分の過失で人を殺めてしまったという自責の念だけでも大変でしょうが、さらに、経済的な負担ものしかかってきます。

それでは保険会社から聞いた、この事故とはまた別のケースをご紹介しましょう。

あなたは、自転車に乗って通勤しています。

いつも通っている見慣れた歩道、通勤時間には余裕を持っており、たいしてスピードも出ていません。

快調に自転車を漕ぎ進めていると、前方に人影が見えてきました。

その人の左側のスペースが空いていたので、あなたは左側を抜けようとしたその時!

その人が急に左に進路を変えました。

あなたは、焦ってブレーキを掛けますが間に合わず、その人と接触してしまいます。

ガッシャーン!!!!

この事故によってその人は、前歯を2本折り、あばらを骨折、ひざと腰を強打し、入院しなければならなくなりました。

この事故によってあなたが負わなければいけない損害賠償金額は、

なんと、

9500万円

です。

このケースにおいても、自動車保険で加入できる個人賠償責任特約で支払われています。

いつも気軽に使用している自転車は時として凶器となります。

そして自転車が接触した箇所に与える衝撃は、想像以上の破壊力を持っているのです。

「自分は自転車使わないから大丈夫」

と思っているかもしれませんが、あなたの大切な家族はどうでしょう?

もしあなたが、両親、兄弟、配偶者、子供、親戚などと同居していれば、誰かが自転車を使用している可能性は高いはずです。

そうなると決して軽視できる問題ではないのです。

損害賠償④その他の事例

個人賠償責任特約が適用される日常生活で起こるまさかのリスクは挙げるとキリがないので、実際に保険金が支払われたその他の事例と金額をご紹介します。

その他の事例①

子供が友達とキャッチボールをしていて他人の家のガラスを割ってしまったケースです。

まさに、サザエさんでカツオ君がよくやるパターンですね。

この事故の損害賠償事例は、10万円です。

その他の事例②

店内に陳列している商品を子供が落として破損させてしまったケースです。

子供は好奇心旺盛です。

ダメと言われれば、したくなるという、ある意味「芸人」みたいなところがあります。

ちょっと子供から目を離した隙に、子供は店内を移動し、気になる商品を手に取り、なんかの拍子で落として破損させてしまうケースは意外と多いのではないでしょうか?

私もお店で子供が壊してしまったものを買っている家族と、とにかくひたすら謝って買わない家族を見たことがあります。

この事故の損害賠償事例は、10万円です。

その他の事例③

水道の蛇口の閉め忘れによってフロアが水浸しになり、さらには、マンションの階下に水漏れを起こしてしまったケースです。

洗面台のシンクには水が溢れないように穴が開いているし、浴槽にしても、排水口があるので、フロアが水浸しになる可能性って低くない?

と思うでしょ?

これ、意外と多いそうです。

ちなみに、階下の方への損害賠償事例は70万円とのことでした。

個人賠償責任特約の支払上限額はいくら?

あなたの損害賠償を支払ってくれる個人賠償責任特約ですが、正直いくらまで払ってくれるのか気になりますよね?

上限額はあなたが加入している保険会社によって違いってきますが、概ね、

1億円~無制限

となっています。

1億円でも十分ですが、無制限はありがたいですね。

ちなみに、海外でも個人賠償責任特約が適用されるものもありますが、ほとんどが

1億円

となっています。

しかも日本国内における事故の場合、保険会社があなたと被害者の間に入り、示談交渉まで行ってくれるのは本当に魅力です。

あなたが偶発的に壊してしまったり、人にケガを負わせてしまった事故なので、いくらか払わなければならないのでは?

と思うかもしれませんが、あなたの自己負担額はありません。

さらに、自動車保険では「特約」と名の付くものは、それ単体で使用しても、保険の更新時の保険料に影響しないのです。

つまり、個人賠償責任特約の請求においても支払上限を超えなければ、自己負担額はなし。

個人賠償責任特約を使用することによる保険料の変動もなし。

ということです。

個人賠償責任特約の保険料はいくら?

日本国内の損害賠償においては、1億円から無制限でカバーし、国外においても、1億円までカバーする、そんな足長おじさんのような保険がタダのわけはありません。

これはお金を出して加入しなければならないサービスです。

その気になる追加保険料は、保険会社によって違いはありますが、年間でなんと!

2,500円(税込)

程度です。

年間ですよ!年間!

月額にすると、

208円(税込)

です。

えっ?そんなに上がるのと思った方は、月にペットボトルのソフトドリンク、もしくは、お茶を1本だけ減らして、保険料としてみるのもいいのではないでしょうか。

そのほぼペットボトル1本ほどの値段で、あなたが起こすかもしれない万が一の損害賠償金額を網羅することが出来るからです。

損害賠償のケースでもご紹介したように、あなたが被る「法律上の損害賠償責任」は、あなたが思っている以上に身近にいますからね。

だたでさえ事故なんて起こしたら苦痛です。

精神的にもですし、もちろん財布にも大打撃ですから。

個人賠償責任特約は同居の家族なら誰でも対象!

自動車保険では一般的に、運転者の年齢や範囲をあらかじめ設定することで、保険料を決定します。

その設定した条件下での事故のみを補償するのですが、個人賠償責任特約はその設定した条件の限りではありません。

運転者の年齢や範囲は関係なく、同居の家族ならどなたでも補償の対象となるのです。

①記名被保険者(保険契約者)

②配偶者

③記名被保険者または配偶者の同居の親族

④記名被保険者または配偶者の別居の未婚の子ども

ちなみに、②の配偶者の定義は、保険会社によって違いますが、事実上の妻にあたる「内縁の相手方」も含みます。

また、保険会社によっては、「同性のパートナー」も配偶者としているところもあります。

④まで補償の対象になることは、学校で親元を離れて暮らすお子さんがいらっしゃるなら非常に心強いですね。

しかもこの個人賠償責任特約に加入するのは1つの保険だけいいんです。

もしあなたの同居する家族の内、自動車保険に加入しているのが、あなたと配偶者だった場合、どちらか一方の自動車保険で個人賠償責任特約を付帯すればいいわけです。

要は、同居している家族の誰かが自動車保険に「個人賠償責任特約」付帯していれば補償の対象の範囲で損賠賠償責任よって被る金銭的被害をカバーすることができるというわけです。

個人賠償責任特約で補償されないケース

これまで個人賠償責任特約がいかにお得で必要なものなのかご紹介しましたが、全ての法律上の損害賠償責任を補償することはできません。

あくまで、アクシデント、つまり、思いがけない事故によるものが大前提です。

ですので、まず「喧嘩」による損害賠償責任は補償されません。

いくら相手から喧嘩を吹っかけてきたと言ってもダメです。

理由はどうであれ、喧嘩は「意図的」に人や物を傷つける行為になります。

次に、親族間でのトラブルです。

例えば、子供が自転車でおばあちゃんに接触して、おばあちゃんが怪我をしたとしても、補償の対象にはなりません。

これは保険金の不正請求を防止する観点から対象とならないので注意が必要です。

最後に、友人や知人から借りたものも補償対象外となります。

借りたものはあなたの管理下にあるものですので、いくら他人のものとは言え、個人賠償責任特約においては、あなたのものと定義され補償の対象とはなりませんので注意してください。

お店に陳列している商品や貸し借りの出来ないものを偶発的な事故により損傷させてしまった時のみとなります。

以上のように、個人賠償責任特約に加入しているからと言ってすべての事案を補償しませんので、その都度、加入している保険会社への確認が必要です。

あなたの自動車保険は大丈夫ですか?

自動車保険に個人賠償責任特約があることを知らない方はまだ沢山いらっしゃいます。

万が一のリスクからあなたとあなたの家族を守る保険です。

もちろん保険料は別途必要ですが、高くて年間で2,160円程度、月額は180円です。

高いと思うか安いと思うかは、あなたの判断にお任せしますが、毎月約ペットボトル飲料1本分の保険料で、あなたとあなたの家族の日常生活を守ることが可能になるかもしれない保険です。

あなた一人だけならまだしも、あなたの配偶者、同居のご家族の行動をすべてコントロールすることはやはり難しいことでしょう。

ですから、私は、私が起こしてしまった事故が原因で、私に課せられる経済的苦痛を1つでも減らすために、個人賠償責任特約を付帯しました。

その分、毎月ペットボトル飲料を節約すれば、実質数十円で家族を守れるわけですからね(笑)

自動車保険は、自動車事故に特化した保険です。

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この記事を書いた人

クルマ好きが高じて自動車業界に就職。国産ディーラーと高級輸入車ディーラーの営業マンとして15年以上従事し、合計1000台以上の新車・中古車の販売に携わりました。クルマが大好きな自動車営業マンが大好きな自動車に関するのお役立ち情報や最新モデルの情報を独自の観点から発信しています。

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